
前半をお聴きいただき、このポッドキャストの壮絶な制作背景がお分かりいただけたと思います。「時間をかければかけるほど良いものが完成する」というのが正しいかどうかは知りませんが、我々が我々のプロダクトに対して十分なクオリティコントロールを遵守していくためには、夜中に何時間も、冴えたアイデアが出るまで決して終わらない打ち合わせとかを続けることが必要なのです。
面白いポッドキャストを作るうえで絶対に欠かしてはならないポイントが「独自性」と「ステートメント」だと思います。まずもって、このポッドキャストでしか得られない体験はあるのか。そして、このポッドキャストはどんな目的意識を持ち、どのように社会を捉え、どうアプローチしているのか。この2つがないものは凡百のそれに終わります。人は簡単に忘れるし、忘れられた者の骨が丁寧に拾われることは滅多にない。そのことに対する強い絶望と危機感があるからこそ、我々は何時間も打ち合わせをし、必死にミッシングリンクを探すわけです。たった数日で忘れ去られるような一時の話題ではなく、時代を長期的に捉え、この先振り返った際にも有効なトピックを選別し、誰も思いつかないような過剰な接続と飛躍を介して、そして最後にようやく「本当」のことへと着地する。それが『コンテンツ過剰接続』のアイデンティティです。今回の特集は自己紹介回であり、カルチャー活動の最先端がサウナからポッドキャストになった時代に対する、我々からの宣言でもあります。どうぞお聴きください。