
今回のテーマは「日常食の非日常化」による新たな気分を突いたコミュニケーションについて。鰻やサンマなどこれまで空気のように存在した日常のあたりまえが失われる時、改めてその本来価値に光が当たり、まばゆい輝きを取り戻します(この秋久しぶりにみた脂の乗った一本300円のサンマは本当にまばゆかった)。人々の価値観の揺り戻しが起きる時、それに呼応してブランドコミュニケーションも動きます。
食材の供給難と同時に常態化していたデフレが終わり、もはや鰻は手の届かない高級食材となりました。米やサンマは店頭から姿を消し、一時的にだが物理的に手が届かない存在に。これまで空気のようにあたりまえに存在したからこそ、その前提が覆った時の世の中のキブンの動き(動揺)は大きくなります。今回は、食べログ、ホットペッパーグルメ、ミスド、各社のハワイキャンペーンなどの事例を通して、この気分の揺らぎを受けて生まれている新たなマーケティングコミュニケーションの兆候に焦点をあてます。
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