022.日曜は休業、それでも全米No.1!Chick-fil-Aから学ぶ飲食店の本質
リピート率への挑戦 | 繁盛店をつくるアプリ開発の裏側
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2 weeks ago
022.日曜は休業、それでも全米No.1!Chick-fil-Aから学ぶ飲食店の本質
ニューヨークからボストンまでの長いドライブ。その道中で出会った話題をきっかけに、飲食業における“体験価値”の重要性を改めて実感しました。
ニューヨークからボストン、さらにイチロー選手に会いに行くため延々と続いたドライブの途中、友人から紹介されたのが、アメリカで最も支持されているファストフードチェーン「Chick-fil-A(チックフィレイ)」でした。全米に約3,000店舗を展開し、顧客満足度ランキングで11年連続トップ、さらに10代から最も支持されるレストランブランドとして7年連続首位を獲得しているという驚異的な実績を誇ります。
ところが、いざ訪れようとすると日曜日は休業。創業者がキリスト教徒で、「日曜日は礼拝のために休む」という方針を今も守り続けているのです。ファストフード業界で日曜休業は“非常識”ともいえる決断。それでも顧客満足度でトップを維持できるのは、徹底した接客文化にあります。スタッフは「You’re welcome」の代わりに「My pleasure」と応える。その小さな一言の積み重ねがブランドの魅力となり、熱心なファンを生み続けているのです。
この体験から改めて感じたのは、飲食業の価値は「商品」だけでなく「体験」に宿るということ。美味しい料理は大前提ですが、それに加わるスタッフの笑顔や清潔感、丁寧な接客が、ブランドへの信頼や心地よさをつくります。日本でもスターバックスやディズニーランドを思い浮かべると分かるように、接客の質が顧客満足度を大きく左右し、ブランド価値を押し上げているのです。
さらに、僕が携わる飲食店向けアプリ開発の現場でも、お客様からのアンケートをどう受け止め、改善に活かすかが企業の差となります。コロナ禍からのV字回復が早かったのは、やはり顧客満足度を高め続けてきた店舗。料理の美味しさだけでなく、「人」がつくる体験価値を大切にする姿勢こそ、ブランドを長く愛されるものにしていくのだと改めて学びました。
次回こそはChick-fil-Aを味わいたい!という心残りはありますが、この経験は飲食業の本質を深く考えるきっかけになりました。ぜひ一緒に「飲食店の真価」について考えていただければ嬉しいです。
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