
熊本・阿蘇のカルデラのまんなかで、山が噴煙を上げる風景を日常にしながら、「0歳から高齢者まで、障害の有無をこえていっしょに生きる場」をつくり続けている人がいます。作業療法士であり、一般社団法人SOL代表理事の中山千春さんです。
今回のエピソードでは、中山千春さんをゲストに迎え、「精神科作業療法士」から「阿蘇のインクルーシブな場づくり」へと至る約20年の歩みをたどります。急性期の精神科病棟で、発達特性のある人たちが二次障害として精神疾患を抱え、入院に至る姿を見続けた日々。そこから「予防」と「親子の愛着形成」に焦点を移し、地域での療育と場づくりを決意した経緯が語られます。
舞台は、阿蘇郡高森町。世界最大級のカルデラの中で、SOLは「森のようちえん×障害児通所支援」のインクルーシブな保育、自然体験と造形を組み合わせたアトリエ、学校に行きづらい子どもや親子の居場所「フレデリック」、高齢者も通うコミュニティジム「LAクベル」など、9つもの事業を展開しています。
森のようちえんの場面では、教室の中では「落ち着きがない」と言われてしまう子が、森に出ると弓矢づくりや木登りの名人になり、みんなに頼られる存在になる。こだわりが強いと言われる子が、虫博士として一目置かれる存在になる。そんな具体的なエピソードを通して、「環境が変わると、その子の見え方そのものが変わる」ということが、立体的に浮かび上がってきます。
さらに後半では、廃校になって20年の木造校舎「旧上色見小学校」を引き継ぎ、私設図書館と森をつなぐ「森の図書館」構想についても語られます。本と森を行き来できる散歩道、地域の人も都市部の親子もふらっと立ち寄れる場所、そしてそこで育つ子どもたちが、将来の森林・地域を支えていくかもしれないという長いスパンのビジョン。
「作業療法」と「自然体験」、「インクルーシブ教育」と「地域づくり」。一見バラバラに見えるピースが、中山千春さんの話を通して、ひとつの大きな物語としてつながっていきます。森のようちえん、発達支援、野外教育に関わる人にとって、あらためて「場をどう編むか」を考えるヒントがたくさん詰まった回です。
ぜひ最後までお聴きください。
作業療法士の視点から自然体験・森のようちえんを深掘りしたポッドキャスト(中山さんと黍原の対談)はこちら
【ゲストスピーカー】
中山千春さん
一般社団法人 SOL
https://www.sol-momo.com/
【パーソナリティ】
黍原豊
一般社団法人 三陸駒舎
https://kamakoma.org/
https://x.com/kibihara
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