
コミュニティをもっと楽しく もっと先へ。 こんにちは、さかい美佐です。
今日は、#109 コミュニティの『マネージャー・ケア術』〜燃え尽き防止の5つの科学的設計〜について話します。
結論:コミュニティマネージャーの燃え尽きは「気合」ではなく「設計」で防ぐ——精神論から科学的なセルフケアシステムへの転換が必要
その理由を3つお話ししますね。
まず1つ目、運営者の心の疲れは、仕事の量ではなく「気持ちの量」に比例するということ。コミュニティ運営って、気づけば「人のため」の時間でいっぱいになっていませんか?相談に乗って、場を整えて、トラブルがあれば火消しもする。でもふとした瞬間、毎日が区切りなく延々と続くような感覚になっていませんか?人の話を聞きすぎて、自分の感情を後回しにしてしまう。期待に応えようとしすぎて、いつの間にか自分のバッテリーが空っぽになっている。この感覚、おそらく誰にでも経験があると思うんです。
2つ目は、「優しい人ほど長く続かない」という矛盾を解決する必要があるということ。私も29年、いろんなコミュニティを運営してきて、他のコミュニティも観察してきています。今相談にお答えしてきて感じるのは、まさにこの矛盾なんですよね。頑張ることが悪いんじゃなくて、「仕組みで自分を守る」という発想がまだ足りないだけなんです。私自身も、様々な経験を経て無意識にやっていたことを、今回記事にしてみました。精神論じゃなくて、設計によるセルフケア。気合じゃなくて、科学的なシステムで自分の感情を管理し、守る方法があるんです。
そして3つ目、視座を上げて「もう一人の自分」で自分をコントロールする必要があるということ。これを書くと精神論として感じるかもしれないんですけど、自分の動きをコントロールできるよう、一つ視座を上げた自分を置く必要があるんです。私の場合、さかいA、最前線でコミュニティ運営する役。そしてさかいB、さかいAをコントロールする監督役。このコントローラーさかいが、最前線のさかいの距離感だったり、立ち位置を変えたり、前に回ったり後ろに行ってみたりと、コミュニティ全体を見つつ動かすんです。
では、具体的にどうすればいいか、5つの科学的設計から特に重要な3つをお伝えしますね。
アクション1:感情労働を定量化して「何に消耗しているか」を把握する 100ポイントシステムっていう考え方があって、挨拶投稿でマイナス1ポイント、トラブル仲裁でマイナス20ポイント、みたいに心のバッテリーを管理するんです。スマホ方式ですね。「感情バッテリー10%だから企画は明日にしよう」って客観的に判断できる。でもこれ、全部ポイント化しなくちゃいけないってことじゃないんです。何にあなた自身が最も消耗するのか、そしてペース配分。私の例で言うと、イベント企画はワクワクするけど、イベント告知でFacebookグループに掲載するのはあまりワクワクしない。だから朝が最も集中力が高いので、企画や考えたい議題を朝に取り組む。そして1つワクワクする企画に25分×2セット取り組んだら、あまりワクワクしないけどやるべきことを終わらせる。終わったら次の好きなことをやる。これの繰り返しなんです。鼻先にんじんぶら下げ戦法ですね。
アクション2:境界設定のファイアウォールを明確に構築する 「夜10時以降DM見ません」じゃなくて、「メッセージは朝何時から夜何時までで対応させていただきます」って明記する。書き方一つで印象が変わるので。正直、私は全く時間制限をつけていませんでしたが、他のコミュニティマネージャーには勧めています。なぜ私がつけていなかったかというと、「時間ではなく内容次第で決めたい」「緊急案件や即対応した方がいいものもある」「即返せなくても気に病んでいない」からなんですね。これも人それぞれ。ファイアウォールって冷たさじゃなくて、「いつなら確実に頼れるか」っていう予測可能性の提供なんです。無秩序な優しさから、健全で長続きする信頼関係への転換ですよね。
アクション3:自分専用の「セルフコントロール仕様書」を作る これが一番大事かもしれません。あなた自身のリカバリー方法は、あなたが決めないと作動しないんです。ぜひ参考にしつつも、独自のセルフコントロール仕様書を作るイメージでリストアップから始めてみてください。私で言うと、消耗して充電のスパンが短いんです。スマホを充電しつつ使っているようなイメージなので、擦り切れるまでエネルギーが下がることはありません。バッテリーの寿命には良くないのかもしれないですけど、自分が消耗し切った場合、メンバーに迷惑がかかるので避けるような仕様書にしています。「家族と過ごす週末が何より充電」であれば、ご対応は土日祝を除く、って明記すればいいはずです。人それぞれ違いますから。
今日は以上です。頑張るあなたを応援しています!
最後まで聞いてくださってありがとうございます。いいねやコメントくださると嬉しいです。コメントにご質問も待ってますね、さかい美佐でした。