今夜は谷崎潤一郎『卍(まんじ)』。物語の構図(園子・光子・綿貫・夫の四角関係)に少し触れつつ、Audible版で斉藤範子さんの朗読がどれほど作品世界を立ち上げるかを語ります。
斉藤さんが谷崎作品『細雪』にて小唄まで声で織り上げる巧みさから、後半は温泉津小唄へ。作詞・野口雨情、作曲・大村能章、歌唱・市丸という来歴と港辺の歌碑にも言及します。
※相関関係に軽いネタバレあり。気に入ったらフォローを。