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人生講座
武田邦彦
11 episodes
10 months ago
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人生講座(6) 治療とはなにか?医師とは?
人生講座
8 minutes
11 years ago
人生講座(6) 治療とはなにか?医師とは?
「tdyno.236-(8:07).mp3」をダウンロード タバコ、コレステロール、血圧について整理をしてきましたが、 有名なアメリカの医師や高名な日本の医師で次のように言っている人もおられます。 1)可能ならすべての薬を中止せよ、 2)老人のほとんどは服用している薬を中止すると体調が良くなる、 と言っています。 ・・・・・・・・・ また、3万人を超える自殺者に対して2000人を対象に生活習慣を調べた結果によると、喫煙者は一人もいなかったということです。確かに、左手でタバコ、右手におちょこという人が人生に悩んで自殺するということもないように思います。 実は、タバコの成分(おそらくニコチン)は頭の活動を司るドーパミン、セロトニンのような活性物質と反応し、その量を調整するのではないかと言われています。頭が混乱したとき、なにかの拍子で思い込んだとき、タバコで一服してスッキリさせるということはごく常識的なことです。 「禁煙活動は人を自殺に追い込んだ」という表現は少し言い過ぎな感じはしますが、タバコの効用や、自殺者の生活習慣について、もう少し真剣に取り組むべきと思います。 ・・・・・・・・・ 電車に飛び込んで自殺する人が後を絶ちませんが、45才以上の男性で飛び込み自殺をした人を調べたところ、ほぼ全員がコレステロールの降下剤を服用していたという調査もあります。 コレステロールは性ホルモンの原料でもあり、体の調子を整えるために重要な物質です。たしかに過剰のコレステロールは動脈硬化などを起こしますが、年をとって自然に硬化する動脈をコレステロールの降下剤で防ぐことが本当にできるのか、それは全身の健康にどのような影響があるのか、研究はそれほど進んでいません。 ・・・・・・・・・ このブログの「専門家」の議論で何回か取り上げたのですが、医師が「治療」から「予防」にその業務範囲を広げたとき、充分な議論がなかったと私は考えてきました。 「治療」は「故障した車を直す」ということですから、部分的であり、普通は「旧に復する」のが目的です。ですから医師は全身の健康も考えますが、第一に傷や病気を治療することを第一とします。 しかし、「今、健康な人で将来、病気になるかも知れない」という人を「予防」するのは、まったく見方が違います。まず、「日本人の人生はどのようにあるべきか」についての社会的合意が必要です。(毎日の楽しさ)×(生涯日数)が最大になればよいのか、それとも(生涯日数)だけが問題なのかもハッキリしていません。さらには、(毎日の楽しさ)とはどういう状態なのかも議論は不十分です。 たとえば、タバコを吸った場合、仮に1000人に1人が(タバコを吸ったことで余計に)肺がんになりやすいとします。この時に、この1000人がタバコを吸う楽しみを奪われるということを考えるのか、肺がんになった一人の人だけに注目するのか、それも考えなければなりません。 タバコというと「俺には関係がない」という人もいるでしょう。これを「お酒」とするとどうでしょうか? お酒の好きな人は「お酒を飲めば1000人に一人の肝臓病、飲まなければ1000人に1人の中にも入らない」と聞いたら、おそらく「そのぐらいなら、お酒を選ぶ」という人が多いと思います。 ・・・・・・・・・ 医師が「治療」について絶対の権限を持っていることはこの社会で必要なことです。でも「予防」について絶対の権限を持つにはプロとして必要な「普遍的原理」の必須要件が満たされていないと私は考えます。 お酒、タバコ、コーヒー、コレステロール、血圧、食塩、ケーキなど日常生活で私たちが必要とするものを社会的に、かつ強制的に制限するというのはきわめて危険です。多くは「少ない方が良い」というのではなく「適正量がある」とか、「コントロールを失う病気になったら治療する」というものではないかと思うからです。 タバコのことをきっかけに多くのお医者さんに厳しい議論を投げかけると、必ずしも「日本人の人生」について明確な答えは返ってきません。むしろ、環境問題でよく見られるように「俺の人生は正しいから、それに基づいて指導する」という考えも見られます。 「治療」ではなく「予防」の時に、医師や社会がどのぐらい個人の行動を制限することができるのか、「迷惑をかける」というのはどの範囲を言うのか、もう少し論理的で学問的な議論を求めたいと思います。 ・・・・・・・・・ ところで私のような「教師」というのも専門職ですが、大学の講義を見ていると、「大学の先生は普遍的な事実を学生に教えるのであり、自分だけの考えを学生に教えてはいけない」というプロの原理を良く理解されていない先生が多いように思います。 かつては欧米で書かれた確立した教科書に基づいていたのですが、学問が多様化し、社会との距離が縮まるとともに、実にいい加減なことを教えている先生が多いのですが、このようなことも「御用学者」を生んだ一つの原因になりました。 「いい加減で良い」というのは、医学でも科学でも同じく注意を要します。 (平成24年9月6日)
人生講座