
ようこそ、まだ開店前の「スナック3つの扉」へ。
ここはちょっと変わったスナック。
“愛”“歌”“宇宙”という、三つの扉が並んだ入り口が目印です。
誰かがふと立ち寄るまで、
マスターのりょうと、相方の愛之助がぽつぽつおしゃべりしてます。
日々のつぶやき、ちょっとした違和感、遠くのニュース、誰にも話さなかった気持ち――
そんなものをつまみに、ゆるりと語らう夜の時間。
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第2夜「桜島とマンボウとおとなの顔が濡れる夜」
学級閉鎖で帰ってきた子どものテンションの話から始まり、
「なぜ大人はキレる時とキレへん時があるのか」
「前頭葉のブレーキってなんなんやろ」
そんな“怒りのスイッチ”について語り合う夜。
そこから話題は桜島へ。
噴火の映像に走る“火山雷”。
火山灰の中で生まれる静電気の雷と、
子どもが全力で泣く姿が、どこか同じ「生きてるエネルギー」に見える――
そんなりょうの言葉から、会話は深まっていく。
さらに、世界のカップヌードルの話、
アンパンマンミュージアムのお父さん同士のケンカ、
マンボウは寂しがるのか問題まで、
小ネタを拾いながらも、テーマはずっと「人間らしさ」。
最後は、
「大人もエネルギーは減ってへん。使い方が変わっただけ」
という愛之助の言葉から、
“そのエネルギーを歌に変えたい”というりょうの思いに合流。
人間は夜に歌える。
外敵に襲われへん安心の中で、
宇宙に向かって歌える生き物やから。
そんな“歌う理由”をそっと確かめる回になった。
#スナック3つの扉