
「肌荒れ」って言ってもはっきりとした定義はありません。自分に起きた肌荒れを想像してみてください。なんか乾燥していたり、ニキビができたり、毛穴が目立ってきたり、さまざまかと思います。肌荒れが起きている時ってどんな肌状態なんでしょうか?
健康な肌は角層が整い、バリア機能が正常には働いている肌。キメが整いなめらかで、肌には十分なうるおいが保たれており、外からの刺激を受けにくい状態です。
肌荒れした肌は、角層が乱れ、バリア機能がうまく働かなくなった肌。キメも乱れ、水分が蒸発しやすく、外からの刺激を受けやすい状態です。
肌荒れの症状は大きく3つのタイプに分かれます。
ニキビができた肌
乾燥している肌
赤み・かゆみ・ヒリつきがある肌
肌荒れは、いろいろな原因により、「バリア機能の低下」「ターンオーバーの乱れ」などの角層の働きが低下したり、肌内部で「炎症」が起きたりすると肌表面に現れます。またこれらが同時に複数起こったりもします。
バリア機能の低下
角層内で水分を保持する保湿因子が減少すると、バリア機能は低下します。そうなると肌は乾燥しやすくなり、乾燥が進むとかゆみやヒリつきを感じたりします。
ターンオーバーの乱れ
ターンオーバーは遅くなると古い角質が肌の上に溜まり、毛穴の出口はふさがれ皮脂や余分な角質がたまりやすくなり、吹き出物やニキビができます。
またターンオーバーは早すぎるのもトラブルの原因となります。角層の保湿因子が未熟なままの角層ができるため、乾燥しやすいもろい角層となり、肌があれやすくなります。
炎症
外部がからの刺激で肌内部に炎症が起こると、赤みやかゆみ、ヒリつきとなってあらわれます。炎症によりターンオーバーが速まるとバリア機能が低下。さらに外的刺激を受けやすくなり、炎症が起こりやすくなります。
肌荒れの原因とスキンケア法についてくわしくお届けします。