生きている間、その言葉はほとんど誰にも届かなかった。それでも宮沢賢治は、農民とともに働き、童話を紡ぎ、「雨ニモマケズ」を書き遺した――。孤独と誤解のなかでも書き続けた彼の姿には、評価されない不安と、それでも信じる力が重なります。「誰にも理解されない」と感じたことのあるすべての人へ。内なる声に従い、生きたひとりの作家の物語。