
井口さんは、最近、様々な活動で多忙を極めており、国内だけでなく台湾にも足を運びました。台湾では、口から最後まで食べられる柔らかいペースト食、すなわち介護食について講演を行いました。これは、嚥下(えんげ)障害や咀嚼機能が低下している人でも食べられる食事です。 この介護食に関して、先日、NHKの「ハートネットTV」で、特別養護老人ホーム潤生園がこの「最後まで口から食べられる食事」のオリジナルであるということが報道されました。井口さんは、潤生園の創業者である時田純さんがこの食事のために尽力したことがクローズアップされたことを大変喜んでいます。
井口さんは、現在、社会保障審議会の福祉部会の委員を務めています。これは、厚生労働省の中で、診療報酬や介護報酬、そして将来の福祉について専門家や有識者が集まって議論する最も上位の会議です。 井口さんは、ここでは2040年を生きる代表として参加しています。国は、団塊の世代が全員75歳以上の後期高齢者になる2025年を最初のターゲットとしていましたが、現在は次のターゲットとして2040年に向けて制度を整えています。 2040年には、高齢者がさらに増加し、医療が必要な人も増える一方で、約550の市町村で人口が約半分になるという課題が予測されています。また、公共インフラや公共施設の老朽化、鉄道路線の維持の困難さなども懸念されています。井口さんは、このような大変な時代でも世界には希望があると訴え続け、活動しています。
• 希望を見出す取り組みの一つとして、データヘルスやパーソナルデータの活用が挙げられています。データを可視化し、有効活用し、データ連携を進めることで、さらに健康に生きていく道を探っています。 また、日本だけでなく、多くの先進国が超高齢社会を迎え始めており、この世界共通の課題を乗り越えるために、国際的な意見交換も活発です。最近では、ハーバード大学の方々やドイツの方々、スペインのバルセロナ大学の先生などが潤生園に見学に訪れ、意見交換を行っています。
• 地元小田原での議論に加え、2月にはまちづくりに関するイベントが予定されています。執筆活動も精力的に行われており、年末には、科学的介護情報システムLIFEの解説本や、外国人材育成の本、生産性向上の本などを執筆する予定です。 さらに、まだ詳細は言えないものの、年明けには2作品の連ドラを手掛けたとのことですので、情報解禁をぜひ楽しみにしてください。