
本研究は、新たに開発されたACPハンドブックを用い、一般市民15名を対象としたフォーカスグループインタビューを通じて、臨床現場でのACP対話に対する市民の認識を質的に調査したものです。
参加者の多くはACPの重要性を理解し、家族との対話のきっかけとしてACPハンドブックを肯定的に評価しました。一方で、「医療者は多忙でACPに時間を割けないのではないか」という懸念も示されました。医療者は「患者が死について話したがらない」と考えがちですが、実際には市民側が「医療者に迷惑をかけまい」と遠慮しているという認識の乖離(すれ違い)が明らかになりました。市民の主体性を活かしつつ、医療者側が対話の準備があることを明示する必要性が示唆されています。
Abe M, Banjo C, Inoue M. Perspectives of Japanese Citizens on Advance Care Planning in Clinical Settings: Findings From a Focus Group Study. J Gen Fam Med. 2025;0:1-8.
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