バイク雑誌を主戦場とするカメラマン兼ライターの夏目健司さん。イチオシの本は、民俗学者・宮本常一の名著『忘れられた日本人』です。なかでも、盲目の老人が破天荒な半生記を語る「土佐源氏」に魅了されたという夏目さん。昭和の記録文学の傑作から学ぶ「取材の技法」とは?
デジタルマーケティングのコンサルティングをてがける黒須ちほさん。イチオシの本は、中学受験に対する考え方を多角的に示した『中学受験を考えたときに読む本』(矢萩邦彦編著)です。自分の子どもが小学校高学年になったとき、現在の中学受験のあり方に疑問を感じたという黒須さん。中学受験に対するアンチテーゼも含むこの本を読んで、大きな示唆を得たそうです。本当の学びとは何かについて、トークしました。
名古屋を拠点に活躍するフリージャーナリストの関口威人さん。イチオシの本は、災害をめぐるフェイクニュースの実態に迫る『災害とデマ』(堀潤著)です。デマはなぜ生まれ、どう人の命や社会を脅かすのか。自身も災害報道に携わる関口さんが、自らの経験と重ねながら、本のエッセンスを紹介します。
元テレビ局記者で、いまは「記者クラブDXシステム」を開発するShireru代表取締役の山田みかんさん。紹介する一冊は、AIと記者の共存を描いた『AI記者〜生成AIでジャーナリズムはこう変わった』(フランチェスコ・マルコーニ著)です。記者がAIをどう使いこなすか。そんな問いが突きつけられた時代のジャーナリズムとは? 山田さんが自らの経験にもとづく考察を語ります。
IT企業で広報・宣伝・ポータルサイト運営など情報発信に携わった後、編集者兼ライターになったひらばやしふさこさん。大学の研究者に取材することも多いという彼女が「イチオシ本」として挙げるのは、気鋭の動物言語学者・鈴木俊貴さんが書いた話題の本『僕には鳥の言葉がわかる』です。内容が面白いだけでなく、ライターとしても参考になるという同書。その魅力はどこにあるのでしょうか?
海外添乗員と旅行情報誌の編集者を経て、ライターになった中村洋太さん。最近、衝撃を受けた本として紹介するのはノンフィクション『対馬の海に沈む』(窪田新之助)です。「この本を読んでから身近な共犯関係が気になるようになった」という中村さん。その真意はどこにあるのでしょうか?
ニュースレター配信プラットフォーム「theLetter」を運営する起業家の濱本至さん。「1年に1、2回は読み返す」という座右の書は、1988年に出版された村上春樹の小説です。必ずしも成功するとは限らないスタートアップの世界。起業家の胸に響いたのは、どんな言葉でしょうか?