
コミュニティをもっと楽しく もっと先へ。
こんにちは、さかい美佐です。
今日は、#105 コミュニティの『関与疲労防止術』〜100 vs 3理論:循環参加の数理モデル〜について話します。
結論:コミュニティの活性化は「100種類のビュッフェ」ではなく、「シェフ渾身の3つのコース料理」で実現する
その理由を3つお話ししますね。
まず1つ目、人間の脳は選択肢が多すぎると選べなくなるんです。これ、ジャム理論って言われてるんですけど、ジャムさえ選べないのに、自分が関わるプロジェクトなんてもっと選べないですよね。私が前職でやっていたコミュニティ内のクラウドファンディングも、同時に支援できる数は3つまでに絞っていました。データを見ても、リンクのクリック率は3つまでが圧倒的に高かったんです。
2つ目は、体験の密度が全く違うということ。100種類のビュッフェって、選ぶだけで疲れちゃって、結局何を食べたか覚えてないことありませんか?でも3つのメインディッシュをテーブルでじっくり選んで、みんなで「美味しかったね」って語り合える。この深い体験共有こそが、コミュニティの財産になっていくんです。
そして3つ目、60人循環参加システムが持続可能性を生むということ。よくパレートの法則で80:20って言いますけど、コミュニティで80%が参加しちゃうと、わちゃわちゃしすぎるんですよね。関わってない人が悪者みたいになっちゃう。でも入れ替わり立ち替わり延べ人数で60%くらいが関わっていると、安定感が出つつも、関わらない選択肢もOKになる。ある月は旗振り役、次の月はコマ使い役。この循環が燃え尽きを防ぐんです。
では、具体的にどうすればいいか、3つのアクションをお伝えしますね。
アクション1:個人PR合戦を防ぐテンプレートを用意する コミュニティの立ち上げフェーズでは、どうしても自己紹介がてら商品やサービスのPRになっちゃいます。でもいきなりPRは逆効果なんですよね。まずは人となり、次に思いやストーリー、そして社会性を入れてプロジェクトにする。この順序が大事です。だから最初に話してもらうフォーマットを決めて、商品やサービスの紹介は最後にちょっとだけ入れる、そんなテンプレートを用意してください。最初は量、次に質。このマインドセットで空気をコントロールしてくださいね。
アクション2:コミュニティが注力するプロジェクトを「3つまで」に絞る 100人のメンバーがいても、100のプロジェクトを立ち上げる必要はありません。コミュニティとして、今注力するプロジェクトを3つに絞ってください。どんなに増えても6つまで。理由は、みんながそのプロジェクトを読んで、内容を理解する時間を取りたいからです。朝活で紹介したり、メルマガで案内したりするときも、3つがちょうどいい。みんなの新年の目標だって、100個書いて満足するより、まず3つをやり始めることの方が実現に近いですよね。「やろうと思っている」と「はじめている」は大きく違いますから。
アクション3:プロジェクトの解散と入れ替わりを公式に認める コミュニティマネージャーとして、プロジェクトの解散もメンバーの入れ替わりもOKという暗黙の空気を作ってください。そして見守ってあげてください。人間関係がこじれると退会に直結しますし、今後の活性化にも影響します。メンバーも本業ではないので、熱量の変化があって当然なんです。「常にアクティブでいなきゃ」というプレッシャーから解放してあげることで、長く続く関係性が生まれます。
今日は以上です。頑張るあなたを応援しています!
最後まで聞いてくださってありがとうございます。いいねやコメントくださると嬉しいです。コメントにご質問も待ってますね、さかい美佐でした。