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コミュニティをもっと楽しく もっと先へ。 こんにちは、さかい美佐です。
今日は#122、コミュニティの『価値体験の最適化論』~瞬間的感動と持続的快適の2軸感情マトリクス設計~をお話します。
【結論】 感動は花火、安心は日向ぼっこ。この二つのリズムが、飽きない・疲れない・続けたくなる場をつくるんです。瞬間的感動と持続的快適を戦略的に組み合わせることが大切です。
【理由その1:快楽順応という脳の自然な働き】 あなたにも「当たり前になっちゃって」そんな経験ってありませんか?旅先の絶景、初めてのライブ、習い始めの講座、最初のコミュニティ参加。あれほどワクワクしたものが、日常になると少しずつ当たり前化していく。これは決して悪いことではなく、脳の自然な働きで、刺激に慣れていく「快楽順応」という現象だそうです。感動体験は過剰に繰り返せません。人は刺激に慣れてしまい、慣れが繰り返されると飽きてしまいます。
【理由その2:安心の土台がないと感動はスベる】 私の大好きな海鮮丼で例えますね。安心というご飯が下にあって、感動というネタが乗っているイメージ。ご飯の量が少なくても、お腹空きそうで不安。ネタが少ない、新鮮ではない、いつも同じだと感動できない。また、ネタは仕入れによる、つまり動的である。ただ、人によって最適なご飯の量も違えば、好きなネタも違う。ここが提供側の采配ですよね!つまりコミュニティ運営は、花火と日向ぼっこのリズムづくりなんです。サプライズなどの刺激は、ついついそればかりに気を取られがち。安心がないと感動はスベってしまいますよ!
【理由その3:動的配置とバランスが重要】 感動と安心は固定ではなく、動的なんです。合宿は定番でも行き先を変える、やることをガラッと変える。新しさは味変できる魔法の調味料。ただし使いすぎに注意です。運営側が燃え尽きない、ネタ尽きない。メンバーが慣れすぎない、飽きない。これが標語になるようなものですよね。安心安全でいくなら、定番7〜8割、新しさ2〜3割。その中で感動と安心を配置していきます。
では、具体的にどうすればいいか。3つのアクションをお伝えしますね。
【アクション1:コンテンツを4象限にプロットしてみる】 あなたが運営や参加しているコミュニティにおいて、用意しているコンテンツやイベントが、縦軸「感情の強度」×横軸「体験の持続性」の4象限のどこに位置しているかプロット、配置してみるのも良い方法です。よりシンプルにすると、これは感動か安心か、どちらを重視してるかだけでも考えてみて!そして海鮮丼の話を思い出して欲しいのですが、安心の上に感動が乗っています。つまりコミュニティにおいては、安心あっての感動です。
【アクション2:定番7〜8割、新しさ2〜3割で配置する】 やはりリアル体験は感動体験に最も近いです。今は年1回宿泊合宿が定番、でも場所は新規かもしれない。過去は年間3回ほどの宿泊合宿で、場所は定番2回プラス新規1回。感動体験としては、懇親会の定期開催、もっとカジュアルなランチ会、新しいテーマのオンラインイベントや学び。安心体験としては、日々のメンバーとのやりとり、定期オンラインイベント、メンバーのお悩み解決、メンバー同士の交流。こういう配置で動的バランスを実現していきます。
【アクション3:目の前の困りごとを3回解決する】 打ち上げ花火をどーんと上げるような、お金も時間も人も使うだけが感動ではないです。目の前のメンバーが困っていることを、なるはやで3回解決してみてください。その人に多分、感動してもらえますよ!これは小さな感動体験かもしれませんが、積み重ねることで大きな安心と信頼につながります。
今日は以上です。頑張るあなたを応援しています!
最後まで聞いてくださってありがとうございます。いいねやコメントくださると嬉しいです。コメントにご質問も待ってますね、さかい美佐でした。