
🎧 本日の放送はこちらのnoteで全文を公開しています。 🔗 https://note.com/msakai2025/n/n5df8fe1b85bf
コミュニティをもっと楽しく もっと先へ。 こんにちは、さかい美佐です。
今日は#123、コミュニティの『認知負荷設計学』~燃え尽きない運営の5原則~をお話します。
【結論】 希望して入ったコミュニティでたまに疲れるのは、あなたが悪いわけではなく、仕組みで軽減できるんです。なんとなく疲れるは意志の弱さではなく、脳のキャパの問題なんです。
【理由その1:脳のメモリが圧迫される】 イベント・告知・チャット・メール・日々の交流など、コミュニティマネージャーもそしてメンバーにも負荷がかかります。でもそれは、負荷をかけて行動につなげ、目的に向かうためです。メンバーも連絡や参加する/しないなど意思決定が積み重なると、気づかぬうちに脳のメモリが圧迫されていく。実はこの「なんとなく疲れる」「集中が切れる」という現象、意志の弱さではなく、私たちの脳のキャパの問題なんです。
【理由その2:燃え尽きは当然起きる】 どれだけ希望して入ったコミュニティでも、どれだけやる気があって始めたコミュニティでも、「なんか疲れたな」は起きて当然です。あなたが罪悪感を持つ必要はありません。実際に退会理由で「落ち着いたらまた参加しよう」といって落ち着くことがない、「いつもこうやって続かない」自分には習い事は向いてないかも、というのはよくあります。これは担当しているコミュニティの優先順位が下がっちゃったわけですね。
【理由その3:科学的設計で持続可能になる】 その「なんか疲れたな」が燃え尽きになる前に、やる気や気持ちだけで片付けない、認知負荷の少ないコミュニティ設計を始めましょう。従来の頑張りと根性で乗り切る精神論的運営ではなく、脳の処理限界を理解した科学的設計による持続可能運営が必要なんです。人間の脳のメモリを最適化して疲弊しないシステムを構築する技術、これが認知設計学です。
では、具体的にどうすればいいか。5つの原則から3つ選んでお伝えしますね。
【アクション1:負荷分散の原則を実践する】 端的にいうと人に頼るか、テクノロジーに頼るかです。運営側なら、新しい運営スタッフを導入する、メンバーでボランティアを募集する、AIや自動化アプリの導入。メンバー側なら、コミュニティ内で他メンバーと繋がる、AIによる要約やメール返信を活用する、時間捻出のための段取りをAIに考えてもらう。一人サーバーダウンからクラウド型運営への進化を目指すんです。
【アクション2:認知余白の原則を大切にする】 情報過多の現代で「与えない」ことも価値なんです。脳のメモリに余白を作ることで思考力と創造性を保護します。運営側なら、一斉メールを減らしリストメールを活用する、メンバーが参加できる手間を1つでも減らす導線設計、チャットやDMに必ず返信する癖をやめる。メンバー側なら、メールの返信を減らしリアクションボタンなどの活用、イベント参加/不参加を早めに決める。静かな空間が贅沢であるように、認知的静けさを設計してください。
【アクション3:どん・どん・ぱ!のリズムを作る】 これはリズム設計の原則です。安心、安心、刺激のリズムで設計するんです。運営側なら、日頃の安心感を高めることを優先してください。メンバー側なら、参加したいイベントはスクショしてメモしておく、関心があるものは運営側に伝えておく。連絡する、連絡する、手放すみたいに「どん・どん・ぱ!」運営、良くないですか?
今日は以上です。頑張るあなたを応援しています!
最後まで聞いてくださってありがとうございます。いいねやコメントくださると嬉しいです。コメントにご質問も待ってますね、さかい美佐でした。