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コミュニティをもっと楽しく もっと先へ。こんにちは、さかい美佐です。
#162 コミュニティの『エモーショナルエンゲージメント学』〜メンバーの心に深く残る3層感情アーキテクチャー設計〜 をお話します。
これまでの記事では、仕組みを整え、役割を分散し、メンバーが自律的に動き出すための設計について書いてきました。
でも、ここで一つ、どうしても残る問いがあります。「ちゃんと回っているのに、なぜか"深くは残らない"」。イベントもある、投稿もある、運営も安定している。それなのに、少し忙しくなると離れてしまう。盛り上がっても、すぐ冷める。代わりはいくらでもあるような扱いになる。
"便利な場所"ではあっても、"手放したくない場所"にはなっていない。この差を生むものは、仕組みでも、ルールでも、役割でもありません。それは――感情です。
人は、正しいから残るのではなく、楽しいだけでもなく、「ここが好き」「ここにいる自分が好き」だから残ります。
結論を言うと、
人は、機能ではなく"記憶"に残る。
理由は3つあります。
【理由その1:役に立てば愛されるは、幻想】
多くの運営者は、「良いイベントをやれば」「有益な情報を出せば」「活発にすれば」自然と愛着が生まれると思いがちです。コミュニティマネージャーはメンバーの役立ちたい。その想いは本物だと思います。
でも役に立てば、コミュニティが愛されるか?それは幻想です。
実際に、同じイベント、同じ情報、同じ仕組みでも、強く心に残るコミュニティと、すぐ忘れられるコミュニティがあります。この違いは、偶然ではありません。
便利だった場所は、忘れられる。役に立った場所も、代替される。でも、初めて安心した瞬間、誰かに受け止められた感覚、ここにいていいと思えた体験。それらは、簡単には消えない。
【理由その2:感情には順番と積み重なり方がある】
コミュニティの帰属意識って、この愛着だと考えます。最終的には、ここにいる自分が好き、みんなが好き。つまり感情がものを言います。
感情には、順番があります。そして、積み重なり方があります。安心できるか。行動して楽しいか。そこにいる自分を、好きでいられるか。
この3つの感情レイヤーを「偶発的に起こす」のではなく、最初から設計するという視点が重要です。感情を偶然に任せるのではなく、意図的に設計する。これがエモーショナルエンゲージメント学です。
【理由その3:コミュニティは居場所としての大きな意味を持つ】
最初は主宰者への愛着も、十分ありがたいですが、目指すは、ここにいる自分が好き、みんなが好き。この状態を維持できれば、そのコミュニティはメンバーの心を満たし、記憶に残ります。
今の時代は会社や学校、家庭のありかたも様々で、居場所がないように感じる方も多いと思っています。だからこそ、コミュニティという居場所は、メンバーにとって大きな意味を持つのではないでしょうか?
愛着は消えた時にロスを生み出します。私自身もコミュニティ・ロスになりましたが、宝物のような経験と思い出を頂き、今、こうして活動できています。
では、具体的にどうすればいいか、3つのアクションをお伝えします。
【アクション1:第1層「本能レベル」で入会直後の安心感を設計する】
つい機能に走ってしまうことがあります。私は機能=無機質とは思わないず、メンバーの手間を省きたい。その一心で、「ほら、こうすると便利」を作ってしまいがち。
でも便利な機能も良いのですが、安心感を出せているか、ですよね。足を入れた瞬間の心地よさですから、時間勝負ですよ。入会直後のタッチポイントは何でしょうか?STEP0:画面に表示されるページ、STEP1:カード決済完了などの自動送信メール、STEP2:Welcomeメッセージとコミュニティの入り方。
もう1点だけ、アドバイスすると、最初から、お願いばかりが続くとお相手はうんざりすることも。例えば「ここからログインしてね」「ここで自己紹介書いてね」「このイベント参加してね」「毎日これ読んでね」。こんな風になっていませんか?最初のスモールステップをお伝えする。これに一度変えてみてくださいね。
【アクション2:第2層「行動レベル」で達成感・楽しさを体験させる】
コミュニティで言えば、投稿への反応が速いとか、イベント参加で達成感が得られるとか…「ここで活動するのは楽しい!」という感情ですね。
コミュニティマネージャーなら、ここはすぐ思いつくところです。実は第1層を飛ばしてしまいがちで、すぐ第2層に力を入れがちになっているケースが多いように感じます。
メンバーにもよりますが、いきなり他メンバーとの交流はハードルが高いこともあります。まずはコミュニティマネージャーとの1:1の信頼関係づくりからスタートがおすすめです。
【アクション3:第3層「内省レベル」で「ここにいる自分が誇らしい」というアイデンティティを醸成する】
ここが前述した、ここにいる自分が好き、みんなが好きの状態です。コミュニティの所属意識が高まり、自分ごと=Weになってくれます。
その状態の人は、周りからみると「なんでそんなに愛着があるのか、わからない」状態です。それで良いんですよ、推し活だってファンじゃないとその良さはさっぱりわかりませんよね?
"あったらいいな"から"なくてはならない"へ。コミュニティにここまで求めないかたもいますが、コミュニティマネージャーのあなたも含め、愛着のあるコミュニティ作りを一度目指してみてください。
今日は以上です。頑張るあなたを応援しています!
最後まで聞いてくださってありがとうございます。いいねやコメントくださると嬉しいです。コミュニティに関するご質問は、この音声かnote記事にコメントください。私から回答させていただきます。
さかい美佐でした。