しなやか文庫「言葉があるのだから」
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言葉があるのだから
BY : HOSHI MAAYA 2020年1月29日
永遠の日々が
約束されている人なんて
いないというのに
私たちはいつでも
大切な言葉を出し惜しむ
「好き」も
「会いたい」も
「ありがとう」も
思ったときを見送り続けて
一体いつ口にすると言うのだろう
細やかな言葉かもしれない
けれど
流れゆく雲のように
そのときだけの色を纏った
言葉の輪郭は
きらきらと輝きながら
私たちの心を包んでくれる
何度も何度も見送っては
言わなくてもわかってほしい
なんて口にしないで
今日という日を
また一緒に過ごせることに
たくさんの喜びを抱いていこう
そっと花に水をやるように
優しくあたたかな言葉たちを
記憶の中で育てていこう
せっかく言葉があるのだから
散歩しながら、廃校になった小学校(母校)の今の様子についてリポートします!