一見、ただの空気、ただの飴、ただの服。けれど、その“何でもないもの”の中に、人の生や死、愛、記憶が静かに潜んでいるとしたら。今回は、イブ・クライン、ボルタンスキー、フェリックス・ゴンザレス=トレスといったアーティストたちを通して、「コンセプチュアル・アート」が投げかける深い問いをたどります。見ることよりも「感じること」こそがアートになる瞬間。あなたの心の中にも、きっと“見えない作品”が生まれるはずです。