
教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第159回目は「明その4」【オリジナル基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。
◇オリジナル基本
永楽帝は国内の基盤を固めると同時に空前絶後のプロジェクトを開始する。それが鄭和(ていわ)の南海遠征。船団を東南アジアやインド洋に派遣した。遠征の主な目的は明が「世界の中心」であることを誇示し、周辺諸国に皇帝への挨拶(朝貢)を促すことにあった。
遠征の規模は1405年から1433年までに計7回。最大で約60隻の「宝船(ほうせん)」を含む200~300隻の大艦隊で人員は約2万7000人以上だったとされる。遠征は大成功をおさめるが、永楽帝の死後、莫大なコストや北方の脅威、保守的な批判から急速に縮小し中止された。