
教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第162回目は「明その7」【オリジナル基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。
◇オリジナル基本
大航海時代の到来とともに国際商業が活発化し、中国の生糸や陶磁器は、はるかヨーロッパやアメリカ大陸にまで運ばれる世界的な人気商品となる。特に景徳鎮の陶磁器は、その美しさから「白い金」と呼ばれ、世界を魅了した。これらの対価として、日本やメキシコから膨大な量の銀が流入し、国内の商工業を爆発的に発展させていく。
経済の発展は、国内の勢力図も塗り替えた。 かつて「蘇湖熟すれば天下足る」と言われた穀倉地帯の長江下流域では、儲かる生糸などの商品作物の栽培に特化するようになる。その結果、人口に対して穀物が不足したので、長江中流域が食料供給の担い手となり「湖広熟すれば天下足る」という言葉が生まれるほどに栄えた。