
南極観測隊隊長の原田尚美さんが、何故、南極へ挑戦するモチベーションについて感動しました
曰く
"そこはですね、まさに南極が持つ魅力なんですよね。私あのいろんな現場やってきて、その北極に行ったり、あるいはチリ沖に行ったり、あの南極以外のフィールドワークもやるんですけれども。南極ほどですね。やっぱり取り憑かれることがないなというか
理由を考えると、やっぱり一番難易度高いんですよね。 3回行ってもですね。やっぱり計画した観測のすべてはできていないという現実はあります。
ですので、私にとってはですねこの南極、なかなか思い通りにならない恋人のような存在で。一番何もさせてくれないというか、一番思い通りにいかないというか、そこが結果的に何度も何度も挑戦したくなる理由だなと私は理解してます。
簡単になんか達成されてしまうようなところは、じゃあもういいかなっていう風に自分の中で区切りをつけやすいんですけど。
いや今回もここまでかみたいな感じでですね。やっぱりまたもう 1回行きたいなと、あれもできてないこれもできてないというふうに思うと、また行きたくなってしまうようなですね。"
ここから私は思いました
1、シーシュポス神話
2、フローへの欲求
3、成長パッション
1、シーシュポス神話
永遠に岩を押し上げ続ける男を描いた神話のシーシュポス神話を思い出しました。哲学者のアルベール・カミュは、「山頂に向かう闘争そのものが、人間の心を満たすのだ」と言われたとのこと
一見、岩を乗せ続けることは苦行のように見えるけれども、実はその行為自体に意味があるというお話です
何らかのゴールに達成することよりも、さらなる高みを目指して挑戦し続ける、その行為自体が、実は心を満たしてくれる、そんな気持ちは自分もわかる気がします
達成できないからこそ、何度でも挑戦したくなる、そんな気持ちは、まさにイノベーターマインドセットだなあと思いました
2、フローへの欲求
チクセントミハイさんのフロー状態への飽くなき挑戦にも思えました。技術軸と挑戦軸の両方が満たされると、没入体験としてフロー状態が訪れる
それは、寝食を忘れるほどの没入体験になるので、さらに挑戦をし続けても苦にならない程に、モチベーションが高まり続けるということもあるのかなあと思いました
イノベーターやアーティストが、終わりなき高みにまで、努力が苦ではなく、むしろ楽しいと思えているみたいなところまで、いく一つの道筋なのかもなあと思いました
3、成長パッション
情熱のポートフォリオから考えると、飽くなき成長パッションが炸裂している状況とも言えるのかもしれないと思いました
情熱は、縦軸にポジティブネガティヴ、横軸にオープンクローズをとると、大好きパッション、利他パッション、個性派パッション、そして成長・脱出パッションに大雑把にわけていますが
中でも成長・脱出パッションは、時に物凄く強いパネとなって、イノベーターをとんでも無いところまで引き上げてくれる一つと思っています
手に入りそうで手に入らない恋人を手に入れるための、自分自身に課される成長パッションは、例えば、メイクを勉強したり、ダイエット、筋トレ、さらには内面を磨くために、料理教室行ったり、本を読んだり、誰でも経験はあると思います
そのためには、手に入りそうで入らない恋人が、一番必要でわかりやすいなあと思いました
そんな気持ちにさせてくれる、パッションの源琴線に触れる、そんな出会いがとても大切なことだなあと思いました
ということで、一言で言えば
なかなか思い通りにならない恋人のような存在ノベーション
そんなことを思いました^ ^
参考: NHKアカデミア原田尚美(後編) 南極観測から見える地球・2025/12/24(水) NHKEテレ東京 https://www.web.nhk/tv/pl/series-tep-XW1RWRY45R/ep/34P568VGQ4
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