
仙台で出会った「包む専門家」佐藤美枝さん。雑貨店から始まった“包む”の道は、今や風呂敷やラッピングを通して文化を伝える仕事に。学生や地域の方々に日本の包む心を教え続けています。一枚の布で人と人がつながる風呂敷。その知恵は、震災時にも人を助け、今も日常に息づいています。そして、青い髪とロードバイク、朝のトイレ掃除から始まる整った暮らし。美枝さんの「包む」という行為には、人生を丁寧に結び、解き、また結ぶ―そんな生き方そのものが映し出されていました。聞き終わる頃、あなたも何かを“包んで”誰かに手渡したくなるはず。