
前回#5は、仙台の「面白庵」という特別な空間についてお話を伺いましたが、今回はその空間を生み出した、小谷一仁(こたに・かずひと)さんご本人の半生にフォーカスします。18歳のとき、友人に誘われて“なんとなく”見学した茶道部。そこから小谷さんの人生は、大きく動き始めました。ボディビル部から茶道へ、そして15年間の証券会社勤務。月300万円を稼ぐようになっても、「何かが満たされない」と気づいたとき、再びお茶の世界に戻る決意をします。コロナ禍での転機、起業してからの退職、これからやりたいこと。“やるか、やらないかを考える前にやる”―そんな小谷さんの生き方には、迷いながらも自分の道を見つけたい人へのヒントが詰まっています。