往診屋の読書、今年最後に読んだ本は、ひろゆき氏の『1%の努力』です。
私がひろゆき氏の『1%の努力』を読んで、真っ先に連想したのは、なぜか全くジャンルの違う白石正明さんの著書『ケアと編集』でした。「どうしてこの本からあの本を思い出すんだろう」と自分でも不思議に感じつつも、読み進めるうちに両者には共通する視点があるのではないかと思うようになりました。
在宅医療現場とひろゆき氏の「1%の努力」。一見全然違う次元の話のようですが、「ケアと編集」を先に読んでいたことで、在宅医療への取り組み方への新たな視点を得ることができました。
往診屋日記15の物語、本日お話する第5番目のテーマは外傷に対する往診です。
外傷での往診で比較的多いのは、転倒によるものです。高齢者や障害を持つ方から「転倒して痛い」「怪我をした」といった理由で呼ばれることがよくあります。転倒後に動けなくなったり、通院が非常に困難になったりするため、往診が必要とされるのです。
今回取り上げるのは、少し稀なケースです。路上で事故が発生し、人が倒れて動けなくなっているというものでした。たまたま近くの救急車が全て出払っており、救急隊がすぐに駆けつけられないとのこと。そこで、先に私が応援要請で呼ばれたという状況でした。
外傷診療で最も重要なのは「ABC」の順番、すなわちA(Airway: 気道)、B(Breathing: 呼吸)、そしてC(Circulation: 循環)の順で評価し、対応することです。この原則を守ることが重要です。
宇野常寛氏「庭の話」において、ハンナ・アーレントの「人間の条件」に示された創作(work)こそが、人間が自分が世界とつながっている実感を得る営みとして強調されているのを読み、感じたのは、在宅医療現場もまた、創作の場、つまり庭となり得るということでした。
この度、宇野常寛さんの「庭の話」という本を読みました。
2024年12月に講談社から出ている本です。
まず、この本について言えることは、全編を通じて息つく暇もないほど、真剣に読み続けなければならない論考集でした。
私が気づいたのは、この話は禅語の「他是不吾」に通じるのではないか、そして在宅医療現場は「庭」だということでした。
第3話は意識障害への往診です。
たいていの場合、意識障害を疑うと言って往診依頼が来るわけではありません。
「ちょっと様子がおかしいんです」「呼びかけても応答がないんです」「昨日から変なことを言っているんです」「フラフラして、いつもと比べてきちんとしゃべれないんです」といった訴えで電話がかかってきます。そして、往診の依頼へと繋がることがあります。
こうした訴えで往診の依頼がある時に、最も気をつけなければいけないのは、「心肺停止ではないか」ということです。
「シリーズケアをひらく」という医学書院の書籍シリーズがあります。大変読み応えのある本が揃っています。今回はそのシリーズの編集者であった白石正明さんの「ケアと編集」(2025年岩波新書)を読ませてもらいました。たくさんの学びの中から2点を取り上げます。
今日は「往診屋日記」の第2話についてお話しします。今回のテーマは、めまいと嘔吐を主訴にした往診依頼です。
めまいは「動くのはつらいが命の危機には見えにくい」一面と、「重篤な疾患が潜んでいる可能性がある」という両面を持ちます。
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往診屋日記 15の物語という本を11月21日に刊行します。
今日はその第1話 深夜の腹痛について紹介します。
アマゾン紹介ページのリンクを貼っていますので、一度ご覧ください。
11月21日にサンライズパブリッシング社から、
「往診屋日記 15の物語」という書籍を刊行することになりました。
アマゾン紹介ページのリンクを貼っていますので、一度ご覧ください。
今日は深夜往診の話をします。
2024年6月の診療報酬の改定では、かかりつけ以外の患者さんに深夜に往診しても約5分の1しか加算がつかない(診療報酬として評価されない)ことになりました。このことについて
感じたことを綴ります。
今日は往診の分類についてお話します。
2024年6月からかかりつけの患者さんへの往診とそうでない患者さんへの往診では、診療報酬上差が設けられました。
往診と訪問診療の差は何でしょうか。往診と訪問診療はどんな割合で行われているのでしょうか
私の診療所の例も交えて説明します。
往診について まずは定義か定義から考えてみたいと思います。
一般的な用語の往診と 在宅医療業界?で使う往診には若干違いがあります。
「ストーリーが世界を滅ぼす」と言う本を読みました。
ACPを行う際に非常に参考になります。
休養は積極的な疲労回復の技術としてとられるべきといTARZANの記事を在宅医療現場から考えてみました。
8月21日と22日にカンボジアで実施された救急医療対応研修に関する報告書です。本報告では、動画付きの本格的な医療テキストの完成という事業の大きな成果を共有します。同時に、研修で得た知識が現場の実践に結びついていないという課題や、日本の救急医療の現状との比較、そしてカンボジアの急激な経済発展や日本の国際的地位の変化といった現地での所感についてもまとめています。
他者と働く(宇田川元一著)✗家で死ぬということ(石川結貴著)
私は在宅医療をやっている人間ですが、患者さんや家族に寄り添うことは苦手です。
そんな私もナラティブは理解しようと努力したいと思っています。
ぴったりの教科書、それが「他者と働く」(宇田川元一著)でした。