
<今回の選書>・『叱る依存が止まらない』(村中直人さん)
こんにちは、ホシノです。今回からは、アワノさんの選書『叱る依存が止まらない』に入っていきます。タイトルだけで胸がざわつく方、多いんじゃないでしょうか。僕自身、家庭で子どもに声色を変えてしまう瞬間があったりして、冒頭からちょっと反省モードで話が始まっています。
アワノさんがこの本を選んだ背景には、今年の夏に経験したパワハラ的な場面があったとのこと。
「なぜ人は叱るのか?」
そこに強い関心を持ち、関連する本をいくつも読みあさった中で、この一冊がいちばん腑に落ちたそうです。
今回のキーワードは大きく3つ。
①叱るとは何なのか(定義)
相手を変えたい気持ち、権力の非対称、ネガティブ感情。この3つが揃うと「叱る」になる、という整理がまず興味深い。
②叱ることは実は「脳にとって快感
SNSの炎上や不倫叩きも同じ構造。正しい側に立って相手を処罰すると、脳が報酬を感じてしまう。
だからやめられない。クセになる。
これは聞いていて、ちょっとゾッとするところでもあります。
③叱るは「即効性が高い」けれど、学びにはつながらない
子どもも部下も、その場では動きを止めてくれる。
でもそれは「逃げる/戦う」の反応であって、理解や内省ではない。
だから長期的な行動変容には結びつかない。この話は、親としても研修講師としても刺さるポイントでした。
叱ることが完全に悪ではなく、命の危険など「緊急時のブレーキ」としては必要。でもそれ以外の場面では、依存として扱うべき側面がある。そんな導入回になりました。
次回は、この仕組みを踏まえて「じゃあどうすればいいのか?」をガッツリ議論していきます。どうぞお楽しみに。