
海へ来ました。海と言えばアニメのワンピースですね。麦わら帽子(むぎわらぼうし)のルフィとたくさんの仲間が航海(こうかい)している、あれですね。
ところで最近、スクリーンタイムの時間が長くなっているのが悩みです。[倉川]
スクリプト:
みなさん、この音、聞こえますか?
やっぱり波の音はいいですよね。
そう、私は今、海に来ています。
いやー、海って素晴らしいですね。
やっぱりね、もういい大人になったら、なかなか海に入る機会は少なくて、海は見てるだけで、なんか心が洗われるような、そんな気分になりますよね。
いや、素晴らしい時代です。
なんだろうなぁ、大学生の時は、北海道でね、大学生だった時は、時々友達と海に行ったりしたかもしれませんけど、やっぱり社会人になったら、あまり海に行く機会って、本当に少なくなるなぁと思います。
でも、行こうと思ったらすぐに行けますよね。
あ、明日海に行こうと思ったら、ま、すぐに約束して、「海に行かない?」って言って、車でもね、電車でも、どんな方法でもすぐに海に行って、波の音を聞いたりね、特別な海鮮料理を食べたりして、できますよね。
素晴らしい時代です。
海と言えばね、私が好きな、詩、ポエムですね。
詩があるので、ちょっと紹介してもいいですか?
これはですね、1935年から1983年まで生きていた寺山修司という、日本人の詩人ですね。
この寺山さんが、1957年に、70年前に読んだ詩です。
ちょっと聞いてください。
『海知らぬ 少女の前で 麦わら帽子の 我(われ)は両手を広げていたり』
N3やJLPT N2を勉強している人には、ちょっと難しいかもしれませんね。
だいたい100年前ぐらいの日本語ですから、ちょっと説明します。
海を知らない女の子の前で、麦わらぼう帽子をかぶった私は、両手を大きく広げて、海について話しています。
という意味ですね。
ちょっと難しいですよね。
これがだいたい70年前に発表された詩なんですけど、この詩の意味は、まだ海に行く方法があまりなかったから、バスとか地下鉄とかタクシーとかなかったですから、70年前は。
だから、小さい女の子は海に行ったことがない人もたくさんいたということですよね。
小さい子どもはね。
その小さい子どもの前で海に行ったことがあるこの寺山さんは、
「海って本当に大きいんだよ。もう全然想像できないぐらい大きくて、とっても綺麗なんだ」
って多分話している、そんな情景が思い浮かぶ詩ですよね。
本当に美しい詩だと思って、私はこの詩大好きですね。
よく覚えています。
この詩が読まれた70年前から、今はもう全然違いますよね。
いつでも海に行ける。
素晴らしい時代です。
この詩の中で出てくる麦わら帽子って、何かちょっとわからないですよね。
この麦わら帽子っていうのは、あれですね。
ワンピース。
アニメ、漫画で有名なワンピースのルフィ、体がゴムの人ですね。
ルフィのかぶっている帽子、これが麦わら帽子ですね。
ワンピースもすごいですよね。
歴史が、調べたら1997年からこの漫画がスタートしているんですね。
1997年、私は小学生だったかな。多分それぐらいだと思いますね。
これが始まった時、今でも覚えていますね。
めちゃくちゃ面白かったし、特別な果物、悪魔の実を食べると体が特殊な能力を得る。
特殊な能力を得たたくさんの海賊たちがバトルをする。
そして世界で一番の宝物を探しに行く、っていうこのストーリー。
本当にすごかったし、最初の方から感動するシーンが本当にたくさんあって、アニメを見たり漫画を読んだりしながら、感動して泣いたのをちょっと覚えてますね。
子供でしたけど。
この船長のルフィと、たくさんの仲間がどんどん増えていくんですね。
剣士ゾロ、航海士ナミ、コックのサンジと、船医、船のお医者さん、船のチョッパーなどなど。
どんどん仲間が増えていって、その仲間も全然想像できないんですよね。
「この人仲間になるのかな?」っていうドキドキ感がすごくあって。
この子供の頃からよく見ていましたけど、さすがに最近はね、日本に住んでいないので、私は台湾に住んでいるので、ちょっと見るチャンスがなかなかないんですよね。
YouTubeで見られるわけではないので。テレビじゃないとね。
なので最近はどんなストーリーかよく分かんないんですけど、何年ですかね、10年くらいはどんなストーリーか全然分かんないですね。
でもちょっとびっくりしたことがあって、このワンピースで最近、ヤフーってあるじゃないですか。
ヤフージャパン。
みんなの国にも、皆さんの国にもね、ヤフー何々があると思うんですけど。
これでニュース見られますよね。
ニュースの中にワンピースのニュースが出たんですね。
それが漫画のストーリーを紹介するニュースだったんですね。
ちょっとびっくりしました。
もしワンピースを最近まで読んでいる人ならわかると思うんですけど、
「ルフィが???じゃなくて…」みたいな。
なんかその、内容についてのネタバレですよね。
ニュースが、紹介する。
一番新しいワンピースの漫画の内容をニュースが紹介するっていうニュースが出ていて、私びっくりしちゃったんですね。
私とか漫画、アニメ最近は見てないので、どんなストーリーかわからないし、それがいいじゃないですか。
漫画の内容を知らないから楽しみですよね。これからどうなるんだろうってドキドキしながら読めるでしょ。
でもヤフーニュースが
「新しい内容をこんな意外な結末だよ、意外な展開だよ」
って紹介したら、これから漫画を読む人は
「なんでこうやって紹介するの?」
って思いますよね。
いやー本当にあれはびっくりしたニュースでしたね。
「いや紹介しなくていいよ」って思いました。
もし漫画とアニメが好きな人なら、ニュースで紹介しなくても読むし、自分で読みます。
興味がない人もいるでしょ。アニメとか漫画とか興味がない人は、別にニュースで紹介されても読まないですし。
そこだけね、最初から読むならわかるけど、最後の方だけ読むってありえないですから、紹介する意味あまりないと思うけどな、とすごく思いました。
それぐらいこのワンピースというアニメ、漫画が世界的に注目されているという意味だと思いますけどね。このニュースはね。
最近よくアニメとか漫画とか、よく紹介するようになったと思いますね、日本では。
他にちょっとびっくりしたのは、漫画、呪術廻戦ですね。
あの超かっこいい五条先生、五条悟先生が久しぶりに漫画の中で「何々した」みたいなね。
ちょっと言えないですけど、それもニュースになっていて、私びっくりしました。
だってね、漫画を読んでびっくりしたいのに、どうしてニュースの中で新しい最新話? 一番新しい漫画の話、最新話をニュースで紹介するのか、本当に理解できないですね。
やらないでほしい、そんなニュースいらない。
全然読みたくない。
だって、ニュースってそのニュースの内容をクリックしなくても、このタイトルがバーッとまず出ますよね、ヤフーを開いたら。
どうしてもタイトルだけは見てしまうから。
私は絶対ネタバレされたくないタイプなんですね。
ネタバレしてほしくない。
自分でびっくりしたい。
本を読んで
「えー、ルフィはこんな人だったんだ!」
みたいな。
だからもうすごい、私は最近のニュースに怒っています。
やめてくれ!紹介するな、その内容!って思ってますね。
私はワンピース、夢なんです。これ。
夢。老後。65歳くらいですかね、仕事をやめておじいさんになってね、北海道に小さい家を買って、静かなところにお茶を買ってね、そこでワンピースを1巻から最後の巻まで全部の漫画を買って、温かい部屋の中でお茶を飲みながらゆっくりワンピースを見る。
ワンピースを読むこと。
これが私の老後、おじいさんになってからの夢なので、今はね、あえて、わざと見ない、読まないようにしてるんです。
すごい楽しみにしてるんです。
おじいさんになった時に読んで感動したいんですね。
私はだからね、ネタバレにはね、本当に殺意を覚えます。殺意。
他の漫画は今だいたいスマホで読めますね。なので他の漫画はだいたい読んでます。
チェンソーマン大好きで、あの漫画で読んでますね。楽しみです。でも漫画をスマホで読むようになったの、結構最近なんですね。
この2年ぐらいかな。スマホとかiPadで漫画を読み始めると、いやーちょっとスクリーンタイムがめちゃくちゃ増えていることに気がついたんですね。
皆さん、スクリーンタイムって知っていますよね。
iPhoneを使っている人なら、1週間に1回、月曜日の朝かな? 何か決まってるのかな?
1週間に1回、iPhoneが「ポン!」って言って、あなたは先週何時間くらい何を見ていましたよ、って教えてくれる機能ですね。
スクリーンタイム。
例えばYouTubeを先週は8時間も見ていましたよ、とか、LINEを先週は3時間使っていました、とか、ゲームを10時間くらいしていますよ、とか。
そういうことを教えてくれるのがスクリーンタイム。
ですよね。スマホをどのくらい使いましたか、というのを教えてくれる機能。
皆さんスクリーンタイム、チェックしていますか?
どのくらいですか?
私ね、スクリーンタイム、もともとめちゃくちゃ短い方なんです。
[文字数制限があるので、スクリプトはここまでです。]