【今週の興味シンシン医療ニュース】
・重要処方薬が増産指示可能に・・・でも
・外科医の処遇改善へ・・・
・がんの5年生存率 今回は?
・ミトコンドリア病 知っていますか?
https://note.com/naikaitakeo/n/ndae58bff83c0
この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非!
(匿名でも可能です)
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#医療
#健康
#スタエフ医療部
■AI要約(誤字はご勘弁ください)
内科医たけおが、毎週木曜恒例の「今週の興味シンシン医療ニュース」として4本の話題を紹介しました。
### 1. 医薬品の増産・輸入指示が可能に
抗菌薬や麻酔薬など、国民の生命を守るために重要な75成分の処方薬が不足した場合に、厚生労働省が製薬会社に増産や輸入を指示できる新制度が始まりました。指示に従わない場合は企業名が公表されます。
話者は、「当然の対応だ」としつつも、昨今の医薬品の供給不安定問題の根深さを指摘。特にジェネリック医薬品の供給が著しく不安定であり、それが先発医薬品の不足にもつながる「玉突き」現象が起きていると解説します。根本的な解決には、ペナルティだけでなく、企業側が利益を確保し製造を継続できるような薬価の問題など、より建設的な対策が必要だと述べ、薬の安定供給の重要性をもっと認識してほしいと訴えました。
### 2. 外科医の処遇改善へ
外科医の深刻な人手不足を受け、処遇改善や働き方改革に取り組む医療機関を診療報酬で評価する検討が始まりました。若手医師が外科を選択しやすくする狙いです。
話者は、この動きは当然だとし、外科医不足は今後の医療にとって危機的な状況になりうると警鐘を鳴らします。また、診療科の偏りだけでなく、医師が都市部に集中する「地域偏在」の問題も深刻であり、自身が地方の病院に出入りする中でその実態を痛感していると語りました。これらの問題に対し、制度的な仕組みづくりが急務であると強調しました。
### 3. がんの5年生存率の最新データ
2012年から2015年にがんと診断された人の5年後の生存率が公表されました。胃がんは64%、大腸がんは67%で、30年前に比べて多くの部位で生存率が向上しています。一方で、膵臓がんや胆のうがんなどは依然として低いままでした。
話者は、このデータは診断から10年近く経過したものであり、その後に登場した新薬などにより、現在の生存率はさらに向上しているだろうと推測。また、膵臓がんなどの生存率が低い背景には、有効な検診がなく、症状が出たときには進行しているケースが多いことを挙げ、改めて早期発見の重要性を訴えました。早期発見された場合、胃がんや大腸がんでは92%、女性の乳がんで98%と生存率が非常に高いことを紹介しました。
### 4. ミトコンドリア病の治療薬候補の治験開始
国指定の難病「ミトコンドリア病」の治療薬候補「MA-5」の臨床試験(第2段階)が開始されたというニュースです。ミトコンドリア病は、難聴や糖尿病、腎臓病など全身に多彩な症状が現れる疾患です。
話者は、この病気の治療につながる可能性のあるニュースとして個人的に非常に注目しており、今後の動向を注視したいと述べました。
最後に恒例の「心身じゃんけん」が行われ、この日は「グー」でした。
【本日のご質問】
AI(喉の画像診断?)でインフルエンザ検査ができるようになったと聞きました。
精度など、どういったもので判断しているのか、その他の似たような症状(風邪・コロナなど)と区別できるのか、お聞きしたいです。
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■AI要約(誤字はご勘弁ください)
内科医たけおが、リスナーからの質問に答える形で医療情報を提供するラジオ番組です。今回は「AI(人工知能)による喉の画像診断でインフルエンザ検査ができるようになったと聞いたが、その精度や判断基準、他の風邪やコロナとの区別は可能なのか」という質問に回答しました。
まず、インフルエンザやコロナウイルスの診断における大前提として、どの検査にも限界があることを強調しました。特に、発熱直後は体内のウイルス量が少ないため、抗原検査やPCR検査を行っても陰性(偽陰性)と出ることがよくあります。これは、先日報道された佳子さまのコロナ感染の例のように、初回の検査で陰性でも、症状が続くため再検査したら陽性だったというケースが臨床現場では頻繁に起こる現象です。そのため、熱が出てすぐに受診しても、正確な診断が難しい場合があるのです。
質問にあったAIによる画像診断は、実際に「nodoca(ノドカ)」という医療機器として存在し、すでに保険適用もされています。これは、スマートフォンのような専用カメラで喉の奥を撮影し、その画像をAIが解析してインフルエンザに特徴的な所見があるかを判定するものです。インフルエンザに罹患すると、喉の奥に「リンパ濾胞」と呼ばれる、いくらの粒のようなブツブツが現れることが知られており、AIはそうした所見の有無や喉の赤みの状態などを学習して診断を補助します。この技術はコロナの診断にも応用が始まっています。
しかし、このAI診断も万能ではありません。あくまで診断を補助するツールの一つであり、最終的な診断は、検査結果だけでなく、患者の症状、喉以外の身体所見(リンパ節の腫れなど)、そして周囲の流行状況(家族内での感染など)を医師が総合的に判断して下します。例えば、家族全員がインフルエンザにかかっている状況で、残る一人も同じ症状を発症した場合、検査で陰性と出ても、臨床的にはインフルエンザと診断することがあります。
結論として、AIによる画像診断は診断の一助となる新しい技術ですが、それだけで確定診断ができるわけではありません。従来の検査と同様に、その時点での診断の確度を示すものであり、他の情報と合わせて総合的に評価することが重要です。
最後に、これから本格化するシーズンに向けて、インフルエンザやコロナの感染対策として、マスク、手洗い、そしてワクチンの重要性を改めて呼びかけました。
【本日のご質問】
尿素窒素も腎機能を測るものだと思うのですが、クレアチニンとどう違うのでしょうか?
尿素窒素高値なのにクレアチニン正常という場合、腎機能が低下しているとは言えないのでしょうか?
参考)たけお2号の回答
https://chatgpt.com/share/691b8b37-e8b0-8001-9ea1-e2c4a6fc8b02
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■AI要約(誤字はご勘弁ください)
内科医のたけお氏が、健康診断の項目である「尿素窒素」と「クレアチニン」の違いについて、リスナーからの質問に答える形で詳しく解説しました。
### 質問内容
「尿素窒素も腎機能を測るものだと思うが、クレアチニンとはどう違うのか。また、尿素窒素が高くてもクレアチニンが正常な場合、腎機能は低下していないと考えてよいのか」という質問が寄せられました。
### 結論:より重視すべきは「クレアチニン」と「eGFR」
たけお氏は結論として、医療現場で腎機能の評価において最も重視されるのは「クレアチニン」と、そこから計算される「eGFR(推算糸球体濾過量)」であると述べました。これらが腎臓の働きをより直接的に反映するためです。しかし、「尿素窒素(BUN)」も決して無意味ではなく、腎機能以外の体の状態を知るための重要な情報を含んでいると説明しました。
### 「クレアチニン」と「eGFR」とは
クレアチニンは、筋肉でエネルギーが使われた後に出る老廃物です。腎臓で濾過されて尿として排泄されるため、腎機能が低下すると血液中のクレアチニン値が上昇します。
eGFRは、このクレアチニン値に年齢や性別を加味した計算式で算出される指標で、腎臓が1分間にどれくらいの血液を濾過できるかを示します。これを「腎臓の働きが100点満点で何点か」と捉えると分かりやすく、健康な状態では90以上ですが、60を下回ると「慢性腎臓病(CKD)」の疑いが出てきます。たけお氏は、健康診断の結果を見るときは、まずこのeGFRの数値を確認することが大切だと強調しました。
ただし、クレアチニンには「筋肉量に影響される」という弱点があります。筋肉質な人は数値が高めに出やすく、逆に筋肉の少ない高齢女性などでは、実際には腎機能が低下していてもクレアチニン値が正常範囲内に収まってしまい、問題が見逃されるリスクがあると指摘しました。
### 「尿素窒素(BUN)」が示すもの
一方、尿素窒素は、主に食事で摂取したタンパク質が肝臓で分解されてできる老廃物です。これも腎臓から排泄されるため、腎機能が低下すると数値が上がります。
しかし、尿素窒素は腎機能以外にも様々な要因で変動します。
1. **食事のタンパク質量**:プロテインを多く摂取している人や高タンパクな食事をしている人は高値になります。逆に栄養不足だと低値になります。
2. **脱水**:体が水分不足になると、血液が濃縮されて一時的に高値になります。
3. **消化管出血**:胃潰瘍などで出血すると、血液中のタンパク質が腸で吸収され、BUNが急上昇します。
4. **その他**:高熱や重度の感染症など、体内のタンパク質分解が進む状態でも上昇します。
### 質問への回答
質問にあった「尿素窒素が高く、クレアチニンが正常」というケースは、腎機能そのものの低下よりも、上記のような脱水、高タンパク食、消化管出血といった腎臓以外の要因が強く影響している可能性が高いと解説しました。
### まとめ
腎機能の評価は、クレアチニンや尿素窒素、尿検査の結果などを複合的に見て総合的に判断されます。一般の方が自身の腎機能の状態を把握するためには、まず最も重要な指標である「クレアチニン」と、それを元に計算された「eGFR」の数値に注目し、その変動を追っていくことが大切であると締めくくりました。
【本日のご質問・リクエスト】 いつも発信していただき、学びをありがとうございます。「学び」といえば!たけお先生は、どのように勉強をしていらっしゃいますか?学生の頃は?(私は書いて覚えるタイプでした)お仕事をされてからは、何から?どんな機会で?身につける工夫は?情報収集能力に長けていらっしゃると思うのですが、そのアンテナの張り方にも興味シンシン☝️です。伺って真似ができるかはかなり怪しいですが、参考にさせていただきたいです。参考)パパ丸山さんのnoteVoicyを毎日9年間続けて気づけば“声”が人生の軸になっていた https://note.com/papamaruyama/n/n5290b4d00fb7この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非!(匿名でも可能です) https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは#心身健康ラジオ#たけおがお答えしますをつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください!#医療 #健康 #スタエフ医療部■AI要約(誤字はご勘弁ください)内科医たけお氏が、リスナーから寄せられた「勉強法や情報収集のコツ」についての質問に答えました。**【勉強における2つの基本ポリシー】**まず、たけお氏は自身の勉強の根幹にある2つのポリシーを挙げました。1. **教えることは学ぶこと**:これは研修医時代の病院のスローガンであり、人に教えることを通じて自身の学びを深めるという考え方。2. **頭は記憶ではなく思考に使う**:情報を暗記するために脳のリソースを使うのではなく、考えるために使うことを心がけている。**【学生時代の勉強法】**学生時代は授業に真面目に出てノートを取っていましたが、試験勉強の際には、授業に出ていなかった部活の同期にひたすら内容を教えるという方法を実践していました。人に教えることで自分の理解が深まり、知識が定着したと語ります。**【社会人になってからの勉強法と情報収集術】**仕事をするようになってからも、「アウトプット」を前提とした学びを重視しています。* **アウトプットの機会を半強制的に設ける** この配信活動や資格の勉強もその一環です。アウトプットするゴール(試験日や配信日)を設定し、そこから逆算してインプットを行うことで、学習効率を高めています。 具体例として、毎週数百本の医学論文を読み、その要約を知人に送るという習慣を4~5年続けていることを明かしました。* **アンテナの張り方(情報収集ツール)** 特定の情報源に偏らず、広く網をかけるために以下のツールを駆使しているそうです。 * **PubMed(論文データベース)**:関心のあるキーワードや雑誌を登録し、毎週新着論文をチェックする。 * **Googleアラート**:設定したキーワードに関する新しい情報がウェブ上に出ると、メールで通知を受け取る。 * **RSSリーダー**:多数のウェブサイトやブログの更新情報をタイトル一覧で効率的に把握し、短時間で大量の情報をスクリーニングする。結論として、人に提供する(アウトプットする)ことを前提に、様々なツールを使って広く情報を集め、それを自身の学びに繋げることが、たけお氏の勉強法の核となっています。
■本日の資料
事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン
糖尿病に関する留意事項
https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001227128.pdf
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■AI要約(誤字はご勘弁ください)
11月14日の「世界糖尿病デー」にちなみ、産業医の立場から「糖尿病の治療と仕事の両立」をテーマに解説します。厚生労働省の「治療と仕事の両立支援のためのガイドライン」にも糖尿病の項目があり、職場での正しい理解と支援が重要視されています。
糖尿病は、定期的な通院への配慮がなされれば、おおむね通常と変わりなく就労を継続できる疾患です。しかし、初期は自覚症状に乏しいため治療中断につながりやすく、放置すると重症化や合併症(神経障害、網膜症、腎症など)を引き起こすため、治療の継続が極めて重要です。実際、就労世代で糖尿病が疑われる人のうち約3割が治療を受けていないというデータもあり、「仕事が忙しい」ことが治療中断の一因とされています。そのため、労働者自身が治療を続ける意志を持つことと、事業者側が通院などに配慮し、治療を支援することが両立の鍵となります。
職場で注意すべき点として、まず糖尿病に対する誤ったイメージ(スティグマ)の問題があります。糖尿病は必ずしも生活習慣のみが原因で発症・悪化するものではなく、「不摂生な人がなる病気」といった偏見が、職場での理解や協力を妨げる可能性があります。事業者側も正しい知識を持ち、啓発に努めることが求められます。
両立支援において特に重要なのが「低血糖」への対応です。インスリン注射などの薬物療法を行っている場合、血糖値が下がりすぎることがあります。血糖値は、高いことよりも低いことの方が意識障害などを引き起こすため圧倒的に危険です。低血糖の予防法や、起きた際の対処法(ブドウ糖の摂取など)について、本人だけでなく周囲の同僚も理解しておくことが望ましいです。また、風邪などで体調を崩した「シックデイ」の際の対応も重要になります。
糖尿病の治療法は、食事療法・運動療法・薬物療法が三本柱です。特に薬物療法は大きく進歩しており、週1回の注射で済む薬剤も登場するなど、患者の負担を軽減する選択肢が増えています。現在の治療で血糖コントロールがうまくいっていなくても、諦めずに主治医と相談し、自分に合った治療法を見つけることが大切です。
糖尿病と共に働き続けるためには、本人の自己管理はもちろん、職場による正しい知識に基づいた配慮とサポート体制が不可欠です。
・リフィル処方箋の今・歯周病からくる全身の病気
・アルコール関連問題
・肺炎・興味シンシン医療ニュース
今週もたくさんのコメントありがとうございました!
以下の宿題提出お願いします!
(質問も大歓迎です←マジ大事!! コメント返しは質問を優先的に取り上げますが、全ての質問に回答できない可能性があることはご了承ください。また【質問】と入れておいていただけると見逃しが少ないです)
ぜひとも使っていただきたい「たけお2号」内科医たけお(2号)に興味シンシンに聞いてみよう☝
https://chatgpt.com/g/g-680191c357a48191b476839e3368d6c2-nei-ke-yi-takeo-2hao-nixing-wei-sinsinniwen-itemiyou
《宿題》今週の一番良かった放送の数字を出来れば理由と共に記入ください!
例)1134この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非!(匿名でも可能です)
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《AI要約》誤字はご容赦!
内科医たけお氏が、自身のラジオ番組で1週間の放送(1385回〜1390回)を振り返り、リスナーからのコメントに回答しました。
今週は以下のテーマについて振り返りました。
リフィル処方箋: リクエストに応え、医師の許可があれば最大3回まで繰り返し使えるリフィル処方箋について解説。リスナーからは「便利なシステム」「もっと普及してほしい」といった声が寄せられました。たけお氏は、制度自体は有用としつつ、原則として本人が受診しないと処方はできない点を補足しました。
歯周病と全身疾患: 「いい歯の日」にちなみ、歯周病が低体重児出産のリスクになるなど、全身の健康に影響を及ぼすことを紹介。「口から全身に毒素が回るようで怖い」といったコメントに対し、口腔ケアの重要性を再確認しました。また、「PM2.5で肺炎になるか」という質問には、感染性の肺炎とは異なる「間質性肺炎」や「じん肺」の可能性があると答えました。
アルコール関連問題: アルコール問題啓発週間に合わせ、大阪府の簡易介入マニュアルを紹介しセルフチェックを推奨。リスナーから「女性の方がアルコール依存のリスクが高い理由はホルモンの関係か」という質問がありましたが、明確な理由は不明なため、今後の調査課題としました。
肺炎: 「世界肺炎デー」にちなみ、肺炎を甘く見てはいけないと警鐘を鳴らしました。リスナーからは「風邪をこじらせたくらいにしか考えていなかった」という声も。風邪症状から肺炎の診断まで数日かかることもあり、症状が悪化すれば再受診が必要だと述べました。
OTC類似薬と肥満治療: 肥満治療薬について、薬物療法だけでなく手術という選択肢もあると紹介。ただし、薬や手術だけで解決するわけではなく、食事・運動・心理療法を併用することが重要だと強調しました。また、強制的な減量はメンタル不調のリスクもあるため、慎重なアプローチが必要だと述べました。
最後に恒例の「心身じゃんけん」で締めくくりました。
【今週の興味シンシン医療ニュース】
・OTC類似薬議論どうなる?
・「乱用防止医薬品」8成分を検討
・ファイザーが肥満症治療薬に名乗り!
・補正予算で病院賃上げなるか⁉️
https://note.com/naikaitakeo/n/nc4bc8a93f7a8
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■AI要約(誤字はご勘弁ください)
内科医たけお氏が、2023年11月時点の興味深い医療ニュース4本を解説した。
**1. OTC類似薬の保険適用見直し**
市販薬と似た成分や効能を持つ「OTC類似薬」の保険給付のあり方について、厚生労働省の部会で議論が行われている。出席者からは、保険適用から一律に外すのではなく、自己負担のあり方を見直すべきとの意見が相次いだ。話者は、保険制度を維持するためには部分的に適用から外すことも必要かもしれないが、どの範囲まで認めるかについては慎重な議論が不可欠だと述べた。
また、関連して、後発医薬品(ジェネリック)があるにもかかわらず先発医薬品を希望する場合の自己負担額を引き上げる方向で調整が進んでいる。これについて話者は、致し方ない流れだろうとの見解を示した。
**2. 乱用防止医薬品の指定成分追加**
若者を中心に問題となっている市販薬のオーバードーズ対策として、厚生労働省は規制強化を検討している。具体的には、乱用のおそれがあるとして指定される「乱用等防止医薬品」に、新たにアレルギー薬成分の「ジフェンヒドラミン」と、咳止め成分の「デキストロメトルファン」の2成分を追加する方針。話者は、ジフェンヒドラミンは副作用が強い古典的な薬であるため規制は妥当としつつ、デキストロメトルファンについては、規制とは別に、近年処方薬としての供給が不安定になっている問題を指摘し、安定供給できる仕組み作りを強く求めた。
**3. ファイザーが肥満症治療薬市場に本格参入**
米製薬大手ファイザーが、肥満症治療薬を開発する新興企業を約1.5兆円で買収し、市場競争に名乗りを上げた。肥満症治療薬は、元々糖尿病治療薬から発展した分野で、これまでノボノルディスクファーマとイーライリリーの2社が市場を牽引してきた。急成長するこの市場にファイザーが参入することで、三つ巴の争いになる可能性がある。話者は、肥満症治療は薬だけでなく、食事、運動、認知行動療法などの心理療法を組み合わせることが非常に重要だと補足した。
**4. 病院・介護施設の賃上げ支援**
政府は、物価高騰で経営が悪化している病院や介護施設に対し、職員の賃上げや経営改善を支援するための補助金を補正予算案に盛り込む方針を固めた。医療・介護分野の提供体制を維持することが狙い。話者は、この動きに医療者として期待を寄せつつ、診療報酬本体の大幅なプラス改定がなければ根本的な解決にはならず、現状のままでは医療機関の経営は立ち行かなくなると警鐘を鳴らした。
■本日の資料
ストップ!肺炎
https://www.jrs.or.jp/activities/guidelines/file/stop_pneumonia2024.pdf
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■AI要約(誤字はご勘弁ください)
11月12日の「世界肺炎デー」にちなみ、内科医のたけお氏が肺炎について解説します。肺炎は、肺に細菌やウイルスが感染して急性の炎症を起こす病気で、日本人の死因では第5位、誤嚥性肺炎を含めると第3位という重要な疾患です。
### 肺炎の症状と診断
肺炎の主な症状は、発熱、咳、痰、息苦しさなどです。しかし、これらの症状は風邪と似ているため、自己判断は非常に危険です。特に高齢者の場合、典型的な症状が出にくく、「なんとなく調子が悪い」というだけで実は肺炎だったというケースも少なくありません。
診断は、診察や血液検査に加え、胸部X線(レントゲン)検査が中心となります。健康な肺は空気で満たされているため黒く写りますが、肺炎になると炎症部分が白く写ります。レントゲンで分かりにくい場合は、CT検査で詳しく調べることもあります。
### 肺炎の治療
肺炎と診断されると、まず原因となっている細菌やウイルスを特定するための検査を行います。原因によって治療法が異なり、例えばウイルス性の肺炎に細菌を殺す抗菌薬は効きません。特定された原因に合わせて、抗菌薬の投与など適切な治療が行われます。多くは外来での治療が可能ですが、重症の場合は入院して点滴治療などが必要になります。
### 肺炎を予防するために非常に重要なこと
肺炎は命に関わることもあるため、日頃からの予防が何よりも大切です。特に重要な予防策は以下の通りです。
1. **ワクチン接種**
* **インフルエンザワクチン**: 毎年の接種が推奨されます。
* **肺炎球菌ワクチン**: 肺炎の原因で最も多く、毒性も強い「肺炎球菌」による肺炎を予防します。両方のワクチンを接種することが非常に効果的です。
2. **口腔ケア**
* 口の中を清潔に保つことは、誤嚥性肺炎の予防に直結します。食べ物などと一緒に口の中の細菌が肺に入ってしまうのを防ぐため、日々の歯磨きなどのセルフケアと、定期的な歯科受診を心がけましょう。
3. **生活習慣の見直し**
* **禁煙**: 喫煙は「百害あって一利なし」で、肺炎の大きなリスク因子です。
* **栄養管理**: 免疫力を維持するために、バランスの取れた食事を摂ることが重要です。
肺炎は決して侮れない病気です。予防できることはしっかりと行い、気になる症状があれば早めに医療機関を受診しましょう。
■本日の資料
大阪府 アルコール関連問題のある人への簡易介入マニュアル ~ S B I R T S ~
https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/35271/manual.pdf
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内科医たけお氏が、11月10日から16日までの「アルコール関連問題啓発週間」にちなみ、アルコール関連問題とその支援方法について解説しました。
**1. アルコール関連問題とは**
アルコール依存症だけでなく、多量飲酒や、それに伴う身体的・社会的な諸問題(人間関係の破綻、飲酒運転など)を含む広範な概念です。WHOによると、アルコールは200以上の病気や怪我の原因とされています。
**2. 適切な対応手順「S-BARTS(エスバーツ)」**
アルコール問題への対応として、以下の手順が紹介されました。
* **S (スクリーニング)**: 質問票(AUDITなど)で飲酒状況を評価。
* **BI (ブリーフインターベンション)**: 短時間の簡易的な介入。危険な飲酒には「減酒」、依存症には「断酒」を勧める。
* **RT (リファーラル・トゥ・トリートメント)**: 専門治療機関へ紹介。
* **S (セルフヘルプグループ)**: 断酒会などの自助グループへ紹介。
**3. 飲酒のリスクと関連疾患**
アルコールは肝障害、膵炎、脂質異常症、高血圧、さらには癌(口腔・咽頭・食道・肝臓など)のリスクを高めます。生活習慣病リスクを高める1日の純アルコール量は、男性で40g以上、女性で20g以上とされており、女性はより少ない量でリスクが高まる傾向にあります。
**4. 自己チェックツール**
自身の飲酒リスクを把握するために、世界的に用いられる「**AUDIT(オーディット)**」や、救急現場でも使われる4つの簡単な質問からなる「**CAGE(ケージ)質問票**」が紹介されました。これらを用いて客観的に自身の状況を評価することが推奨されています。
**5. 介入の考え方「ハームリダクション」**
必ずしも「断酒」だけが目標ではなく、本人の状況に応じて飲酒量を減らす「減酒」を目指すなど、害を最小限に抑える「**ハームリダクション**」というアプローチが重要であると述べられました。
日本臨床歯周病学会
歯周病が全身に及ぼす影響
https://www.jacp.net/perio/effect/
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内科医たけおです。今回は11月8日の「いい歯の日」にちなんで、歯、特に「歯周病」と全身の病気の関連性について解説します。なお、私は内科医であり、歯科の専門家ではありません。医科と歯科はライセンスも異なり専門性が違うため、あくまで全身疾患を診る内科医の立場からお話しするという点をご理解ください。
情報源として、日本臨床歯周病学会のウェブサイトを参考にしています。そこには、歯周病が全身に及ぼす影響について多くの情報が掲載されていました。
まず、歯周病と非常に関連が深いのが「心臓疾患」や「脳血管疾患」です。歯周病菌が血流に乗って全身に回り、動脈硬化を促進することが分かっています。これにより、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。
次に重要なのが「糖尿病」との関係です。歯周病は糖尿病の合併症の一つとされており、両者は相互に悪影響を及ぼし合います。歯周病菌が出す毒素が、血糖値を下げるインスリンの働きを邪魔するため、歯周病があると糖尿病が悪化しやすくなります。逆に、糖尿病で血糖コントロールが悪いと、体の免疫力が落ちて歯周病も進行しやすくなるのです。研究によっては、歯周病の治療を行うことで、糖尿病の指標であるヘモグロビンA1cが改善したという報告もあります。
また、「妊娠」にも影響します。歯周病にかかっている妊婦さんは、そうでない人に比べて低出生体重児や早産のリスクが数倍高まるというデータがあります。妊婦検診で歯科受診が推奨されるのはこのためです。
そして、高齢者で特に問題となるのが「誤嚥性肺炎」です。口の中が不潔な状態で食べ物や唾液を誤嚥すると、歯周病菌などが肺に入り込んで肺炎を引き起こします。日頃から口腔ケアを徹底し、口の中を清潔に保つことが、誤嚥性肺炎の最も重要な予防策となります。
このほかにも、骨粗しょう症、関節リウマチ、腎炎、メタボリックシンドロームなど、多くの全身疾患と歯周病の関連が指摘されています。
このように、口の中の健康は全身の健康と密接につながっています。歯周病は単なる口の病気ではなく、全身の様々な病気のリスクを高める要因となります。日々の丁寧な歯磨きと、定期的な歯科受診によるプロのケアが、全身の健康を守るために非常に重要です。
■本日のリクエスト
地方の小さな診療所などは院内処方のところもあり、まだまだリフィル処方箋が普及していないと実感しています。現実、ドクターは(診察が減るわけですから)リフィル処方箋を出しやすいのか?患者から言うものなのか?などなど
リフィル処方箋について解説していただきたいです。
・仕組み、リフィル処方箋の現状
「リフィル処方箋」を知っていますか?1度の診察で最大3回まで薬の処方を受けられます!https://www.gov-online.go.jp/article/202411/entry-6756.html
リフィル処方箋の認知率や利用状況に関するダッシュボードhttps://www.digital.go.jp/resources/govdashboard/refill-prescription
この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非!
(匿名でも可能です)
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#医療
#健康
#スタエフ医療部
■AI要約(誤字はご勘弁ください)
今回はリスナーからの質問に基づき、「リフィル処方箋」の仕組みや現状について解説します。
### リフィル処方箋の仕組みとメリット
リフィル処方箋とは、2022年度に導入された制度で、症状が安定している患者に対し、医師が認めた場合に限り、1枚の処方箋で最大3回まで繰り返し薬を受け取れる仕組みです。
**主なメリット**
* **患者側:** 通院の負担(時間、交通費など)が軽減されます。
* **社会全体:** 医療費全体の抑制につながります。
**対象となる患者と薬**
対象は、高血圧や糖尿病、アレルギー性鼻炎など、症状が安定している慢性疾患の患者です。一方で、処方日数に制限のある新薬や向精神薬、湿布薬などは対象外となります。
### 患者側の注意点
リフィル処方箋を利用する際は、以下の点に注意が必要です。
1. **自己管理の重要性:** 診察の間隔が空くため、体調の変化を見逃さないよう自己管理が求められます。
2. **処方箋の保管:** 3回使い切るまで、処方箋を紛失しないように自分で保管しなければなりません。紛失のリスクをなくす電子処方箋も便利ですが、まだ普及途上です。
3. **調剤期間の遵守:** 2回目以降の調剤は、前回の調剤日を基準とした「次回の調剤予定日」の前後7日以内に行う必要があります。
### 医療機関側の本音と普及の壁
「診察が減るなら、医師はリフィル処方箋を出しやすいのでは?」という質問がありましたが、現実はその逆です。特に診療所レベルでは、リフィル処方箋に消極的な傾向があります。なぜなら、診察回数が減ることはクリニックの収入減少に直結するからです。このため、医師会も基本的には反対の姿勢を示しており、これが普及の大きな壁となっています。
### 認知度と利用率の現状
デジタル庁の調査によると、リフィル処方箋の現状は以下の通りです。
* **患者側の認知度:** 約30%と低く、特に高齢者層で知られていません。
* **利用意向と実績:** 症状が安定していれば約7割が「利用したい」と考えていますが、実際に交付された経験がある人は1割未満です。
* **医師側の状況:** 認知度は約97%と非常に高いものの、実際に発行した経験がある医師は4割程度にとどまっています。
結論として、リフィル処方箋は患者の負担を減らす優れた制度ですが、医療機関側の経営的な事情や、国民全体の認知度の低さが普及を妨げているのが現状です。この制度が有効に機能するためには、患者自身の正しい理解と自己管理、そして医師と薬剤師のより密な連携が重要となります。
今週は怒涛の質問・リクエスト回答Weekでした!
・痛み止め・睡眠薬💊くせになる?
・家族がいない・認知機能低下 透析どうする?
・余命告知の方法
・知ろう 守ろう 抗菌薬💊💉
・興味シンシン医療ニュース
今週もたくさんのコメントありがとうございました!
以下の宿題提出お願いします!
(質問も大歓迎です←マジ大事!! コメント返しは質問を優先的に取り上げますが、全ての質問に回答できない可能性があることはご了承ください。また【質問】と入れておいていただけると見逃しが少ないです)
ぜひとも使っていただきたい「たけお2号」
内科医たけお(2号)に興味シンシンに聞いてみよう☝
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《宿題》今週の一番良かった放送の数字を出来れば理由と共に記入ください!
例)1134
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《AI要約》誤字はご容赦!
内科医たけおです。この放送は、毎週金曜恒例の1週間の放送振り返りとコメント返しです。今回は第1379回から第1384回までの6つの放送を振り返ります。
まず先週は「世界脳卒中デー」にちなみ、脳卒中に関する話題を中心にお届けしました。特に、脳梗塞の体験を漫画にされたあまこそうべい先生の回(第1377回)に多くのコメントをいただきました。漫画や書籍だけでなく、YouTubeでご本人が語られている動画も、発症時のリアルな状況が伝わるのでぜひご覧ください。
今週は、リスナーからの質問に集中回答する「回答ウィーク」としました。
最初のテーマは「痛み止めや睡眠薬は癖になるか」という医療職の方からの質問でした。「癖になる」という言葉が、患者さんと医療者でどういう意味で使われているのか、その背景にある不安を理解しコミュニケーションをとることの重要性を確認しました。質問者ご本人からも、医師に本音を言いにくい患者さんの心情や、多職種連携の大切さについてのコメントをいただき、議論が深まりました。
次に「家族がいない認知症患者の透析をどうするか」という難易度の高い質問を取り上げました。成年後見制度にも限界がある中で、本人の意思をどう尊重していくか、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の重要性についてお話ししました。
続いて「余命告知の方法」についてです。告知の際は、ご家族に同席してもらい、告知後の精神的なフォロー体制を整えることが重要です。また、統計データに基づく予後予測と、個々の患者さんの実際の経過には差があること、特に終末期以外の長期的な予測は難しいことも解説しました。
「薬剤耐性(AMR)対策推進月間」にちなんで、抗菌薬の適正使用についても取り上げました。風邪の原因の多くはウイルスであり抗菌薬は効きません。細菌感染症と診断された場合は、症状が改善しても処方された抗菌薬は必ず飲み切ることが薬剤耐性菌を生まないために重要です。また、緑色の痰や鼻水が必ずしも細菌感染を意味するわけではないこと、ウイルスか細菌かの判断は専門家でも難しいことをお伝えしました。
そして昨日の放送では、医療ニュースとして「腎不全の緩和ケア」の議論や、「認知症の方でも痛みなく採血できる技術」などを紹介しました。また、放送内で触れた2年に1度の「医師・歯科医師・薬剤師の現況届」について、多くの医療関係者から「忘れていた」「手続きが大変」といった反響がありました。ウェブ登録のハードルが高く、私も苦戦しています。
今週もたくさんのコメントやいいね、SNSでのシェアをありがとうございました。ぜひ今週の放送でどれが「神回」だったか、コメントで教えていただけると嬉しいです。
【今週の興味シンシン医療ニュース】
・腎不全の緩和ケア ついに診療報酬議論に!
・救急・集中治療の終末期医療
・認知症が血液検査で分かる時代に
・K大学病院が堺市に移転!
・医師の4割が現況届未提出⁉️
https://note.com/naikaitakeo/n/ne4b582ac1a9d
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■AI要約(誤字はご勘弁ください)
「内科医たけおの心身健康ラジオ」の木曜コーナー「今週の興味津々医療ニュース」で、5つの最新医療トピックが紹介・解説されました。
1. **腎不全患者の緩和ケアが診療報酬の対象へ**
人工透析を中止した末期の腎不全患者が、新たに緩和ケア病棟の対象になるという厚生労働省の方針が示されました。これは医療界にとって大きなニュースであり、複数のメディアが報じました。話者は、各社の報道で「緩和ケア病棟の対象」や「診療報酬での評価」など見出しやニュアンスが微妙に異なる点に注目。実際の議論では腎不全だけでなく他の非がん疾患も含まれていましたが、社会的な関心の高さから腎不全が大きく取り上げられたと分析しています。
2. **救急・集中治療領域における終末期医療の新指針**
救急医療や集中治療における終末期医療のガイドラインが改訂され、緩和ケアに移行するタイミングの目安として「患者が1年以内に死亡する見込みがある場合」という基準を盛り込む方針が示されました。これは、緩和ケア領域で用いられる「サプライズクエスチョン(この患者が1年後に亡くなっていたら驚くか?)」という考え方に近く、より早期からの緩和ケア介入を促すものと期待されます。
3. **認知症の早期発見につながる血液検査薬**
製薬会社の富士レビオが、早期のアルツハイマー型認知症などを診断するための血液検査薬を年内に承認申請するとのことです。この検査は患者の身体的負担が少なく、承認されれば国内初となります。早期診断から早期治療へ繋がる期待がある一方、話者はあくまで補助的な診断ツールである点を強調。高額な治療薬(レカネマブ等)の過剰な使用に繋がらないか、慎重な運用が必要との見解を示しました。
4. **近畿大学病院の大規模移転**
近畿大学病院が大阪狭山市から堺市へ移転し、ICUの重症患者を含む入院患者125人の大規模な引っ越しが行われました。話者は自身の病院移転の経験に触れ、今回は安全を期して入院患者数をかなり減らした上での計画的な移転だったのだろうと推察しました。
5. **医師の約4割が「現況届」を未提出**
医師免許を持つ人の約4割が、2年に1度義務付けられている「現況届」を厚生労働省に提出していないことが判明。これにより、厚労省の公式な医師検索サイトに名前が掲載されない医師が多数存在します。話者自身も、クリニック勤務時代に提出した記憶がなく、制度が形骸化している可能性を指摘。死亡した医師の情報が更新されていないケースもあるため、マイナンバーカードとの連携など、より正確な管理体制の構築が必要だと述べました。
■本日のリクエスト
いつもありがとうございます。
放送のリクエストをします。
11月は薬剤耐性(AMR)対策推進月間です💊
「かぜには抗菌薬は効かない」
「細菌とウイルスの違い」など…
医療従事者の方は知ってると思いますが、一般人向けに話していただきたいです。
もし需要があると思いましたらご検討お願い致します🙇♀️
イベントなどの情報が記載されているリンク添付します🔗
https://amr.jihs.go.jp/information/campaign2025.html?s=06
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■AI要約(誤字はご勘弁ください)
内科医たけお氏が、11月の「薬剤耐性(AMR)対策推進月間」にちなみ、リスナーからのリクエストに応えて抗菌薬の正しい知識について解説しました。
### 抗菌薬とは?風邪には効かない理由
感染症の主な原因には「細菌」と「ウイルス」があります。このうち、細菌を退治する薬が「抗菌薬(抗生物質)」です。一方で、インフルエンザや風邪の多くはウイルスが原因であり、これらに抗菌薬は効きません。ウイルスに効く薬は「抗ウイルス薬」と呼ばれ、抗菌薬とは全く別のカテゴリーの薬です。医療従事者の間では常識ですが、「風邪に抗菌薬は効かない」という知識を一般の方々も持つことが重要です。
### 薬剤耐性菌の脅威
抗菌薬が効かなくなった細菌のことを「薬剤耐性菌」と呼びます。これは、抗菌薬の不適切な使用によって生まれます。例えば、処方された薬を途中でやめたり、決められた量より少なく飲んだりすると、完全に死滅しなかった細菌が生き残り、薬への耐性を持ってしまいます。この耐性菌が増殖すると、次に同じ薬を使っても効かなくなります。
この問題は世界的に深刻化しており、2050年には薬剤耐性菌によって世界で1000万人が死亡するという衝撃的な予測も出ています。
### 薬剤耐性菌を増やさないための正しい使い方
薬剤耐性菌の発生を防ぐためには、抗菌薬の適正使用が不可欠です。
最も重要なのは、医師から処方された抗菌薬は、症状が改善したとしても自己判断でやめず、必ず指示された期間「飲み切る」ことです。中途半端にやめることが、耐性菌を生み出す最大の原因となります。
また、他人の抗菌薬をもらったり、自分のものをあげたりすることも絶対にやめましょう。
### 薬に頼る前の基本的な感染予防
薬に頼る前に、日頃からの感染予防を徹底することが最も大切です。
1. **手洗い**: 正しい方法で石鹸を使い、こまめに手を洗うことが基本です。
2. **咳エチケット**: 咳やくしゃみが出る際は、マスクやティッシュ、袖などで口と鼻を覆い、飛沫の拡散を防ぎます。特にマスクは、鼻から顎までを正しく覆って装着することが重要です。
3. **ワクチン**: ワクチン接種は、特定の感染症を予防し、流行を防ぐための非常に有効な手段です。
抗菌薬を正しく使うことは、自分自身の健康を守るだけでなく、未来の世代が使える薬を守り、地域社会全体を薬剤耐性菌の脅威から守ることに繋がります。
■本日のご質問
医師は、余命告知を、どのように行っているのでしょうか?
参考)たけお2号の解説・回答
https://chatgpt.com/share/69091535-4088-8001-ab30-a6f41d62404e
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■AI要約(誤字はご勘弁ください)
内科医たけおが、リスナーからの「医師は余命告知をどのように行っているのでしょうか?」という質問に回答しました。医師は「余命告知」を、より広い概念である「告知」の一環として捉えており、これには大きく分けて3つの種類があると説明します。
特にがんの場合、告知は以下の3つに分類されます。
1. **病名告知**:「あなたはがんです」と病名を伝えること。
2. **病態告知**:転移の有無や進行度(ステージ)など、病気の詳しい状態を伝えること。
3. **予後告知**:残された時間、つまり「余命」について伝えること。
**① 病名告知**
かつては患者に伏せることもありましたが、現在では本人に真実を伝えるのが標準的な医療となっています。ただし、患者が大きなショックを受けるため、医師は研修などを通じて、伝え方のコミュニケーションスキルを学んでいます。
**② 病態告知**
病気の進行度は治療方針と直結するため、基本的に行われます。どのような治療法が選択できるか、あるいはできないかを判断するために重要な情報となります。
**③ 予後告知(余命告知)**
これは最も慎重に行われる部分です。まず大前提として、患者には「知らない権利」があります。そのため、医師側から一方的に「あと〇ヶ月です」と宣告することは基本的にありません。
医師はまず、患者が「なぜ予後を知りたいのか」という背景を探ります。例えば「孫の入学式に出たい」「子供の出産に立ち会いたい」といった具体的な目標がある場合が多いです。その上で、「あと〇ヶ月」という断定的な伝え方ではなく、その目標が達成できる可能性があるか、という形で対話を進めることが一般的です。
また、診断時に伝えられる予後は、あくまで多くの患者の統計データ(中央値)であり、その個人に当てはまるとは限りません。治療の進歩によっても変わります。一方で、終末期に月単位・週単位で伝えられる予後とは意味合いが全く異なります。
がん以外の病気(心不全や腎不全など)では、治療の選択によって予後が大きく変動するため、予測はさらに難しくなります。
結論として、告知は患者の権利や心情を最大限に尊重し、個々の状況に寄り添いながら、対話を通じて慎重に行われています。一方的な「宣告」というイメージとは異なり、患者とのコミュニケーションが非常に重要視されるプロセスです。
■本日のご質問
腎不全の緩和ケアについて、ご家族がいない場合、かつ、ご本人が意思決定できる判断能力がない場合、腎代替療法(HD、PD、腎移植)をCKM(保存的腎臓療法)を含めてたけお先生はどのように選択されていますか?教えてください。
参考)たけお2号の解説・回答
https://chatgpt.com/share/6907c45a-2bac-8001-8f56-2240ea289e86
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■AI要約(誤字はご勘弁ください)
内科医たけお氏が、腎不全の緩和ケアにおける意思決定についてのリスナーからの質問に回答しました。
質問内容は「腎不全の患者で、ご家族がおらず、かつご本人に意思決定できる判断能力がない場合、腎代替療法(血液透析、腹膜透析、腎移植)と保存的腎臓療法(CKM)のどちらを選択すべきか」という非常に高度なものです。たけお氏は、自身も同様のケースの経験はないとしつつ、今後増加が予想される重要なテーマであるとして、思考のプロセスを段階的に解説しました。
**第1段階:本人の意思決定能力の丁寧な評価**
まず最も重要なのは、本当に本人に意思決定能力がないのかを慎重に見極めることです。一見、認知機能が低下しているように見えても、意思決定ができるタイミングがあったり、言語ではなく表情(例:透析の話をすると顔をしかめる)で意思を示したりすることがあります。意思決定能力は「ある/なし」で明確に二分できるものではなく、せん妄などで一時的に低下している可能性も考慮すべきです。そのため、時間や状況、確認する人を変えるなど、本人の意思を最大限に引き出す努力が第一歩となります。
**第2段階:本人の「推定意思」の確認**
本人の直接的な意思確認が難しいと判断された場合、次に「本人が元気だったらどう考え、どう判断したか」という「推定意思」を探ります。通常はこの役割をご家族が担いますが、質問のようにご家族がいない場合は、関わりのある他の人々が重要な役割を果たします。最新のガイドラインでは代弁者を「ご家族等」と広く定義しており、必ずしも血縁者でなくとも、親しい隣人、民生委員、施設の職員など、本人の価値観や人となりをよく知る人物がいれば、その人の意見を参考にすることができます。
**第3段階:多職種チームによる合意形成**
それでも判断が難しい場合は、医療チーム内での合意形成が求められます。これは医師が単独で決めるべきではなく、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカー、リハビリスタッフなど、患者に関わる様々な専門職が参加する「多職種カンファレンス」で議論することが不可欠です。各職種がそれぞれの視点から得た患者の情報(医師には話していないが看護師には漏らした言葉など)を共有し、統合することで、本人にとっての最善は何かを総合的に検討します。
**結論としての治療選択**
これらのプロセスを経て、腎代替療法を行うか、あるいは治療を行わず症状緩和に専念する「保存的腎臓療法(CKM)」を選択するかを決定します。腎代替療法の中でも、通院が必要な血液透析だけでなく、在宅で可能な腹膜透析といった選択肢も考慮されます。たけお氏は、こうした意思決定支援は腎不全緩和ケアの領域で非常に重要なテーマであり、今後ますますその必要性が高まるだろうと締めくくりました。
■本日のご質問
耳にタコかもしれませんが、痛み止めと睡眠薬について解説お願いしたいです。この2つは患者さんからよく「癖になるから飲みたくない」と不満、不安の声をよく聞きます。
本当に癖になってしまうのか?慢性疼痛にはどれくらいの服用期間が適当とされているのか。ご教示頂きたいです。
参考)たけお2号の解説・回答
https://chatgpt.com/share/6906734f-8678-8001-9361-46d43065bc95
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■AI要約(誤字はご勘弁ください)
内科医たけお氏が、「痛み止め」と「睡眠薬」がクセになる(依存する)のか、という質問に回答しました。
**【痛み止めについて】**
結論として、**一般的な痛み止めはクセになりません**。アセトアミノフェンやロキソニンなどのNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)には依存性はなく、むしろ痛みを我慢する方が不利益になる場合もあります。
ただし、一部の痛み止めには注意が必要です。
* **オピオイド系薬剤**(がん性疼痛などに使用):適切に使用すれば依存の問題は起こりにくいですが、痛み以外の目的で不適切に使用すると依存のリスクが高まります。
* **市販薬(OTC)**:純粋な痛み止め成分以外に、依存性のある成分が含まれている場合があるため、自己判断での使用には注意が必要です。
**【睡眠薬について】**
睡眠薬は種類によって異なり、**依存性を考慮すべきものと、そうでないものがあります**。
* **依存性が低い薬**:最近主流のオレキシン受容体拮抗薬やメラトニン受容体作動薬は、依存性の心配はほとんどありません。
* **依存性に注意が必要な薬**:ベンゾジアゼピン系(または非ベンゾジアゼピン系)の薬は、長期間使用すると精神的・身体的依存のリスクがあるため注意が必要です。
**【慢性疼痛における薬の服用期間について】**
ガイドラインでは、**「レスキュー使用(痛い時だけ飲む)」を避けること**が重要とされています。慢性疼痛は不安などの心理的要因も痛みを増強させるため、頓服的な使用はその悪循環を強化してしまう可能性があります。痛みに関わらず定期的に服用する「ベース」としての使い方が推奨されます。
**【結論と注意点】**
現在、痛み止めや睡眠薬を服用している方は、この情報だけで自己判断で中断しないでください。
また、「クセになる」という言葉のネガティブな印象に捉われず、薬に対してフラットな視点を持つことが大切です。血圧の薬などを「クセになる」とは言わないように、薬は「使うべき時に使い、使わなくていい時には使わない」という原則が重要だと締めくくりました。
今週は
今週10月29日は「世界脳卒中デー」
・脳卒中予防十か条2025
・脳卒中を見逃さない‼️ACT FAST
・脳卒中🧠当事者の声を聴く
・忍たま乱太郎原作者 尼子騒兵衛先生と学ぶ脳卒中マンガ📖
・興味シンシン医療ニュース
を取り上げました!
今週もたくさんのコメントありがとうございました!
以下の宿題提出お願いします!
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例)1134
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内科医たけおが医療に関する情報を発信するラジオ番組の、1週間の放送内容を振り返り、リスナーからのコメントに返信する金曜日の放送回です。
**先週の放送テーマ(第1373回まで)の振り返り**
先週は「薬と健康」「音楽療法のエビデンス」「がん相談支援センター」「乳酸菌でヘモグロビンA1cが下がる話」「興味深心医療ニュース」などをテーマに取り上げました。多数のコメントと宿題(良かった放送の投票)が寄せられ、リスナーからの関心の高さがうかがえました。
**今週の特集「世界脳卒中デー」**
今週は10月29日の「世界脳卒中デー」にちなみ、4日間にわたって脳卒中を特集しました。
* **脳卒中予防十か条2025(第1374回)**
日本脳卒中協会が発表した、2025年版の予防十か条を紹介。特に改訂されたアルコールに関する項目について解説しました。リスナーからは、脳卒中の原因が塩分だけでなく、肥満やLDLコレステロールなど多岐にわたることに改めて気づいたとのコメントがありました。
* **脳卒中を見逃さない「アクト・ファスト」(第1375回)**
脳卒中の兆候(顔の麻痺、腕の麻痺、言葉の障害)に気づき、すぐに救急車を呼ぶための合言葉「ACT-FAST」を紹介。リスナーからは、健診での心電図の重要性についての質問が寄せられました。たけお医師は、高齢者に多い心房細動は健診の心電図だけでは見つからない場合もあり、Apple Watchなどのウェアラブルデバイスが発見に役立つ可能性もあると解説しました。
* **脳卒中当事者の声(第1376回)**
脳卒中を経験した患者やその家族の声がまとめられた資料を紹介。急性期・回復期・生活期(維持期)におけるリハビリの重要性や、退院後の生活の現実について触れました。リスナーからは「リハビリ期間が短いのでは」との質問に対し、たけお医師は回復期リハビリ病棟では制度上、最長6ヶ月程度のリハビリが可能であり、病院経営のために早く退院させるわけではないと補足しました。
* **漫画で学ぶ脳卒中(第1377回)**
「忍たま乱太郎」の原作者・尼子騒兵衛先生が自身の脳梗塞体験を描いた漫画を紹介。TIA(一過性脳虚血発作)という、症状が一時的におさまる「脳梗塞の前触れ」を見逃さず、すぐに受診することの重要性を伝えました。
**最新医療ニュース(第1378回)**
昨日の放送では、「コロナワクチンの技術を応用したがん治療」「医療機関の経営難とクラウドファンディング」「豚の腎臓の異種移植」といった最新の医療ニュースを解説しました。
番組の最後には、今週も多くのコメントやSNSでのシェアに感謝を述べ、宿題の提出を呼びかけた後、恒例の「心身じゃんけん」で締めくくりました。
【今週の興味シンシン医療ニュース】
・コロナワクチン がんに効果⁉️
・医療系クラファンに思うこと
・ブタ🐷腎臓移植9ヶ月で摘出
・公立病院の病床削減問題・・・
https://note.com/naikaitakeo/n/n2e869a0d8279
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■AI要約(誤字はご勘弁ください)
内科医たけお氏が、今週気になった4つのテーマの医療ニュースを紹介します。
**1. コロナワクチンが、がん治療に効果をもたらす可能性**
米国の研究で、新型コロナワクチンを接種した肺がん患者は、未接種の患者に比べて生存期間が長い傾向があると報告されました。この研究は世界的に権威のある科学誌「Nature」に掲載されたもので、ワクチン接種により、がん細胞に対する免疫機能が活性化された可能性が示唆されています。対象は「免疫チェックポイント阻害薬」という薬で治療を受けている肺がん患者に限られますが、医師の間でも非常に話題になっており、今後の展開が注目されます。
**2. 医療系クラウドファンディング(クラファン)の現状**
2つの事例が紹介されました。1つは宮崎県の病院が老朽化したMRIの更新費用を募るため、もう1つは富山大学病院が若手の外科医を確保するための活動資金を募るためにクラファンを実施したというものです。これに対し話者は、クラファン自体は否定しないものの、本来は保険診療の枠組みで賄われるべき医療機器の更新や、持続可能な医療体制の維持をクラファンに頼らざるを得ない現状に強い懸念を示しました。
**3. ブタ腎臓の異種移植、世界記録を更新**
米国で、人間に移植されたブタの腎臓が約9ヶ月(271日間)機能し続け、世界最長記録を更新したというニュースです。最終的に機能低下のため摘出されましたが、この成功は異種移植技術の大きな前進を示すものです。今後も記録は更新されていくと予想され、臓器不足に悩む患者にとって希望となる可能性があります。
**4. 病院経営悪化による病床の縮小**
兵庫県が、赤字経営の続く県立病院3院で計約130床を一時的に休止することを決定しました。背景には、物価高騰やコロナ禍以降の受診控えによる急激な経営悪化があります。話者は、これは兵庫県に限った話ではなく、全国の救急病院が同様の危機に瀕していると指摘。根本的な原因は診療報酬が低すぎることにあるとし、このままでは地域医療が崩壊しかねないと警鐘を鳴らしました。また、経営問題だけでなく、医療従事者の人材不足も病床縮小の背景にあるのではないかと分析しています。
毎年10月の一ヵ月間は「脳卒中月間」 そして10月29日は「世界脳卒中デー」尼子騒兵衛が専門家に学ぶ!患者と家族のための マンガで学ぶ脳卒中 脳梗塞・脳出血・くも膜下出血正しく知れば、脳卒中も再発も予防できる! https://www.sogensha.co.jp/book/b10137967.html★超おすすめYouTube尼子騒兵衛先生のご体験『忍たま乱太郎』作者 https://youtube.com/playlist?list=PLmgIuznA6gk1QGPOXzRgtrYLjpZtwZjW8&si=Rh-lJIqB7z7Vs-CU脳卒中体験者インタビュー 尼子騒兵衛さん https://youtube.com/playlist?list=PLmgIuznA6gk14feK-DMwP97tQpicr_5Oa&si=qzQPVikwTCngcEBLこの放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非!(匿名でも可能です) https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは#心身健康ラジオ#たけおがお答えしますをつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください!#医療 #健康 #スタエフ医療部■AI要約(誤字はご勘弁ください)内科医たけお氏が、自身のラジオ番組で10月29日の「世界脳卒中デー」にちなみ、書籍『尼子騒兵衛が専門家に学ぶ 患者と家族のためのマンガで学ぶ脳卒中』を紹介した。本書は、人気漫画『忍たま乱太郎』の作者である尼子騒兵衛氏が、自身の脳卒中体験をもとに、専門家たちに質問を投げかける形式で構成された漫画である。監修は日本脳卒中協会が務めており、医学的な信頼性も高い。書籍は「脳卒中ってどんな病気?」「予防と発症時のサイン」「治療と入院生活」「後遺症とリハビリ」「再発予防」「退院と社会復帰」という6つのテーマ(時間割)に分かれている。脳卒中の基礎知識から、早期発見の合言葉「FAST」、脳卒中予防十か条、そして治療の流れ、さらには社会復帰に至るまで、患者と家族が知っておくべき情報が網羅的に、かつ非常に分かりやすく解説されている。特に、たけお氏が注目したのは、脳梗塞の前触れである「TIA(一過性脳虚血発作)」についても詳しく触れられている点だ。尼子氏自身もTIAを経験したといい、この段階で気づくことの重要性が伝わる内容となっている。また、回復期リハビリの厳しさについても言及。1日3時間、最大半年にわたる集中的なリハビリは「スパルタ」ではあるものの、機能回復のために不可欠であると説明した。尼子氏が半身麻痺の状態からリハビリを経て、再び漫画家として復帰したという事実は、多くの患者や家族にとって大きな希望となるだろう。たけお氏は、「脳卒中は突然発症するため、本人も家族も事前の知識がなければ対応に困ってしまう。この本は、漫画という親しみやすい形で、専門的な知識を正しく学べる最適な一冊だ」と高く評価。Kindle版や試し読みも可能なため、脳卒中について学ぶ第一歩として、多くの人に手に取ってもらいたいと締めくくった。