鈍臭い音のつなぎ方の代表例
Last Christmas, I gave you my heart
/ last kris mus, ai geiv yoo mai hart /
・子音がジャストのタイミングで発音されている
・母音の入りが遅れてリズムがもっさりする
上手に聞こえる音のつなぎ方
Last Christmas, I gave you my heart
/ last kris mus, ai geiv yoo mai hart /
・シラブル頭の子音を前乗りさせる
・母音の入りが「ジャスト」になる
歌詞を紹介します
この曲をまだあまり知らないという人のために
練習に入る前に歌詞を紹介します!
Last Christmas
I gave you my heart
去年のクリスマスは
君に心を捧げたのに
But the very next day
You gave it away
その次の日に
君はそれを捨てた
This year
To save me from tears
今年こそは
傷つかない様に
I’ll give it to someone special
特別な人に捧げるよ
子音の前乗りを掴む練習
カウントを入れて、発音直前に「子音」の位置を取り、
ジャストのタイミングで母音を発声する
1, 2, 3, 4, las
1, 2, 3, 4, kris
1, 2, 3, 4, mus
1, 2, 3, 4, ai
1, 2, 3, 4, geiv
1, 2, 3, 4, yoo
1, 2, 3, 4, mai
1, 2, 3, 4, hart
音を滑らかにつなぐ練習
・頭の子音を前乗りさせる
・後ろの子音はミュートさせる
Last Christmas
/ la~s(t) kri~s muh~s /
I gave you my heart
/ ai geiv-yoo mai har~t /
But the very next day
/ buh tha ve ri ne~ks de~y /
You gave it away
/ yu gei vi da we~i /
This year
/ thi~s yeer~ /
To save me from tears
/ tu sei(v) mi frm teer~s /
I’ll give it to someone special
/ ao gi vi tu suh~m wuh~n spe~ shol /
1. その発音、全く違う単語に聞こえてます
まず、衝撃的な事実をお伝えします。口の中を狭くしたまま英語を話すと、母音の響きが弱くなり、全く違う単語として相手に伝わってしまうことがあります。
代表的な例を見てみましょう。
😱 恐怖の聞き間違い例
Hot(暑い)
喉が閉じていると… ➡ Hut(小屋) に聞こえる
Body(体)
喉が閉じていると… ➡ Buddy(相棒) に聞こえる
Top(トップ)
喉が閉じていると… ➡ Tap(蛇口) に聞こえる
「暑いね(It's hot)」と言ったつもりが、「小屋だね(It's a hut)」と聞こえてしまったら、会話が噛み合いませんよね。
喉を開くと、これらの単語が一発でクリアに通じるようになります。
2. 理想は「ケイト・ブランシェット」のような響き
クリアな英語の代表例として、女優の**Cate Blanchett(ケイト・ブランシェット)**さんの話し方が非常に参考になります。
彼女の話し方を観察すると、以下のような特徴があります。
口先だけでなく、喉の奥から声が出ている
一語一語の母音が深く、豊かに響いている
"Nine" や "Hope" などの単語で、喉がしっかりと開いている
一方で、喉を閉じて話している英語は、口元があまり動かず、ガチッと固まった状態になります。すると、声がこもってしまい、「モゴモゴ」とした聞き取りにくい音になってしまうのです。
3. 「喉を開く」ってどういうこと?(メカニズム解説)
「喉を開く」と言われても、感覚がつかみにくいですよね。 ポイントは**「ソフトパレット(軟口蓋)」**にあります。
ソフトパレットとは?
口の中の天井部分(上顎)を、前歯の裏から奥へ舌でなぞっていくと、途中から柔らかくなる部分があります。そこがソフトパレットです。
あくびの感覚をつかもう
よく「あくびをする時の感覚」と言われますが、これはあくびをするとソフトパレットが上に持ち上がるからです。
ソフトパレットが上がると…
鼻へ抜ける空気がブロックされる
口の中の空間が広がり、深い共鳴(響き)が生まれる
これが、英語らしい太い声を作るための鍵です。逆に、ここが下がったままだと、鼻にかかったような平べったい音になってしまいます(m, n, ngなどの鼻音を除く)。
4. 今すぐできる!喉開きセルフチェック法
自分が喉を開けているかどうか、2つの方法で確認してみましょう。
✅ チェック法①:指を使う(おすすめ!)
感覚がつかめない方は、物理的に確認するのが一番です。
手をきれいに洗います。
親指を口に入れ、上顎の奥(ソフトパレット)にそっと触れます。
その状態で「あくび」をしてみてください。
親指で触れている部分が、グッと上に持ち上がる感覚があれば正解です!
✅ チェック法②:鏡を見る
鏡の前で大きく口を開けます。
喉の奥をのぞき込みます。
「のどちんこ(口蓋垂)」の全体がしっかり見えていますか?
舌の根元が盛り上がってのどちんこが見えない場合は、喉が閉じています。舌を下げ、喉の奥が見える状態を作るのが「喉が開いた」状態です。
5. 喉を開く発音エクササイズ(全10選)
それでは、実際に喉を開いたまま話す練習をしてみましょう。 練習のコツは、**「大げさにやること」**です。普段の日本語の倍くらい口の中を広げるイメージで行ってください。
Practice Phrases:
It's a very hot day today.
"Hot" は喉の奥から深く!
There were a lot of people.
"A lot of" は口先で「アロット」と言わず、喉を開いてつなげましょう。
Problem is solved.
"Pro" と "Sol" の母音でしっかり喉を開きます。
I'm not giving up.
"Not" を「ノット」と短く切らず、喉の奥で響かせます。
I got to stop moaning.
"Moaning" の "oa" は喉の奥で作る音です。
Can you keep a promise?
A lot of top artists are coming.
It's an honor to be here.
I'm calm and collected.
I want a bento box.
視聴者の皆さんが一番苦手とする英語、それはズバリ「日常英語」ではないでしょうか?ビジネス英語やプレゼン英語は型が決まっていますが、日常会話は使う単語は中学レベルなのに、テンポが速く、音が変化し、意味がつかみにくい…。実はここが一番の難関です。今回は、これからの季節にぴったりな映画『ホーム・アローン』の名シーンを使って、中学英語レベルのシンプルな会話を「ネイティブの音」で話すための発音トレーニングを行います。
喉奥発声
まずは英語の発声練習で軽くWarm upしましょう!
英語の発音に重要なのは「喉の響き」と「息の流れ」です。
英語は「喉奥」から声を出すことで、英語らしい太い響きが得られ、特に母音が豊かに響く様になり、言葉が相手に伝わりやすくなる。
1.欠伸をして喉奥を広げる
2.ソフトパレットに息を当てる
3.喉をリラックスさせて声を出す
① hah~hah~hah~high(x3) | It’s higher than I thought.
② mah~mah~mah mom(x3) | Your mom looks so sweet.
③ ha~ha~ha~hand(x3) | Add a handful of pepper.
④ ma~ma~ma~man(x3) | His dad is a handsome man.
⑤ sah~sah~sah~salt(x3) | Sprinkle some salt on it.
息の流れを止めずに発音することで、意味ごとのかたまりで発音できる様になる。
また発音に息が絡むことで子音の輪郭がはっきりし伝わりやすくなる。
またリズムは「長短」を繰り返す感じで、
意味の強い言葉が長く発音される様にしましょう。
① Sah sa (x3) “silent” (×3) | You should keep silent.
② Fa fa (x3) “family” (×3) | That’s one of our biggest family events.
③ Thah tha (x3) “thoughtful” (×3) | What a thoughtful decision you made.
④ Ta ta (x3) “Tangle” (x3) | Let’s take a look at the tangle.
⑤ Ka ka (x3) “casted” (x3) | Casting games for tuna is very popular.
ゆっくりから徐々にテンポを上げていきます。
必ず一息で繋げて発音できる様にしましょう
Merry Christmas.
/Me ri Kris mus/
「メリークリスマス」
May I sit down?
/Meai Si(t) Daun?/
「座ってもいい?」
That's my granddaughter up there,
/thats mai Grand Dah der up Their/
「あそこにいるのが私の孫だよ」
the little red-haired girl.
/thuh Li do Re(d) Heir(d) Gerl/
「小さい赤毛の女の子さ」
She's about your age.
/Shee za Bau chur Eij/
「君と同じくらいだね」
Do you know her?
/Dyoo Nou (h)er?/
「彼女のこと知ってる?」
You live next to me, don't you?
/yu liv Neks(t) mi Doun chu/
「君、私の隣に住んでるだろ?」
You can say hello when you see me.
/Yoo kan Sei he Lou wen-yu See mee/
「私に会ったら、挨拶してくれていいんだよ。」
You don't have to be afraid.
/Yoo doun Hav tu Bi a Freid/
「怖がらなくて大丈夫だ。」
There's a lot of things
going around about me,
/Theirz-a Lah duv Things
Gou-ing-a Raund-a Bau(t) mee/
「色々と噂になってるけど」
but none of it's true. Okay?
/bu(t) Nun-uv-its Troo, o Kei?/
「全部嘘だ」
You been a good boy this year?
/yu Been-a Goo(d) Boi this Yeer/
「今年は良い子にしてた?」
I think so.
/ai Think sou/
「たぶん」
Swear to it?
/Sweir-tu It/
「誓えるかい?」
No.
/Nou/
「いいや」
Yeah, I had a feeling.
/Yea, Ai had-a Feel-ing/
「そんな気がしてたよ。」
Well, this is the place to be
if you're feeling bad about yourself.
/wel This iz tha Pleis tu bi,
if-yur Feel-ing Bad-a Baut yur Self/
「自分のこと嫌になってるなら、 ここに来るのが一番だよ。」
It is?
/i diz?/
「そうなの?」
I think so.
/ai Think sou/
「そうだよ」
Are you feeling bad about yourself?
/Ar yoo Feel-ing Bad-a Baut-yur Self?/
「自分のこと、嫌になってるの?」
No.
/Nou/
「いいや」
I'm in kind of a pain lately.
/Aim-in Kain-uv-a Pein Lei(t) li/
「最近ちょっとつらいんだ」
I said some things I shouldn't have.
/ai Sed sum Things-ai Shoodn Hav/
「言っちゃいけないことを言ってしまってね。」
I really haven't been too good this year.
/ai Reeh li havn Been too Good this Yeer/
「今年は正直、あまり良い子じゃなかった。」
I'm kind of upset about it…
/um Kain-uv up Set-a Baut-it/
「そのことで、ちょっと気が滅入ってて…」
Because I really like my family.
/bi Kahz ai Reeh li Laik mai Fam li/
「家族のことは大好きなんだ」
Even though sometimes I say I don't.
/Ee vun Thou Sum Taims-ai Sei-ai Doun(t)/
「ときどき嫌いって言っちゃうけど」
Sometimes I even think I don't.
/Sum Tains-ai Ee vun Think-ai Doun(t)/
「ときどきいなくなればいいなんて思っちゃうこともあるけど」
Do you get that?
/Doo-yu Ge(t) Tha(t)?/
「分かる?」
I think so.
/ai Think sou/
「分かるよ」
では、セリフを完全に真似てみましょう。
・同じトーン、リズムで発音
・意味を想像しながら発音
・文字離れ出来るまで反復
・言葉に詰まらなくなるまで反復
ブレスフローとリズム
ホームアローンで発音練習
コピーイング
今回はネイティブが話す英語の話すペースが速すぎて、理解が追いつかなくなる。
始めの方はなんとか聞き取れてても、徐々に全く聞き取れなくなってきませんか?
そういった問題をどうやって解決するかといった話をしたいと思います。
練習用スクリプト
Now we move on to our leeks.
「ネギの処理にとりかかる」
I didn’t have these earlier
「これさっきなかったけど」
otherwise the tops of these would have gone into our stock
「出汁に使ってたのに」
but cut the tops off
「トップ部分を落として」
these are little too tough to use anything
「ちょっと硬すぎる」
other than things like stock
「出汁で使うしかない」
Always want to check
「チェックして」
So I’ll show you in a second
「いま見せるから」
Split down the middle here
「真ん中から割って」
I always want to check
「チェックするんだけど」
because dirt can hide out inside
「この中に泥があるかどうか」
But these are pretty clean
「綺麗みたいだ」
Now peel that outside layer off
「外側だけ剥いて」
Yeah, these look pretty good
「いい感じだ」
And then all we’re going to do with these
「で、これをどうするかと言うと」
We’re going to slice them up pretty fine
「細かくスライスする」
even though we’re cooking them down
「どろどろに煮るにしても」
because of the fibers
「この繊維がね」
that run up along them
「こうやって入ってる」
even if you cook them down
「どろどろに煮るにしても」
and then you’re going to puree them
「そしてピュレーにしても」
you might end up with those fibers
「繊維が気になる」
still sticking around a bit.
「ちょっと口に触る」
So I’m going to take them own
「なんで落とし込む」
to pretty thin slices, like so.
「めっちゃ細く」
【準備運動】お腹のポンプを起動する3ステップ
発声練習の前に、まずはお腹のポンプを動かしやすくするウォームアップを行います。いつもの「あくび」の動作にひと手間加えてみましょう。
STEP 1:床に向かって息を吐き切る
まずは息をしっかり「吐く」ことに意識を向けます。
床(地面)をグッと押すようなイメージを持ちます。
「ふーっ」と5カウントかけて、同じ強さで息を吐き切ります。
吐き切ったら、その反動で自然に息が入ってくるのを感じながら一息つきます。
STEP 2:あくびの「Hah」をプラス
次に、吐き切った後の「吸気」を利用して声を出します。
STEP 1と同じように息を吐き切ります。
一息つく瞬間に、あくびをするように**「Hah(はぁ〜)」**と声を出します。
この時、お腹が背中に向かってグーッと近づいていく感覚があればOKです。
ポイント:構えずに、息を吸った反動で自然に「Hah」と出すのがコツです。
STEP 3:フレーズを乗せる
最後に、STEP 2の流れでフレーズを言ってみます。
息を吐き切る → 一息つく(Hah) → 一呼吸置く。
その深い呼吸のまま、"What a lovely weather today, isn't it?" と発声します。
息をしっかり吐くことで、反動でお腹の底まで深い息がシュッと入り、喉奥の声の響きが太く、深くなります。
【実践】ストレスワードで鍛える「英語声」
ここからはフレーズを細かく分解し、英語のリズムを作る「ストレスワード(強勢語)」のタイミングに合わせて、太い息を吐く練習をします。
重要なルール:
助走はつけず、いきなりワードに入ります。
お腹を背中に近づける動きと発声を連動させます。
1. "What" 〜 /w/ に厚みを出す 〜
日本語の「ワ」よりも、もっと喉奥から響かせます。
意識する点: /w/ の音にごつごつとした厚みが出るように、お腹を使って「What?」と発音します。
2. "Lovely" 〜 /l/ を太く響かせる 〜
意識する点: /l/ の舌の動きに合わせて、喉がしっかり鳴っている感覚を確認します。エッジ(角)の取れた丸い響きを目指しましょう。
3. "Weather" 〜 息の太さをキープ 〜
意識する点: お腹のポンプを止めずに、息と声が太くなる感覚を維持したまま「Weather」と言います。
4. "Today" 〜 立体的な /t/ /d/ 〜
日本語の「トゥデイ」のように平坦にならないように注意します。
意識する点: /t/ や /d/ などの破裂音が続く部分です。ここでもお腹を背中に近づける動きを連動させ、日本語のタ行・ダ行よりも立体的に響かせます。
5. "Isn't it" 〜 母音の角を取る 〜
日本語話者は「イ(E)」の音で喉が締まり、音が鋭くなり(エッジが立ち)がちです。
意識する点: 「Isn't」ではなく、お腹の底から**「Ezn-it(イズネ)」**のように、柔らかく弾力を出しながら発音してみてください。こうすることで喉の開きが保たれ、丸い響きになります。
仕上げ:フルフレーズで通し練習
最後に、全ての単語を繋げて一つの流れで発音します。
What a lovely weather today, isn't it?
単語ごとに区切るのではなく、お腹のポンプを次々と動かしながら、最後まで一息で喋りきるイメージです。これにより、英語特有の「太いブレスフロー」に乗った安定した英語声が完成します。
【上級編】TED Talkで長文にチャレンジ
短いフレーズで感覚が掴めたら、少し長めの文章でも練習してみましょう。 言語学者John McWhorter氏のTED Talk『4 Reasons to Learn a New Language』の冒頭部分は、ゆったりとした話し方でストレスワードを追いやすく、練習に最適です。
The language I'm speaking right now is on its way to becoming the world's universal language, for better or for worse: Let’s face it.
この文章でも、「内容語(意味を持つ単語)」のタイミングでしっかりとお腹を使い、太い息を吐くことを意識してください。
英語と日本語、「はっきり」の根本的な違い
「英語は、単語同士を滑らかにつないで発音する(リンキング)のが良い」と聞いたことがあるかもしれません。
しかし、「一語一句はっきりと発音した方が丁寧で通じやすいのでは?」と疑問に思いませんか?
実は、英語の「はっきり」と日本語の「はっきり」は、根本的に方向性が異なります。
🔍 日本語の「ハッキリ発音」とは
日本人が「ハキハキ話す」時、それは**「一つ一つの音節(音の区切り)全てが際立つ」**ように話すことを意味します。
例えば、「は・き・は・き・と・は・な・し・ま・す」 このように話すことで、音節の一つ一つは際立ちますが、その分、一つ一つの音は短く、ブツ切れになりがちです。
💡 英語の「ハッキリ発音」とは
一方、英語の「はっきりした発音」とは、**「重要な単語が際立った、伸びのある発音」**を指します。
もっと簡単に言えば、「メリハリのある発音」です。
これは「長い音(強く発音する部分)」と「短い音(脱力する部分)」の繰り返しで構成されます。イメージとしては、「はっきりと伸びる音」を「脱力した音」で滑らかにつないで発音する感じです。
例: We started it seven years ago. (私たちはそれを7年前に始めました)
カタカナ発音: ウィ・スターテッド・イット・セブン・イヤーズ・アゴー
メリハリ発音: /wi STAR dede SE vun YEEZ uh GOU / (ウィ スターディディセヴン イーーザゴウ)
このように、重要な単語(STAR, SE, YEEZ, GOUなど)の母音をしっかり伸ばし、それ以外(wi, dede, vun, uh)は脱力して短くつなげる。
これが英語の「はっきりとした発音」です。 「伸びる音」をより際立たせるために、結果として全体が滑らかにつながった発音になるのです。
カタカナ発音は「Choppy(ブツ切れ)」
もし、先ほどの文を日本語の「はっきり発音」のように、すべての音節を際立たせようとするとどうなるでしょう?
「ウィ!スター!テッ!ド!イッ!ト!セ!ブン!イ!ヤーズ!ア!ゴー!」
これでは、音節ごとに音がブツ切れになってしまいます。 本当に際立たせたい大事な音(STARなど)に十分な伸びが得られず、かえって非常に聞きにくい発音になってしまいます。
このようなブツ切れの発音を、英語では「Choppy(チョッピー)」と呼び、日本人訛りの典型例としてよく挙げられます。
🌊 流れる発音の土台「ブレスフロー」
では、どうすれば「メリハリがあり、かつ滑らかな」発音ができるのでしょうか。 単語一つ一つを綺麗に発音することよりも、フレーズ全体を通して「どれだけ滑らかに、かつ、くっきりと発音できるか」が重要です。
その鍵となるのが「ブレスフロー(息の流れ)」です。
大事なポイント:息を吐きながら全体をつなげて発音する
息の流れが途切れると、発音もブツ切れ(Choppy)になってしまいます。常に一定の息を流しながら、その息に音を乗せていくイメージを持ちましょう。
ブレスフローの作り方
あくびをして喉奥を広げる: 喉のリラックスが重要です。
息はソフトパレット(口の奥の柔らかい部分)に当てる: 喉から直接ではなく、口の奥で響かせる意識を持ちます。
子音を被せるように音をつなげる: 息の流れを止めずに、子音を「ポン」と乗せていく感覚です。
🗣️ 実践1:ブレスフロー・エクササイズ
「はっきり伸ばす音(ストレス)」を「脱力した音」でつなぎ、全体を滑らかに発音する練習です。
SAH sa SAH sa SAH sa (Sausage x3)
SA sa SA sa SA sa (Salmon x3)
→ It’s my favorite salmon sausage.
HAH ha HAH ha HAH ha (Hollywood x3)
HA ha HA ha HA ha (Handling x3)
→ You’re handling well in Hollywood.
MAH ma MAH ma MAH ma (Monster x3)
MA ma MA ma MA ma (Mango x3)
→ Those mangos are like monsters.
YA ya YA ya YA ya (Yams x3)
YEE yi YEE yi YEE yi (Years x3)
→ I haven’t had yams for years.
*ポイント: 喉を完全に閉じると Ear (耳) に、喉を狭めると Year (年) になります。
🎙️ 実践2:TEDで発音トレーニング
実際のネイティブの音声を使って、メリハリと滑らかさ(リンキング)をトレーニングしましょう。
題材: The inside story of ChatGPT's astonishing potential (Greg Brockman) 練習のポイント:
ストレス(強く・長く読む部分)をしっかり伸ばす。
脱力して滑らかに次のストレスまでつなぐ。
短いかたまりから始め、徐々に範囲を広げて発音します。
フレーズ別・発音解説
1. We started it seven years ago. /wi STAR dede SE vun YEEZ uh GOU /
started it が /STAR dede/ のように滑らかにつながります。
2. We started OpenAI /wi STAR ded OU pun EI-AI/
アルファベット(O, A, I)は全てにストレスが置かれ、はっきり発音されます。
3. seven years ago /SE vun YEER zuh GOU/
seven の /n/ と years の /y/ がくっつき、/vun YEER/ となります。
4. because we felt like /bi KAHZ wi FELt laik/
felt の最後の /t/ は発音されず(ミュート)、次の like につながります。
5. something really interesting /SUM thing REEh lee IN trus ting/
interesting の /ing/ の /g/ を「グ」と破裂させないよう注意。
6. was happening in AI /wuz HA puh ning in EI-AI/
in の /n/ が AI にくっつき、/ning in EI-AI/ → /ni nEI-AI/ のように聞こえます。
7. and we wanted to help steer it /en wee WAH ne du HELp STEEr it/
wanted の /nt/ が脱力し /ne/ のような音になり、to も /du/ と脱力します。
8. in a positive direction. /ina PAH si tiv di REK shun/
in a が /ina/ とつながり、positive の /i/ は全て脱力して曖昧な音になります。
9. It's honestly /its AH nust lee/
honestly の /t/ はミュートされます。
10. just really amazing to see /jus REEh lee-uh MEI zing tu SEE/
really の /r/ が just に食い込むように発音されます。
11. how far this whole field has come /hau FAR this HOUL FEEld-huz KUM/
field の /d/ と has の /h/ がつながり、/h/ が消えて /d/ が濁り /huz/ のように聞こえます。
12. since then. /SINS then/
軽く息を吹きかけるように。
補足:ストレス(強勢)の位置について
ストレスの位置に絶対的なルールはありませんが、傾向はあります。
基本的には、文の中で**意味の強い単語(名詞、動詞、形容詞など)**に置かれます。
ネイティブは「声を張って脱力する」を繰り返すのが発音しやすいため、「ダーダ・ダーダ・ダーダ」というリズムが英語のベースになっています。
🔁 実践3:完璧に真似る「コピーイング」練習法
今度は、少し長めのフレーズを滑らかにつないで発音する「コピーイング」に挑戦しましょう。 お手本の音声(動画など)を聴き、フレーズごとに音をストップさせ、リズム感やタイミングを完全に真似て発音してみます。
練習用フレーズ:
We started OpenAI seven years ago because we felt like something really interesting was happening in AI and we wanted to help steer it in a positive direction. It's honestly just really amazing to see how far this whole field has come since then.
Presenter
ドクターDイングリッシュ
発音ディレクター Dr. D
・英語を「声」から変える発音専門スクール
・1万人以上の発音を変えた実績
・週3で淡路島に出没します
突然ですが、"Vision" (ビジョン) と "Pigeon" (ピジョン)。 これら2つの単語、英語で発音するとき、同じ「ジ」の音になっていませんか?
日本語のカタカナではどちらも「ジ」と表記されますが、実は英語では全く違う音として区別されています。
「え、そうなの?」と思った方、多いかもしれません。 細かな違いなので、これまであまり意識してこなかったのではないでしょうか。
でも大丈夫。この記事を読めば、その違いがハッキリとわかり、自信を持って発音できるようになります。 ヒントは日本語の「ジ」と「ヂ」の違い…と言いたいところですが、音声学的に言うと、もっと明確な違いがあります。
それでは、いってみましょう!
そもそも /ʒ/ と /dʒ/ は何が違う?
まず、発音記号で見てみましょう。
"Vision" の「ジ」は $/\ʒ/$
"Pigeon" の「ジ」は $/d\ʒ/$
「D(/d/)が入ってるかどうか」が大きな違いですね。 これが具体的にどういうことかと言うと、**「音の出し方」**が根本的に違います。
1. "Vision" の /ʒ/ は「摩擦音」
/ʒ/ は摩擦音です。 これは、舌を口の中のどこにも当てずに、舌と上あご(口蓋)の間を狭めて、そこに息を通して「ザー」という摩擦を起こす音です。
試しに「ジーーーーー」と、息が続く限り音を伸ばしてみてください。 これが /ʒ/ です。
2. "Pigeon" の /dʒ/ は「破裂音」
一方、/dʒ/ は破裂音(正確には破擦音)です。 こちらは、一度 /d/ の位置(舌先を上の歯茎のすぐ裏あたり)に舌をピタッと当てて息を止め、それを一気に「ヂッ!」と破裂させて出す音です。
/ʒ/ のように「ジーーー」と伸ばし続けることはできず、「ジッ、ジッ、ジッ」と区切れてしまいます。
日本語の「ジ」は、多くの場合こちらの /dʒ/ に近い音で発音されています。だからこそ、/ʒ/ の方が私たち日本人にとっては少し厄介なのです。
まとめ:
/ʒ/ (Vision): 舌を当てない。摩擦し続ける「ジー」。
/dʒ/ (Pigeon): 舌を一度当てる。破裂させる「ヂッ」。
見分け方は「スペル」にあり!
では、いつ /ʒ/ になり、いつ /dʒ/ になるのでしょうか? これには非常に分かりやすい「スペルの法則」があります。
摩擦音 /ʒ/ (舌が当たらない) → "S"
単語の中にある s のスペルが「ジ」の音になる場合、ほとんどがこの /ʒ/ になります。
vision
usual
pleasure
measure
casual
破裂音 /dʒ/ (舌が当たる) → "G", "J"
一方で、g や j のスペルが「ジ」の音になる場合は、/dʒ/ になります。
pigeon
angel
large
jeans
judge
これで、どちらの音で発音すべきか、かなり判別しやすくなったはずです。
【発音のコツ】/sh/ と /ch/ から練習しよう
違いはわかったけれど、どうやって発音し分ければいいの? という方のために、簡単な練習法をお教えします。
それは、**無声音(声帯が震えない音)**のペアから練習することです。
/ʒ/ (zh) は /ʃ/ (sh) の「有声音」 /ʃ/ (sh) は、「シーッ」と静かにするときに出す「シ」の音です。このとき、舌はどこにも当たっていませんよね。 この /ʃ/ (sh) の口の形・舌の位置のまま、声帯だけを震わせると、/ʒ/ (zh) の音になります。 「シー」→「ジー」(/ʃ/ → /ʒ/)
/dʒ/ (j) は /tʃ/ (ch) の「有声音」 /tʃ/ (ch) は、「チッ」と舌打ちするときや、「チーズ」の「チ」の音です。このとき、舌はしっかり上あごに当たって破裂しています。 この /tʃ/ (ch) の動きのまま、声帯だけを震わせると、/dʒ/ (j) の音になります。 「チー」→「ヂー」(/tʃ/ → /dʒ/)
この「無声音+有声音」のセットで覚えるのが、発音習得の近道です。
実践!単語ペアで練習ドリル
それでは、無声音と有声音のペアで、実際に単語を発音してみましょう。 (※発音表記は Dr. D スクール独自の読みやすい表記を使っています)
1. 舌を当てない練習 (/ʃ/ → /ʒ/)
/ʃ/ (sh): vicious /vi shus/ (悪意のある)
/ʒ/ (zh): vision /vi zhun/ (ビジョン)
/ʃ/ (sh): Patient /pei shunt/ (患者)
/ʒ/ (zh): Asian /ei jun/ (アジアの) ※/ʒən/ が一般的ですが、/ʃən/ との対比として
/ʃ/ (sh): Prosciutto /pruh shoo tow/ (プロシュート)
/ʒ/ (zh): Garage /guh raazh/ (ガレージ) ※米語発音
2. 舌を当てる練習 (/tʃ/ → /dʒ/)
/tʃ/ (ch): cheese /cheez/ (チーズ)
/dʒ/ (j): jeans /jeenz/ (ジーンズ)
/tʃ/ (ch): Catch /kach/ (捕まえる)
/dʒ/ (j): Edge /ej/ (端)
/tʃ/ (ch): Kitchen /ki chin/ (キッチン)
/dʒ/ (j): Engine /en jin/ (エンジン)
どうですか? 舌を「当てる・当てない」の意識が、音の明らかな違いを生むことを体感できたでしょうか。
フレーズで仕上げる発音エクササイズ
最後に、フレーズの中で2つの音を意識して練習してみましょう。
ミニマルペア対決
似た音の単語を対比させて練習します。
(舌を当てない /ʒ/) Vision / Vision / Vision
(舌を当てる /dʒ/) Region / Region / Region (地域)
(舌を当てない /ʒ/) Pleasure / Pleasure / Pleasure (喜び)
(舌を当てる /dʒ/) Major / Major / Major (専攻、主要な)
(舌を当てない /ʒ/) Leisure / Leisure / Leisure (余暇)
(舌を当てる /dʒ/) Ledger / Ledger / Ledger (台帳)
センテンス練習
ターゲットの音を強調して読んでみましょう。
【/ʒ/ 練習 (舌を当てない)】
It's my pleasure.
I usually watch television.
【/dʒ/ 練習 (舌を当てる)】
He is a major.
I read the journal generally.
【混合練習 (意識して使い分ける!)】
The angel (/dʒ/) had a usual (/ʒ/) message (/dʒ/). (その天使は、いつもの (/ʒ/) メッセージ (/dʒ/) を持っていた)
まとめ
いかがだったでしょうか? "Vision" /ʒ/ と "Pigeon" /dʒ/ の違い、そしてスペルのパターンとの関係性、伝わりましたでしょうか。
/ʒ/ は「S」 → 舌を当てない摩擦音
/dʒ/ は「G」や「J」 → 舌を当てて破裂させる音
正直に言うと、この2つの音を間違えたからといって、会話が全く通じなくなることは稀です。文脈で伝わることがほとんどでしょう。 しかし、この違いを**「知っている」そして「意識できる」**ようになると、あなたの英語のリスニング力、そして発音の解像度は格段に上がります。
「ネイティブはこの2つの音を無意識に使い分けているんだ」と知ることが、上達への第一歩です。
Presenter
ドクターDイングリッシュ
発音ディレクター Dr. D
・英語を「声」から変える発音専門スクール
・1万人以上の発音を変えた実績
・年間1000匹くらい魚釣ります
Asked Meを滑らかにつなぐ方法
ではまず先ほどのフレーズを、どうやって滑らかに発音したのかを解説します!
He asked me to take that job.
まず一番発音しにくい、「Asked Me」をどうやったら滑らかに発音できるのか?
Asked Meが発音しづらい理由
これが発音しづらいのは子音が連続するからです。しかも破裂音が多く含まれている。
ちょっとこのフレーズの発音記号をご覧ください。
/askt-mee/
子音が4つも連続していますよね。これは日本語では絶対に起こり得ない発音パターンなんですね。
これを素直に全部発音しようとするから、音に詰まってしまって滑らかに発音できないというわけです。
特に/k/, /t/が音の詰まりの原因になります。
Asked Meを滑らかに言う方法
音が詰まりやすい /k/, /t/ は発音しません。
しかし、発音しないと言っても、完全に無視するわけじゃありません。
完全に無視した場合の発音は、/as-mee/となります。これではおかしい。
じゃどうやって発音するかと言うと、/kt/ を弾かなければいいだけです。
いちいち全ての子音を弾くから、音に詰まりが生じるわけです。
弾かずに子音を発音すると言うのは、音をミュートする感覚です。
なので、「それぞれの子音のポジションはちゃんと取るが、音は出さない」
といった感覚です。
ではちょっとだけ練習してみましょう!
/as(kt)-mee/
そうすると、完全に/kt/を無視して /as-mee/ と発音するのと違って、ちゃんと /kt/ の間が生まれますよね。
この「間」を作ることがすごく大事です。
Asked Meの発音を応用
では、この音の繋ぎ方を他にも応用できないだろうか。
ということで、このAsked Meと同じ発音パターンを紹介します。
Talked to me /tah(kt)-tu-mee/
He talked to me in class.
Helped me /hel(pt)-mee/
He helped me out.
Exactly /e(g)-za(kt)-lee/
That’s exactly the same.
これらのパターンにはある共通点があるのが分かりますか?
そう、「音節尾の破裂音」をミュートして発音することで、次の音節に滑らかに繋いでいるわけです。
しかも、これはたった一つのパターンに過ぎませんが、実は英語はこのパターンがすごく多いんです。
なので、これを一つ覚えておくだけで、長い文章を読んだ時などでも、かなり発音しやすくなるはずです。
文章を滑らかに発音
それでは今回の発音パターンを利用して文章を読んでみましょう!
出典:TED(The surprising habits of original thinkers | Adam Grant)
http://ted.com/dubbing/adam_grant_the_surprising_habits_of_original_thinkers/
Seven years ago,
/se-vun-yeerz-uh-gou/
a student came to me
/uh-stoo-den(t)-keim-tu-mee/
and asked me to invest in his company.
/an(d)-as(kt)-mee-tu-in-ves(t)-in-hiz-kum-puh-nee/
He said, "I'm working with three friends,
/hi-se(d), aim-wer-kin(g)-wi(th)-three-frendz/
and we're going to try to disrupt an industry
/an(d)-wer-go-nuh-trai-tu-dis-ru(pt)-an-in-dust-tree/
by selling stuff online."
/bai-se-lin(g)-stuf-ahn-lain/
And I said,
/an(d)-ai-se(d)/
"OK, you guys spent the whole summer on this, right?"
/ou-kei, yoo-guyz-spen(t)-thuh-houl-suh-mer-ahn-this-rai(t)?/
"No, we all took internships just in case it doesn't work out."
/nou-wee-too(k)-in-tern-ships-jus(t)-in-keis-i(t) duzn-wer(k)-aut/
"All right, but you're going to go in full time once you graduate."
/al-rai(t), bu(t)-yer-go-nuh-gou-in-ful-taim-wuns-yoo-gra-due(t)/
"Not exactly.
/nah(t)-e(g)-za(kt)-lee/
We've all lined up backup jobs."
/wiv-al-lain(d)-u(p)-ba(k)-u(p)-jahbs/
Six months go by,
/siks-mun(ths)-gou-bai/
it's the day before the company launches,
/its-thuh-dei-bi-for-thuh-kum-puh-nee-lahn-chiz/
and there is still not a functioning website.
/an(d)-theirs-stil-nah(t)-uh-fun(k)-shuh-nin(g)-we(b)-sai(t)/
"You guys realize, the entire company is a website.
/yoo-gaiz-ria-laiz, thi-en-tair-kum-puh-nee-iz-uh-we(b)-sai(t)/
That's literally all it is."
/tha(ts)-li-der-uh-li-al-i(t)-is/
So I obviously declined to invest.
/sou-ai-ah-vius-lee-di-klain(d)-tu-in-ves(t)/
Q.「Patternの発音、どの音を伸ばす?」
Pa
tern
実はこの回答、何と51%が間違っていました。
これはいかんと思ったので、今回、この英語の「伸ばす音」について詳しく解説します!
Today we'll be focusing on how to pronounce stressed syllables, so that you’ll be able to clearly express what you really mean.
ストレスは「伸ばす音」
はい、今から皆さんが大きく勘違いしているところを言います。
もうストレスやアクセントは「強調」と思わないでください!
今日から「ストレスは一番伸ばす音」と言う風に覚え直してください。
Patternの発音は、
Paを強く言って「Pa terrrrrn」じゃなく、
Paを伸ばして「Paaaa trn」です
Colorの発音は、
Coを強く言って「Kuh lerrrrrr」じゃなく、
Coを伸ばして「Kuhhhhh lr」です
ちょっと大袈裟にやってますが、
しかしこれが英語のストレスの発音のコツです。
Color patternsは、
「タター・タターン」ってリズムじゃなく
「タータ・タータ」ってリズムです。
Lures with a lot of different color patternsだったら、
/Loooo rz witha Lahhhh dv Deeee fren Kuhhhh lr Paaaaa tnz/
ってリズムになります。
はい、本日もご視聴ありがとうございました!
っていう位、もう話は完結してしまったんですけど(笑)
上級者でも発音は無知
この発音の基礎中の基礎となる「ストレス」に関して、
英語上級者の半数ほどが勘違いしていると言う事実。どう受け止めますか?
というのも、このチャンネルの視聴者層ってかなりレベル高めなんですね。
海外在住の日本人や、仕事で英語を使っている人などが多いみたいです。
でも「ストレス」が「伸ばす音」だってことは、誰も教えてくれないわけです。
ストレスはあくまで「強勢・強調」であり、それは音を「強く」発音することだと誰もが解釈するわけですから。
もちろん学校でもそう教えます。「強く」発音するのだと。
しかし実際の英語を聞くと、そうじゃない事がわかります。
誰も「Kuh lerrr - Pa terrrnz」のように発音していないわけですから。
ほぼ例外なく、ストレス音節を一番長く発音していることは確かです。
そして、発音を教える時も、「強く」ではなく、「長く」という風に説明すると、
より発音が自然になっていきます。
ネイティブ的には、そこにリズム的なアクセントを置いて話している感覚だけみたいで、
特に伸ばすという意識はないようですが、私たち日本人からすると明らかにストレス音節を「伸ばして」いるのです。
音楽的に説明すると「だかだかだかだか」という同じ長さの音を並べるのではなく、
「ダーカダッカ・ダーカダッカ」というふうに少しスウィングする感じです。
アメリカ英語は特にそうです。
ストレス音節とは?
ではここまでの説明に度々登場した「ストレス」や「音節」というワードをもう少し詳しく説明します。
要するに英語を話す時に「どういった単語のどの部分にストレスを置くのか?」という話です。
音節(シラブル)って何?
検索するとだいたいこんな感じの答えが得られます。
「母音を一つ含む音のかたまり」
でもこれじゃピンときませんよね?
この説明で理解できるのは、英語の先生、音楽の先生、英語マニアくらいだと思います。
例えば日本語を一語一句はっきり発音してみてください。
「はっ・き・り・は・つ・おん・し・ま・しょう」
この一つ一つの音が音節です。
Pattern だと /pa-tern/ という2音節となり
Color だと /kuh ler/ という2音節で発音されます
それぞれ1つずつ母音を含んでいますよね。
ではこのフレーズを一語一句はっきり発音してみましょう。
There’re a lot of different color patterns.
/their uh laht ahv di fer run kuh ler pa ternz/
これが音節単位の発音です。
ちなみに、different は /di frent/ と2音節で発音されることも多い単語です。
There’reも/their ar/と発音すると2音節できるし、1音節に省略して/their/となったりもします。
このように単語も省略されたりして音節が少なくなることもあります。
次に「ストレス音節」というワードですが、これは文中でアクセントを置く「音節」のことです。
英語でいうと「stressed syllable」です。これが一般的に使われているワードです。
これは「内容語」と呼ばれる要するに、意味を持つ単語におかれます。
There’re a lot of different color patterns.
そして単語には決まったストレス音節があります。
differentだと/di/がストレス。これは単語ごとに決まっています。
/their uh laht ahv di fer run kuh ler pa ternz/
この太字の箇所が「ストレス音節」です。
フレーズ単位で発音する時は、ここを「伸ばして発音」するわけです。
There’re a lot of different color patterns.
/their uh laht ahv di fer run kuh ler pa ternz/
どうですか?仕組みは何となく理解できましたか?
要するに今日一番伝えたかったボトムラインは
「このストレス音節を伸ばして発音するんだ!」
ということです。そうすれば日本人特有のブツ切れ発音も多少は改善されます。
ちなみに、ストレスが置かれなかった単語(there, a, of)は機能語と言って、その名の通り、何かの単語と組み合わせることで意味が生まれる類の機能的な役割を持つ単語です。
ストレス発音応用練習
理屈が何となくわかったなら、量をこなしてパターンを自分なりに落とし込んでいきましょう。
これが理解できると、このような結果にはならないんじゃないかと思います。
The surprising habits of original thinkers
https://www.ted.com/dubbing/adam_grant_the_surprising_habits_of_original_thinkers/
And they ended up
「彼らはこうなった」
naming the company
「会社の名前」
Warby Parker.
「ワービー・パーカー」
They sell glasses online.
「ネットでメガネ売ってる」
They were recently recognized
「彼らは最近こう認知されている」
as the world's most innovative company
「世界で最も革新的な会社」
and valued at over a billion dollars.
「時価総額は1000億円超え」
And now? My wife handles our investments.
「だから今我が家の投資は妻がやっている」
Why was I so wrong?
「私の何がいけなかったのか?」
予行演習
Hi. How’er you doing?
Step 1: /hai, haur yoo doo ing/
Step 2: /hai, haur yoo doo ing/
Step 3: Hi. How’er you doing?
実践発音ドリル
では、練習シーンのフレーズを一つずつ練習しましょう。
練習フレーズ 1/8 Well, Skyler will be very happy to hear that you’re feeling better, 「君が良くなってる事を聞いてスカイラー(妻)も安心するよ」
Step 1: シラブル発音(全て同じ長さで音をつなぐ)
Well, Skyler will be very happy to hear /wol skai ler wul bi ve ri ha pee tu heer/
that you’re feeling better, /tha dyur fee ling be der/
Step 2: ストレスをはっきりさせる
Well, Skyler will be very happy to hear /wol skai ler wul bi ve ri ha pee tu heer/
that you’re feeling better, /tha dyur fee ling be der/
Step 3: ストレスを中心にフレーズ全体を発音
Well, Skyler will be very happy to hear
that you’re feeling better,
練習フレーズ 2/8 which reminds me I better get back to it 「なんでそろそろ戻らなきゃ」
Step 1: シラブル発音(全て同じ長さで音をつなぐ)
which reminds me I better get back to it /wich ri mainz mi ai be der geh bak too it/
Step 2: ストレスをはっきりさせる
which reminds me I better get back to it /wich ri mainz mi ai be der geh bak too it/
Step 3: ストレスを中心にフレーズ全体を発音
which reminds me I better get back to it
練習フレーズ 3/8 (If) there’s anything I can do… Feel better. 「何かできることがあれば言って」「安心したよ」
Step 1: シラブル発音
there’s anything I can do… Feel better. /thirz e ni thing ai kan doo/ /feel be der/
Step 2: ストレスをはっきりさせる
there’s anything I can do… Feel better. /thirz e ni thing ai kan doo/ /feel be der/
Step 3: ストレスを中心にフレーズ全体を発音
(If) there’s anything I can do… Feel better.
練習フレーズ 4/8 You know, you’re going to laugh, but I have to ask you about this 「そういや、おかしな話だが、聞いときたい事があるんだ」
Step 1: シラブル発音(全て同じ長さで音をつなぐ)
You know, you’re going to laugh, /yu nou, yer go na laf/
but I have to ask you about this /buh dai hav tu as kyua bau this/
Step 2: ストレスをはっきりさせる
You know, you’re going to laugh, /yu nou, yer go na laf/
but I have to ask you about this /buh dai hav tu as kyua baut this/
Step 3: ストレスを中心にフレーズ全体を発音
You know, you’re going to laugh,
but I have to ask you about this
練習フレーズ 5/8 Believe it or not, I found this on my car. 「おかしな話だが、これが俺の車に付いてたんだ」
Step 1: シラブル発音(全て同じ長さで音をつなぐ)
Believe it or not, /bi lee vi dor nah(t)/
I found this on my car. /ai faun this on mai kar/
Step 2: ストレスをはっきりさせる
Believe it or not, /bi lee vi dor nah(t)/
I found this on my car. /ai faun this on mai kar/
Step 3: ストレスを中心にフレーズ全体を発音
Believe it or not, I found this on my car.
練習フレーズ 6/8 I mean, it looks just like the GPS tracker that we used on Gus Fring, doesn’t it? 「これってGPSトラッカーだよね。ガス・フリングの追跡に使った。」
Step 1: シラブル発音(全て同じ長さで音をつなぐ)
I mean, it looks just like the GPS tracker /ai meen, ih looks jus lai(k) thuh Gee Pee Es tra ker/
that we used on Gus Fring, doesn’t it? /tha wi yooz dun Gus Fring duz nih?/
Step 2: ストレスをはっきりさせる
I mean, it looks just like the GPS tracker /ai meen, ih looks jus lai(k) thuh Gee Pee Es tra ker/
that we used on Gus Fring, doesn’t it? /tha wi yooz dun Gus Fring duz nih?/
Step 3: ストレスを中心にフレーズ全体を発音
I mean, it looks just like the GPS tracker
that we used on Gus Fring, doesn’t it?
練習フレーズ 7/8 Back when we were tracking him, just the two of us? 「二人で彼を追ってた時の」
Step 1: シラブル発音(全て同じ長さで音をつなぐ)
Back when we were tracking him, /bak wen wer tra king im/
just the two of us? /jus thuh too uh vus?/
Step 2: ストレスをはっきりさせる
Back when we were tracking him, /bak wen wer tra king im/
just the two of us? /jus thuh too uh vus?/
Step 3: ストレスを中心にフレーズ全体を発音
Back when we were tracking him,
just the two of us?
練習フレーズ 8/8 You wouldn’t know anything about this, would you, Hank? 「ハンク、これに心当たりないよね」
Step 1: シラブル発音(全て同じ長さで音をつなぐ)
You wouldn’t know anything about this, /yoo wu dun nou e ni thing uh bau(t) this/
would you, Hank? /wu juh, Hank?/
Step 2: ストレスをはっきりさせる
You wouldn’t know anything about this, /yoo wu dun nou e ni thing uh bau(t) this/
would you, Hank? /wu juh, Hank?/
Step 3: ストレスを中心にフレーズ全体を発音
You wouldn’t know anything about this,
would you, Hank?
「英語が話せたら、もっと世界が広がるんだろうなぁ…」
仕事や家庭が落ち着き、ふと自分の時間を見つめ直したとき、漠然とそんな風に思ったことはありませんか?
この記事は、まさにそんな「普通」のあなたのために書きました。
今回は、YouTubeチャンネルの視聴者データを元に具現化した、ごく普通の45歳男性「神戸のKさん」をモデルに、彼がどうやって英語を習得していくのか、そのリアルな道のり(ロードマップ)を具体的にお示しします。
あなたも共感?「普通のおじさん」の英語に対する心の声
まずは、多くの人が抱えているであろう「心の声」と、それに対する私の愛あるツッコミから見ていきましょう。
心の声: 「英語が上手い人って、なんであんなにスラスラ話せるんやろ?」
ツッコミ: (そりゃ大体が帰国子女か、人生を英語に捧げた“英語オタク”がYouTubeやってますからねw)
心の声: 「ぺらぺらぺら〜って、ようあんなに話すことがあるなーって正直思うわ」
ツッコミ: (あれは話すことが事前に決まっているからですw)
心の声: 「でも、どうやってあんなに話せるようになったん?」
ツッコミ: (あいつら口から生まれてきてるんですよw)
心の声: 「でも、あれだけ話せたらさぞ気持ちええやろなー!」
ツッコミ: (正直、日本国内だと優越感しかないですねw それくらい日本ではまだまだ英語が話せること自体に特別感があるんですよね)
心の声: 「YouTubeで色んな人が色んなこと言うてるけど、結局どれをやったらええか分からんのよなー」
ツッコミ: (勉強法が色々ありすぎて複雑になってきてますよね。ほんまは**『ひたすら真似て、それを使う』**、以上!なんですけどね)
心の声: 「とにかく、いっぱい話したほうがええってのはわかるんやけど、特に話したいこともいつもあるわけじゃないんよなー」
ツッコミ: (全く同意!そもそも日本人って、外国人みたいに四六時中おしゃべりする文化じゃないですもんね)
どうでしょう?一つくらいは「わかるわー」と感じたのではないでしょうか。 では、そんなKさんが目指すゴールはどんなものでしょうか。
希望(控えめ): 日本に来ている外国人相手に、普通に会話が成り立つレベルになりたいなぁ。
→ 1年あれば十分可能です! 発音を鍛えて、普段使いの言い回しを少し覚えれば「お、この日本人やるな!」ってレベルになれます。
希望(欲張り): 海外相手に普通に仕事ができるレベルになりたい。釣具の輸出販売とか結構需要あるし。
→ これには3年くらい見ておきましょう。 英語のYouTubeを観て、ほぼ言っていることが分かるレベルになれば心配ありません。
【ペルソナ紹介】あなたの分身?「神戸のKさん」のスペック
今回の主役である「神戸のKさん」は、まさに視聴者層の平均値を具現化した人物です。
名前: Kさん
年齢: 45歳 男性
居住地: 神戸市(地方都市郊外の一戸建て)
職業: 自営業(学習塾を経営し、講師を2人雇用)
英語レベル: 英検2級程度(ごく普通の高卒レベル)
収入: 年収1000万円
家族構成: 妻と子供3人の5人暮らし+犬1匹
時間の使い方:
自営業なので時間の融通は利きやすい
朝夕の犬の散歩が癒やしの時間
趣味は釣り(平日の空いた時間に)
土日は基本的に家族サービス
そんなKさんの英語学習における「条件」をまとめると、こうなります。
意志: 「話せたら世界が広がるやろなー」という漠然とした希望。まだ強い覚悟はない。
現状: 何から手をつけていいか分からず、まだ何も始めていない。
お金: 子供3人の教育費が大変。おっさんの自己投資に回す余裕はあまりない。(でも釣具には結構使ってるw)
時間: 土日以外なら、やると決めれば時間は結構作れそう。
知識: 学習塾を経営していることもあり、平均的な中学・高校レベルの知識はある。
武器: 「釣り」という夢中になれる趣味がある!
さあ、この条件でKさんが3年後に目標を達成するための、超具体的なロードマップを描いていきましょう!
Kさんのための英語学習ロードマップ:やることは基本一つだけ!
結論から言います。Kさんがやるべきことは、基本**「コピーイング」**だけです。
コピーイングとは、動画や音声の英語を、そっくりそのままオウム返しのように真似て、その言葉を覚えていく学習方法です。
この学習法の何がすごいかというと、 「単語、表現、文法、そして発音」 これら全てをいっぺんに、しかも自然な形で習得できる点にあります。
「釣り好き」を最強の武器にする学習法
Kさんの場合、やることはもう決まりましたね。
「海外の釣りYouTubeをひたすら真似して覚える」
これです! 海外の釣り事情、気になりませんか?アメリカなんかでも結構、日本式の仕掛けがそのままの名前で使われているんですよ!Sabiki(サビキ)、Tai Rubber(タイラバ)、Eging(エギング)なんて普通に通じます。使っているタックルなんて、ほぼほぼShimanoかDaiwaだったりしますしね。
釣りのチャンネルといっても、釣りの話だけでなく、その人の日常や雑談も含まれているので、内容は幅広く、自然な日常会話を学ぶのにもってこいです。
どうです?自分の好きなトピックでやるんだったら、なんだか楽しそうだと思いませんか? しかも、釣りに関して英語で言える言葉が増えていったら、テンション上がりませんか?
【具体的な1日の学習ルーティン】
動画を決める: まずは練習する動画を1本決めます。
内容を把握: 字幕(英語字幕がベスト)をつけて、一通り内容を把握します。分からない単語やフレーズの意味を調べておきましょう。
部分練習(家で): 動画をフレーズごとに区切り、声に出して練習します。発音がスムーズに言えるようになるまで繰り返します。 (例:今日は冒頭2分まで、明日は2分から4分まで、というように分割して進める)
反復練習(ながら時間で): 犬の散歩の時などに、練習した部分の音声をスマホで流しっぱなしにして、ブツブツと口ずさみながら言葉を体に染み込ませていきます。
これを飽きるまでやる。飽きたらまた別の面白そうな動画を探す。ただそれだけです。
ちなみに私も学校以外では、基本このコピーイングだけで英語を覚えました。だから文法を理屈で教えるのは苦手です。でも、言葉を丸ごと覚えていくうちに、文法なんて自然と分かってくるものなのです。
【超重要】コピーイングを成功させるための「絶対条件」
ただ、このコピーイングをやる上で一つだけ、絶対に守ってほしい注意点があります。
それは、カタカナ発音で覚えないこと。
せっかくフレーズを覚えても、カタカナ発音のままだと、残念ながらほとんど通じません。それ以前に、ある程度正しい発音ができないと、ネイティブの音が聞き取れないので、そもそも真似することすらできないのです。
ですから、コピーイングに挑む前に、まずは発音を学ぶのが理想的な順番です。
発音学習で鍛えるのは「口」だけではありません。一番の目的は**「耳」を鍛えること**です。 発音の仕組みを理解し、自分でネイティブの音を再現する練習をすることで、初めて英語の音が正確に聞き取れる「耳」が育つのです。いくら英語を流し聞きしても、この「耳」は鍛えられません。
発音は覚えること自体は多くないので、3ヶ月から半年も集中してやれば、多くの人が見違えるほど上達します。ここは正直、独学だと変な癖がついてしまうリスクがあるので、トレーナーについてもらうのが一番の近道です。スポーツのフォーム改造と一緒ですね。 うちのサービスなら、新型のステラ(高級リール)を買うのを1回我慢すればお釣りがくるくらいの料金です。これは一生モノのスキルになるので、本気で習得を目指すなら絶対に最初にやっておくべき自己投資です。
実践練習(オンライン英会話)はいつ始める?
「話す練習はしなくていいの?」と疑問に思ったかもしれません。
もちろん、実践で話す機会はあればあるだけ良いです。しかし、この年になって新しい出会いを求めて街に繰り出すのも億劫ですよね(笑)。
そんな人のために**「オンライン英会話」**があります。 ただし、これを始めるタイミングが重要です。
おすすめは、ある程度コピーイングで「言えること」が溜まってきてから。
英語学習は自分でやる(コピーイング)。そして、溜め込んだ知識を試す「練習試合」の場としてオンライン英会話を利用する。この使い方が最も効果的で、コスパも良いです。頻度も週1回1時間程度で十分でしょう。
【結論】神戸のKさんの「3年間」英語習得ロードマップ
さあ、まとめです。Kさんがやるべきことは、この3ステップです。
【最初の3ヶ月〜半年】発音に集中! ネイティブの音がしっかり聞けて、真似できる「耳」と「口」を作る。
【毎日1時間以上】海外の釣りYouTubeをコピーしまくる! 自分の「好き」を燃料に、楽しみながら言えるフレーズをどんどんストックしていく。
【ストックが溜まったら】オンライン英会話も利用する! 覚えた英語を実際に使ってみる「練習試合」で経験を積む。
そして3年後、おめでとうございます! あなたは海外の釣り仲間と冗談を言い合ったり、自分の釣具を海外のバイヤーに熱く語ったりできるくらい、そこそこ話せるようになっています。
どうですか?上達するイメージは湧いてきましたか?
「その帽子、素敵ですね!」 良かれと思って伝えた一言が、思わぬ誤解を生んでしまった経験はありませんか?
あなた:I like that hat. (その帽子いいね)
ネイティブ:You’d like that hot? (辛いのがいいのかい?)
これは、英語学習中の日本人にとって「あるある」なワンシーン。実はこのすれ違いの原因、多くの場合**「母音」の発音ミス**にあるんです。
私たち日本人にとって、日本語にない英語の多様な母音を正確に聞き分け、発音し分けるのは至難の業。その結果、意図せずして全く違う意味の単語に聞こえてしまい、会話が噛み合わなくなってしまうのです。
この記事では、日本人が特に間違いやすい母音のパターンを解き明かし、たった3つのポイントを意識するだけで、あなたの英語が劇的に通じやすくなる実践的なトレーニング方法をご紹介します!
あなたもやってるかも?日本人にありがちな母音の発音ミス5選
まずは、どのような発音ミスが誤解を招いているのか、具体的な例を見ていきましょう。思わず「あ、これやったことある…」と頷いてしまうものがあるかもしれません。
① work が walk になる
あなた:I work on Sundays. (日曜も仕事なんだよ) ネイティブの心の声: (へー、日曜にウォーキングしてるんだ。健康的だなあ)
「働く (work)」と「歩く (walk)」は、日本人にとって鬼門とも言える単語ペア。オフィスでの頑張りを伝えたつもりが、休日の優雅な散歩の話だと思われてしまうかもしれません。
② app が up になる
あなた:I use that app. (そのアプリ私も使ってるよ) ネイティブの心の声: (何を使い切ったんだろう…?話が見えないな)
便利な「アプリ (app)」の話をしていたはずが、「使い切る (use up)」という全く別の意味に。これでは会話が続きません。
③ hat が hot になる
あなた:I like that hat. (その帽子いいね) ネイティブの心の声: (え、この食べ物のこと?辛いのがお好みだったとは…)
冒頭の例です。素敵な「帽子 (hat)」を褒めたつもりが、なぜか食べ物の好みを聞いているような「辛い (hot)」に聞こえてしまいます。
④ down が done になる
あなた:I’m down. (その意見に賛成!) ネイティブの心の声: (何が終わったんだ…?急にどうしたんだろう)
相手の提案に「賛成!」「乗った!」というポジティブな意思表示の I'm down. が、タスクなどが「終わった」を意味する I'm done. に聞こえてしまうケース。場の空気が一瞬「?」となってしまいます。
⑤ further が father になる
あなた:Any further information? (その他に何か情報はありますか?) ネイティブの心の声: (お父さんの情報…?家族の話をしたいのかな?)
ビジネスシーンで「さらなる (further)」情報を求めたつもりが、個人的な「父親 (father)」についての質問に。相手を困惑させてしまうこと間違いなしです。
なぜ間違う?ミスの原因を「音の響き」から徹底解剖!
さて、なぜこれほどまでに誤解が生まれてしまうのでしょうか。原因は、それぞれの母音の「音の出し方」、特に喉の使い方と舌の位置にあります。一般的なアメリカ英語を基準に、5つの例を詳しく見ていきましょう。
① work は /wɜːrk/、walk は /wɔːk/
er /ɜːr/ (work): 舌を喉の奥にぐっと引いて、こもらせるように「アー」と発音します。
ah /ɔː/ (walk): 喉の奥を大きく広げ、あくびをするように開放的に「オー」と発音します。
② app は /æp/、up は /ʌp/
a /æ/ (app): 「エ」の口で「ア」と言うイメージ。喉の奥を少し潰すような感じで、鋭く短く発音します。
uh /ʌ/ (up): 口をあまり開けず、リラックスして「ア」と短く、ぼそっと出す少しこもった音です。
③ hat は /hæt/、hot は /hɑːt/
a /æ/ (hat): app と同じく、喉奥を潰したような少し尖った「ア」の音です。
ah /hɑː/ (hot): walk の音に近く、喉をしっかり開いて「ア」と発音します。
④ down は /daʊn/、done は /dʌn/
au /aʊ/ (down): 最初の a の音は app や hat の /æ/ と同じく、喉奥を潰した鋭い音から始まります。
uh /ʌ/ (done): up と同じく、ぼそっと出すこもった「ア」の音です。
⑤ further は /ˈfɜːrðər/、father は /ˈfɑːðər/
er /ɜːr/ (further): work と同じく、舌を奥に引いたこもった音です。
ah /ɑː/ (father): hot と同じく、喉奥を広げた開放的な音です。
こうして見ると、私たちが混同しがちな母音は、実はいくつかのパターンに集約されることがわかりますね。
解決策はこれ!英語の母音を「3種類」で捉えよう
「発音記号がたくさんあって覚えられない!」と感じた方もご安心ください。実は、これらの母音は「音の響き方」で、たったの3つのカテゴリーに分類できるのです。音声学で使われる「Front・Back・Central」という考え方を使うと、驚くほどシンプルに整理できます。
① Front vowels (前の母音): 喉奥を潰した、鋭く尖った音
口の前の方で響かせるイメージです。
/æ/ : app, hat
/aʊ/ : down
② Back vowels (後ろの母音): 喉奥を広げた、開放的な音
喉の奥(後ろ)で響かせるイメージです。
/ɑː/, /ɔː/ : walk, hot, father
③ Central vowels (中央の母音): ぼそっと発音する、こもった音
口の中央で、リラックスして出す音です。
/ʌ/ : up, done
/ɜːr/ : work, further
この3つの「響き」の違いを意識するだけで、あなたの発音は劇的に変わります。
実践!3種の母音を操るための発音トレーニング
それでは、3種類の「似ているようで全く違う母音」を、誰が聞いても違いがわかるように変えていきましょう!
Step 1: 基本の音をマスターする
鏡を見ながら、口の形や喉の開き方を意識して、それぞれの音を3回ずつ発音してみましょう。
【Front】喉を潰して音を尖らせる: /æ/ (x3)
【Back】喉を開いて音を開放する: /ɑː/ (x3)
【Central】喉をリラックスさせ、こもった声を出す: /ʌ/ (x3)
Step 2: 単語で違いを体感する
基本の音が出せるようになったら、今度は単語で練習です。3つのカテゴリーの音を連続で発音し、違いを体に覚えさせましょう。(それぞれ2回ずつ繰り返しましょう)
æ, ɑː, ʌ
app, odd, up
hat, hot, hut
wagon, walk, work
down, dawn, done
Step 3: 応用フレーズで実践する
最後に、この記事で紹介した例文を使って、実際の会話で使えるように練習します。それぞれの文の違いを意識しながら、はっきりと発音してみましょう。
I work on Sundays. (日曜も仕事なんだよ) I walk on Sundays. (日曜にウォーキングしてるよ)
I use that app. (私そのアプリ使ってる) I used that up. (それを使い切っちゃった)
I like that hat. (その帽子いいね) I'd like that hot. (それを辛くして欲しい)
I’m down. (それ賛成!) I’m done. (終わったよ)
Any further information? (その他に情報はありますか?) Any father information? (父親に関する情報はありますか?)
さいごに
いかがでしたか? これまで何となく発音していた母音も、「Front, Back, Central」という3つの響きを意識するだけで、驚くほど整理しやすくなります。日本人が苦手とする母音の多くは、この3つのカテゴリーの違いを理解することで克服できるのです。
もちろん、発音は一朝一夕に完璧になるものではありません。大切なのは、違いを意識し、繰り返し声に出して練習すること。
もし、まだ自信を持って発音の違いをつけられないと感じるなら、ぜひこの記事をブックマークして何度も見直したり、発音練習の動画などを活用したりして、違いがはっきり出るまで練習を繰り返してみてください。
正しい母音をマスターして、誤解のないスムーズなコミュニケーションを楽しみましょう!
「海外ドラマのセリフが聞き取れない…」 「ネイティブとの会話、知っている単語のはずなのに、なぜか聞き取れない…」
そんな悔しい経験、ありませんか?
実は、ネイティブが普段よく使う、熟語・慣用句などのフレーズの発音が分かると、聞き取れる範囲がぐっと広がります!
なぜ知っている単語が聞き取れない?
こんにちは、発音トレーナーのMihoです!
海外の映画やドラマを観ている時、また実際のネイティブとのやりとりで、「知っているはずなのに聞き取れない」「ゆっくり言ってもらったり、文字で見るとわかるのに…」と感じたことはありませんか?
その原因は、私たちが学校で習った「単語一つひとつの発音」と、ネイティブが実際に話す時の「フレーズとしての発音」が大きく違うことにあります。
文字通りの音では聞こえてこない!具体例で見てみよう
1. "I'm all ears"
例えば、「聞いているよ、ぜひ聞きたいよ」という意味の "I'm all ears" という便利な熟語。
このフレーズを知っていても、私たちの耳が「アイム・オール・イヤーズ」という音を待っていたら、永遠に聞き取ることはできません。
ネイティブが発音すると、それぞれの単語が繋がり、音が変化して、全く違う音に聞こえます。
実際の音に近いカタカナ表記: 「アイモーリアーズ」 (/Ai Mahu Liyerz/)
これは、I'm と all が繋がり、さらに all と ears が繋がることで「リンキング(連結)」という音の変化が起きているためです。
2. "That will be all"
レストランでの注文時などに「注文は以上です」という意味で使われる "That will be all" も同じです。
これも単語が繋がることで、驚くほど音が変化します。
実際の音に近いカタカナ表記: 「ダルビオー」 (/tha du bi ahu/)
このように、文字面のイメージと実際の音のギャップを埋めることこそが、リスニング力向上の最大のポイントなのです。
以前、ドクターDが「リスニング力アップ 句動詞10選」の動画で紹介したように、やはりこの**「音の変化」を理解すること**が、リスニングの壁を突破する鍵となります。
今回は、ネイティブが日常会話で本当によく使うフレーズを厳選しました。一緒に発音練習をしながら、リンキングを始めとする音の変化のパターンを掴んでいきましょう!
ネイティブがよく使う!音声変化トレーニングフレーズ7選
ここで紹介するフレーズは、知っておくと非常に便利です。意味と一緒に、音の変化を意識しながら練習しましょう!
1. Break a leg
意味: 「頑張って」「幸運を祈るよ」 発音: /brei kuh leg/ ポイント: break の最後の /k/ の音と、次の a が繋がって /kuh/ という音になります。break と a を切り離さず、一気に「ブレイカ」と言うのがコツです。
2. Believe it or not
意味: 「信じられないかもしれないけど」 発音: /be lee vi dor nah(t)/ ポイント:
believe の /v/ と it が繋がり、/vi/ に。
it の /t/ と or が繋がり、/dor/ に。この時、/t/ の音は日本語の「ラ行」に近い音に変化する「フラッピング」が起きています。
3. Ring any bells?
意味: 「心当たりある?」「ピンときた?」 発音: /rin ge nee/ ポイント: Ring の /g/ と any の最初の音がくっつき、「リンゲニー」のように滑らかに繋がります。
4. Let's call it a day.
意味: 「今日のところはこれでおしまいにしましょう」 発音: /cah li duh/ ポイント: call, it, a の3つの単語が全て繋がります。call / it で「コリ」、it / a で「イラ」となり、全体で「コーリラ」のように一息で発音されます。
5. I figured it out.
意味: 「理解した」「わかった」「解決した」 発音: /fi gyur di daut/ ポイント:
figured の /d/ と it が同化して /di/ に。
it の /t/ と out が繋がり、フラッピングして /daut/ という音に変化します。
6. Why don't you sleep on it?
意味: 「一晩考えてみたら?」 発音: don't you → /doun chu/ ポイント: /t/ の音と you の /y/ の音がくっつくと、/ch/(チュ)の音に変化します。これは非常によく起こる音の変化で、won't you(ウォンチュ)、can't you(キャンチュ)、about you(アバウチュ)など、たくさんの例があります。
7. I need to take a rain check.
意味: 「(またの機会に)延期しないといけない」 発音: /nee du tei kuh/ ポイント:
need の /d/ と to の /t/ は同じ舌の位置で発音されるため、前の /d/ の音がほぼ消え、/nee du/ のように繋がります。
take の /k/ と a も繋がり、/tei kuh/ となります。
まとめ:反復練習で「音の壁」を乗り越えよう!
今回ご紹介したフレーズ、音の変化を意識して、スラスラ読めるようになりましたか?
大切なのは、「文字通りには聞こえてこない」という事実を知り、実際の音に慣れることです。
何度も声に出して反復練習をすることで、口が音の変化を覚えるだけでなく、あなたの耳もネイティブの自然なスピードや音の繋がりに慣れていきます。これがリスニング力アップへの一番の近道です。
また、文字通り訳すと意味がわからない熟語や慣用句も、表現の幅を広げるためにどんどん覚えていきましょう!
あなたの英語、会議でこんな風になっていませんか?
海外のメンバーとの英語会議。あなたは自信を持って発言できていますか?
(自信なさげにボソボソと…)
「Ah, my opinion is…」
(誰の耳にも届かず、議論は進んでいく)
(勇気を出して意見を言ったのに…)
「Yes, I’m not quite agreed with that idea.」
「Sorry, you're what?」
(簡単な単語すら通じず、何度も聞き返されて焦る)
(相手の早口な英語に圧倒され、もはや何も言えない…)
「Since there are no further comments, let's move on to the next topic.」
「...Yes.」
(結局、ただ頷くだけで会議が終わってしまった)
せっかく海外で挑戦するチャンスを得て、内容のある良い意見を持っているのに、「話し方」や「発音」が原因で、あなたの価値が正当に評価されない。
これは、非常にもったいないことです。
しかし、ご安心ください。実は、たった3つのポイントを意識するだけで、あなたの英語の「信頼度」と「影響力」は劇的に変わります。
この記事では、あなたのビジネスキャリアを加速させる「ネイティブに響く英語の話し方」を、具体的なトレーニング方法と共にご紹介します。
なぜあなたの英語は「軽く」聞こえてしまうのか?3つの原因
そもそも、なぜ私たちの英語はネイティブスピーカーに届きにくいのでしょうか。それは、単に文法や単語力の問題だけではありません。根本的な「音」の出し方に原因があります。
原因①:日本語は「響かない声」、英語は「響かせる声」
先日、私が参加した大学の授業での出来事です。留学生が大半を占める中、数少ない日本人学生が発表する場面がありました。内容は非常に興味深いものでしたが、彼らの声はマイクを使っているにもかかわらず、ざわめきの中に埋もれてしまいがちでした。一方で、留学生たちは地声でも驚くほど声が通ります。
これは、日本語が主に口先で発声するのに対し、英語は喉の奥や胸、鼻腔などを共鳴させて「響かせる」言語であるという、根本的な発声法の違いから来ています。どんなに正しい文章を話していても、声が相手に届かなければ、存在しないのと同じになってしまいます。
原因②:声が平坦で、重要な部分が伝わらない
英語には特有のリズムと抑揚(ストレス)があります。しかし、私たちは全ての音を均一の長さと強さで発音してしまう癖があります。
例えば、situation という単語。
日本人は「シ・チュ・エ・ー・ショ・ン」と、全ての音節を同じように発音しがちです。
しかし、ネイティブは si-tu-A-tion のように、「A」の音を最も強く、長く発音します。
この「ストレス」を無視してしまうと、文章全体が平坦になり、どこが重要なのか全く伝わりません。結果として、相手はあなたの話を聞き取るのに多大なエネルギーを強いられ、「分かりにくい」「結局何が言いたいの?」という印象を持たれてしまうのです。
原因③:自信のなさが声と姿勢に表れてしまう
通じない経験が重なると、どうしても声は小さくなり、姿勢も猫背になりがちです。この「自信のなさ」は、たとえ流暢な英語を話したとしても、相手に即座に伝わります。
話の内容以前に、**「この人に任せて大丈夫か?」「この意見は信頼できるのか?」**と、無意識のうちに相手を不安にさせてしまうのです。ビジネスの世界では、これは致命的なディスアドバンテージになりかねません。
今回は、これら3つの不安を払拭し、あなたの意見に説得力を持たせるための具体的なトレーニングをご紹介します。
実践!ネイティブに響く声を作る3つのトレーニング
ここからは、あなたの英語を劇的に変える3つの実践的なトレーニングです。ぜひ、声に出して試してみてください。
トレーニング①:喉の奥から「響く声」を出せ
まず、英語を話すための土台となる「響く声」を手に入れましょう。ポイントは、喉をリラックスさせて開くことです。
ステップ
あくびをするように、喉の奥を大きく開く感覚を掴みます。
息を吸い込み、口蓋の奥の柔らかい部分(ソフトパレット)に息を当てるイメージを持ちます。
喉の奥から、リラックスした深いため息をつくように「ハー」と声を出します。
この感覚を掴んだら、実際に単語で練習してみましょう。
実践練習
hah~ hah~ hah~ hot (x3)
It was very hot this summer.
ha~ ha~ ha~ hand (x3)
Add a handful of salt and pepper.
口先ではなく、お腹から喉の奥を通って音が出ているのを感じられれば完璧です。
トレーニング②:ストレスを意識し「リズム」を作れ
次に、単語や文章に力強いリズムを生み出すトレーニングです。ストレスを置く音節は「強く・長く・高く」、それ以外は「弱く・短く・曖昧に」発音するのがコツです。
大文字の部分にストレスを置いて、はっきりと違いを意識しながら発音してみましょう。
実践練習
MA-ma, MA-ma, MA-ma → MAster, MAster, MAster
It’s not easy to master it.
WAH-wa, WAH-wa, WAH-wa → WAH-nted, WAH-nted, WAH-nted
That’s what I wanted to do.
この強弱のリズムが、あなたの英語に生命を吹き込み、相手の耳に重要な情報がダイレクトに届くようになります。
トレーニング③:堂々と話せ!自信は「声」が作る
トレーニング①(響き)と②(リズム)が身につくと、驚くほどあなたの声は変わり、自然と自信に満ちた話し方ができるようになります。
最後に、仕上げとして、自信に満ちたキャラクターになりきって話すトレーニングをしましょう。お手本は、海外ドラマ『SUITS』の伝説の弁護士、ハーヴィー・スペクターです。彼のセリフからは、一切の迷いが感じられません。
下記のセリフを、彼のイメージで、力強く、そして堂々と発音してみてください。(カタカナはあくまで補助的なガイドです)
実践練習 (ハーヴィー・スペクターになりきって)
Harvey: Well, you go back to the witness’s house,
/wel, yoo gou bak tu thuh WIT-nes-iz haus/
(いいから、もう一度証人の家に行け)
Harvey: and you get her to testify again.
/an ju GEH-der tu TES-ti-fai uh-GEN/
(そして、彼女にもう一度証言させるんだ)
Mike: I tried. There’s no way.
/ai TRAID, theirs NOU wei/
(やりましたが、無理です)
Harvey: There’s ALWAYS a way.
/theirs AL-weiz uh WEI/
(方法は必ずある)
いかがでしょうか?声の出し方やリズムを変えるだけで、同じ言葉でも全く違う意味を持つように感じませんか?この「堂々とした態度」こそが、ビジネスの交渉や会議において、あなたを有利に導く武器となります。
まとめ:あなたの声は、あなたの価値を証明する
本日お伝えした3つのポイントを、もう一度振り返りましょう。
喉の奥から声を出す → これにより、あなたの声が相手に物理的に届くようになります。
長い音と短い音をはっきりさせる → これにより、あなたの話の重要なポイントが明確に伝わります。
堂々と話す → ①と②の実践が、揺るぎない自信を生み出します。自信が見えないところに、チャンスは訪れません。
それでは、冒頭のシーンを、この3つのポイントを実践してもう一度演じてみましょう。
Before:
(自信なさげに、平坦な声で)
"I’m not quite agreed with that idea."
After:
(喉の奥から響かせ、"agreed"と"idea"にストレスを置いて、堂々と)
"I'm not quite aGREED with that iDEa."
いかがでしょうか?話している内容は全く同じでも、後者の方が圧倒的に説得力があり、信頼できるように聞こえませんか?
これが、「ネイティブに響く話し方」の力です。
今日から始まるあなたの英語は、もう誰にも「舐められる」ことはありません。トレーニングを続ければ、次回の英語会議では、あなたの意見が議論の中心になっているはずです。あなたのビジネスキャリアが、この「声」のトレーニングによって、さらに輝かしいものになることを心から願っています。
「発音」を制する者は「リスニング」を制す!ビジネスマンの1ヶ月英語発音矯正ドキュメンタリー
「ネイティブの英語が早すぎて聞き取れない…」「音が繋がって聞こえて、何を言っているのかさっぱり分からない」。これは多くの英語学習者が抱える共通の悩みではないでしょうか。
今回ご紹介するのは、まさにその壁に直面していた一人のビジネスマン、金丸さんの物語です。仕事で急に英語が必要になり、独学で毎日2〜3時間の猛勉強を続けていた金丸さん 。しかし、どうしてもリスニングの壁を越えられずにいました。
そんな彼が「発音の改善」というアプローチで、たった1ヶ月でリスニング力に大きな変化を実感するまでの軌跡を追います。
挑戦の始まり:聞き取れない壁と1ヶ月の目標
金丸さんが英語学習を本格的に始めたのは、仕事でアメリカのクライアントと直接交渉する必要が出てきたことがきっかけでした 。通訳を介さず、自身の言葉で信頼関係を築きたいという強い思いから、オンライン英会話やYouTubeでの学習を毎日続けてきました 。
しかし、ネイティブスピーカーの「早い」「音が繋がっている」英語に苦戦 。「自分が正しく発音できなければ、聞き取ることもできないのではないか」と考え、発音矯正プログラムの門を叩きました 。
金丸さんの目標:
1年以内に、会議のQ&Aセッションなどで相手の言っていることを8割は理解できるようになりたい 。
Dr.Dの診断:なぜあなたの英語は聞き取れないのか?
発音ディレクターのDr.Dは、金丸さんの最初の英語を聞いて、問題点を的確に指摘します。
Dr.Dは、「発音を改善することで、今までごにょごにょとしか聞こえなかったものが、はっきりと認知できるようになる」と語ります 。
トレーニングの核心:英語の「声」と「リズム」を手に入れる
レッスンは、個々の母音や子音の練習に入る前に、より根本的な「発声」と「リズム」の改善から始まりました。
1ヶ月後の変化:自信を持って話し、聞き取れるように
4週間のトレーニング後、金丸さんの英語には目覚ましい変化が見られました。
まとめ:発音矯正がもたらす、本質的な英語力向上
金丸さんの1ヶ月間の挑戦は、「正しい発音ができなければ聞き取れない」という事実を明確に示してくれました 。
英語のリスニングに伸び悩んでいる方は、ただ聞き流すだけでなく、一度ご自身の「発音」に目を向けてみてはいかがでしょうか。英語特有の声の響かせ方、そしてストレスを中心としたリズムを身につけることが、聞き取れない壁を打ち破るための、最も効果的なブレークスルーになるかもしれません。
金丸さんのように、あなたも新しい英語の世界を発見できるはずです。
発音ディレクターDr. Dです。
皆さん、「簡単な単語なのに全然通じなかった」って経験をしたことはありませんか?
通じないのには必ず理由があります。それはなぜか?
主な理由は「我々日本人の発音のベースには必ずカタカナ発音があるから」です。
どんなに英語が上手い人でも日本語を母国語として育った以上それは仕方のないことかも知れません。
カタカナ発音は、いわば「日本語化された外国語」です。日本語の音のルールで英語を読んでいるので、それだと通じなくて当たり前なんです!
どうしても皆さん、子音や母音など個々の発音ばかりに着目しがちですが、
そういった部分的な発音を矯正しても、根本はやっぱり同じなんですね。
フレーズ全体で発音すると、やはり「カタカナっぽい」んです。
これを打破するためにはやはり「声の出し方」から変えないと無理じゃないかと思っています。
例えば、Handを「ハンド」と発音すると、なぜ通じないかわかりますか?
もちろん完全にカタカナ発音だからってことなんですが、
もっと具体的に本来の英語の「音」と比べて「何がどう違うのか?」というお話しをしたいと思います。
① Handの /h/: 息の当たる場所が違う
② Handの /a/: 母音の響き方が違う
③ Handの /n/: 鼻音の響き方が違う
④ Handの /d/: ほぼ発音しない
これらの仕組みが分かると、全ての発音に適用することが出来るので、これだけでも発音がかなり良くなるはずです。では詳しくみていきましょう!
英語の母音は「喉奥」で響かせるので日本語より遥かに深く響きます。
・欠伸をして喉奥をひらく
・ソフトパレットに息を当てて声を出す
・音をしっかり伸ばす
英語の /n/ は舌を上顎につけて、鼻から息を漏らしながら、喉を響かせます。
・しっかり /n/ を伸ばすことがポイントです
・n~n~n~
・han~han~han~
語尾の破裂音(k/g, p/b, t/d)は全てかる〜く発音します。その位置に舌を持っていくだけで音は出そうとしないこと。
・hand (x3)
・handful (x3)
・hand-made (x3)
この様にカタカナ発音と本来の英語発音では何から何まで全部違いますよね。
発音を練習するにあたって、どうしても皆さん部分的に発音を直したがります。
でも日本人にとって、英語を発音する時にベースとしてあるのが「カタカナ英語」です。
カタカナ発音は「日本語化させた外国語」なので、部分的に直したところで全体的な聞こえ方は対して変わらないんですね。なので根本的に声の出し方から変えないと難しいわけです。
ではこれらを応用してフレーズを発音してみましょう。
Add a handful of salt and pepper
・Add: /a/ が短くならない様に
・Add a: 滑らかに繋ぐ
・handful: /h/ をしっかり伸ばす
・handful: /a/ が短くならない様に
・handful: /n/ で声が途切れない様に
・handful: /d/ 舌を静かに離す
・handful-of: /luv/ 滑らかに繋ぐ
・of: ofの /v/ は軽く触れるだけ
・salt: 母音 /ah/ + /o/ でLを表現
・salt: /t/ は軽く触れるだけ
・salt-and: /tn/ 滑らかにつなぐ
・pepper: /p/ はしっかり溜める
・pepper: /e/ は「ペッ」じゃなく「ペー」
・pepper: /per/ は軽く短く
では少しづつ音を増やすのでついてきてください。
・Add a
・Add a hand
・Add a handful
・Add a handful of
・Add a handful of salt
・Add a handful of salt and pepper
練習お疲れ様でした。
カタカナ発音は、いわば「日本語化された外国語」。日本語の音のルールで英語を読んでいるので、通じなくて当たり前なんです!
英語には英語の発音方法があり、何から何まで日本語とは全く異なります。なので発音を練習する時は、カタカナ発音を部分的に修正するのではなく、もっと根本的な発声の仕方から見直してみると、きっとブレイクスルーがあると思います。頑張ってください!
英語の発音に自信がない、ネイティブに通じないと感じたことはありませんか?実は、ほんの少しの発音のコツを掴むだけで、あなたの英語は劇的に変わります。今回のレッスンでは、英語らしい**「響き」と「リズム」**を生み出す2つの重要なポイントを学びましょう。
STEP 1. 喉の奥から声を出す
日本語は口先で発音するのに対し、英語は**「喉の奥」**から声を出すことで、より英語らしい太い響きが得られます。特に母音が豊かに響き、相手にあなたの言葉がしっかり届くようになります。
まずは、あくびをするように喉の奥を広げてみましょう。その状態で、喉をリラックスさせて声を出すのがポイントです。
喉奥発音エクササイズ(Exc. 1)
以下の単語と文章を、喉の奥を意識して発音してみましょう。
hah~hah~hah~high (x3) | It’s higher than I thought.
mah~mah~mah~mom (x3) | Your mom looks so sweet.
ha~ha~ha~hand (x3) | Add a handful of pepper.
ma~ma~ma~man (x3) | His dad is a handsome man.
sah~sah~sah~salt (x3) | Sprinkle some salt on it.
na~na~na~nap (x3) | It’s not a nap time.
lah~lah~lah~lot (x3) | It's plenty of parking lots here.
ra~ra~ra~rack (x3) | Put those on a shoe rack.
wah~wah~wah~want (x3) | I wanted to fix our relationship.
Now I’m starting to learn how to pronounce English properly.
STEP 2. 息の流れを止めずに発音する
もう一つの重要なポイントは、息の流れを止めずに発音することです。日本語のように一音ずつ切って発音するのではなく、息の流れに乗せることで、単語やフレーズが自然な「かたまり」として発音できるようになります。さらに、発音に息が絡むことで子音の輪郭がはっきりとし、よりスムーズに伝わります。
ブレスフローエクササイズ(Exc. 2)
以下の単語と文章を、息の流れを意識しながら練習してみましょう。
Sah sa (x3) “silent” (x3) | You should keep silent.
Fa fa (x3) “family” (x3) | That’s one of our biggest family events.
Thah tha (x3) “thoughtful” (x3) | What a thoughtful decision you made.
Ta ta (x3) “Tangle” (x3) | Let’s take a look at the tangle.
Ka ka (x3) “casted” (x3) | Casting games for tuna is very popular.
Thuh tha (x3) “thumbs up” (x3) | He gave me a thumbs-up.
Lah la (x3) “laundry” (x3) | It’s been hiding in a laundry room.
Ra ra (x3) “random” (x3) | Random people are on a boat.
Wuh wa (x3) wonder (x3) | I was wondering if you could do me a favor.
It’s sometimes very difficult for me to catch what foreign people say.
【実践】人気ドラマ「SUITS」で発音練習
これまでに学んだ「喉奥発音」と「ブレスフロー」を、実際の英語フレーズで試してみましょう。
練習ステップ
まず、**ストレス(強く読む部分)**ごとにかたまりで発音する練習をします。
次に、フレーズ全体を息の流れに乗せて、つなげて発音してみましょう。
練習フレーズ(ドラマ「SUITS」より)
[YouTube動画:Harvey Specter Dropping Facts For 15 Minutes Straight | Suits の 0:00〜0:25]
What happened with the witness?
Nothing. Nothing happened. I couldn’t fix it.
So you’re going to quit?
It’s either that or have Louis Litt fire me.
What are you talking about?
My first day, Louis fired Gary Lipsky for screwing up a case.
He said if I did the same thing, I’d be gone just as fast.
今日からこの2つのポイントを意識して発音するだけで、あなたの英語は驚くほど通じやすくなります。ぜひ毎日の発音練習に取り入れてみてください。
言葉に詰まる問題を解決
発音ディレクターDr. Dです。
英語を話す時に、言葉がすぐに出てこないから
途中で音が詰まってしまう。
音読する時なんかは滑らかに発音できる様になったけれど、
結局話したら元のぶつ切れの発音になってしまう。
わかります!言葉に詰まると結局ブツ切れの発音に戻っちゃいがちです。
話のペースが比較的遅いノンネイティブと話す時は大丈夫かも知れない。
TOEIC900レベルとかだと、むしろあなたがリードして話せるくらいかも知れない。
でも、問題は相手がアメリカ人の場合です。
あなたが英語をある程度話せるということがわかった途端、
水を得た魚の様に、だ〜!っと話し始める日本在住、または日本を旅行中のアメリカ人の勢いは止まりません。
普段押し殺していた言葉が一気に溢れ出した時の話の展開スピードは恐ろしいです(笑)
私自身も全然ネイティブじゃないので、「ちょ、まってまって!」ってなります。
ちなみにこの状況、私はしょっちゅう経験します。
ドクターDイングリッシュ以外に、インバウンド向けの遊漁船業もやっているので、
それがアメリカ人だった時に、というか釣り客の9割はアメリカ人なんですが、
How can you speak like that?ってしょっちゅう言われます。
そしてストレスの吐口にされます(笑)
なので相手の話のペースが早すぎた時に、言葉に詰まって発音が戻ってしまう気持ち、よーくわかります。
今回はこれに関して、私なりの2つの解決方法を提案しようと思います。
1つめは「単語を組み立てながら話すな」ということ
2つめは「相手のペースに飲まれない様に冷静さを失わない」ということです。
まず英語を話す時の大前提として、「単語を組み立てながら話すな」
ということなんです。
日本人の英語上級者は文法にうるさい人が多いです。
そこに並々ならぬこだわりやプライドがあるんですね。自分がそこが得意だから。
まぁ別にいいんですよ。無いよりあったほうがいいですから。
ただ会話レベルでは、その知識の高さが仇となることが多々あります。
文法にこだわりの強い人は、無意識に「いかに言葉を綺麗に並べるか」ということに
こだわってしまいます。
文法に沿って単語を並べて話すことをしていると、
とにかく文章が長くなりがちで、会話レベルでは相手にダイレクトに意味が伝わりにくい。
会話は読書とは違いますからね。
こういう話し方をしていると、どこまでいってもブツ切れの発音はなおりません。
文を組み立てるのにエネルギーを使いすぎて、全く余裕がなくなりますしね。
そうすると変なところで音に詰まり、言葉の切れ目も非常にわかりづらくなります。
この「言葉の切れ目」は英語を話す上でものすごく大事な要素で、
これは、2つ前の「チャンク」に関しての動画でも詳しく話しましたが、
英語は単語を組み立てて話すのではなく、「チャンク」を積み上げて話すのだということです。
チャンクというのはその一言で意味が成り立つ単語の集まりみたいなものです。
ちょっと例文を用意しました。
普段私がやっている釣り客に釣行内容を説明しているシーンです。
狙うメインターゲットはハマチとカンパチで
もうすぐ下げ潮が走り出すから、そこから11時の潮止まりまでの
4時間半ほどがチャンスです。って話をします。
What I’m thinking today
getting out on the water
catching yellowtail and amberjack
and it’s coming pretty soon
the best current conditions for them
best to get those fish to bite
is out going tide
until the slack tide at 11 am
we still got 4 and a half hours
so let’s launch the boat
「チャンク」単位で話すと、それ一つ一つで意味がちゃんと成り立つので、
文法なんてまったく考えなくても話せる様になります。
そして普段の会話レベルでは、ただこいつらをテキトーに思いついた順に出すだけです。
これは多分ネイティブが普段英語を話す時の感覚だと思います。
そうなるためには普段から「チャンク単位での発音」に慣れておく必要がありますし、
言葉を覚える時も「チャンク単位」でインプットしておかなければ、それを出してくることはできません。
この様に英語を普段からインプットし、話すことが出来ると発音が崩れることは少なくなります。
次はマインド的な話になります。
あなたはネイティブでは無いのだから「ネイティブのペース」で話せなくて当然です。
私も無理です。てか日本語でもあのペースでは言葉が出てきませんわ。
極力相手のペースに飲まれない様に「冷静さを失わないこと」
相手のマシンガントークが始まったら、話の流れを把握することに務め、
自分が言えることだけをしっかり伝えていきましょう。
無理にネイティブぶるのが一番良くない。(と、過去の私に伝えたい)
だって無理なもんは無理ですから(笑)
ただ話が早いペースで進みすぎて、要点が掴み切れなくなる前にまったをかけられる様にしましょう。
そこで一度、You mean … といって、一度話の流れを相手と確認するようにもっていく。
こういう切り返しができる様になると、非常に便利です。
冷静になって、自分がよく知っているチャンクで話す。
文法なんて考えない。内容を伝えることが最優先。
この方向で日頃から練習していると、かなり英語の運用能力はアップすると思います。
今日はひたすら文法は必要ないなどと話してきましたが、
それはあくまで「会話する場面において文法を持ち出すな」ということです。
もちろん基礎知識としては最低でも英検2級レベルの文法知識は必要でしょう。
ボキャブラリーに関しても3000語くらいはないとそもそもスピーキングの練習すら成り立たないかも知れない。
なので今日の内容はある意味、「英語はある程度知っているけど、実践でうまく話せない」という人に向けたものであります。
これを前提とした、効果的な日頃の練習方法を紹介します。これは私がずっと今でもやっている方法で、またドクターDイングリッシュとしても伝えていることです。
それが「コピーイング」です。
練習方法はいたって単純です。動画をフレーズごとに停止させながら真似るだけです。
しかしこれがやってみるとそう簡単にはいきません。
まず、間違いなく言葉に詰まります。
2、3回やっても普通はまだ詰まるでしょう。
これを一息でさらっと言える様になるまで練習しなくてはなりません。
じゃないと自分がいざという時に使えるレベルでは体にインプットされません。
ネタは自分が好きな海外のYouTubeを使えば良いと思います。
実際に私がどの様にやっているかをお見せしますね。どうぞ。
ーー
この様に一言一言、何も見なくてもスムーズに言える様になるまで繰り返します。
その時に大切なのは「意味もしっかりと噛み締めながら」発音を真似ることです。
そうすることで、自然と気持ちが入り、イントネーションも自然と体に入ってきます。
そして余裕があれば、少し言い換えたりして遊んだりもします。
これを自分が習得したいと思ったシーンで行っていけばいいわけです。
この練習はシャドーイングみたいに流しっぱなしで練習するわけではないので、
とにかく時間がかかります。
ワンシーンがスムーズに言える様になるまでに1時間くらいかかるかも知れません。
でもこういうのが大事なんです。
どれだけ「深く体得するか」がものすごく大切です。
シャドーイングでさらさらーっと練習しても体になにも残りません。
リスニングに慣れるためには良いかも知れませんが、それで話せる様にはなりません。
自分自身で気持ちを込めてスムーズに言える言葉をどれだけ増やせるか!
これに尽きます。
これ以上の効果的な練習方法はありません。頑張ってください。
このチャンネルでは、ほとんどの動画でこのコピーイングを練習するセクションを設けています。過去動画をさかのぼって、いっぱい練習してくださいね。
一人で練習していても、発音がどうしてもスムーズにできない、また自分でやっていても合っているのかどうか不安になるという方は、私が運営する発音スクールでトレーナーをつけて3ヶ月くらい発音の基本を学ぶことをおすすめします。それが一番手っ取り早く習得できる方法だと思います。
また、英語が早く普通に話せる様になりたい、ネイティブ発音が聞き取れる様になりたいという方は、ぜひチャンネル登録して、このチャンネルの動画を利用して練習しまくってください。
それではまた来週お会いしましょう!
ネイティブが普段よく使う、句動詞のつながった発音が分かると聞き取れる範囲がかなり広がります!
こんにちは、発音ディレクター Dr. Dです!
海外の番組やYouTubeを観ていて、「簡単な表現ほど聞き取れないな」と
感じたことはありませんか?
例えば、「We should get it done before we run out of time」
“done” や “time” など、部分的には聞き取れるけど、
その前後のつながった言葉が全然聞き取れない。
字幕を見てみたら、こんな簡単なことを言っていたのかと驚愕する。
こういう経験をされた方はきっと大勢いらっしゃると思います。
独立して発音される単語は聞き取れても、Phrasal verbs と呼ばれる
英語では使用頻度の高い「句動詞」(動詞と副詞の組み合わせて、単語2、3個で一つの意味になるもの)が、つながって発音されるせいで
聞き取れないことが多いんじゃないかなと思います。
そこで今回は、ネイティブが普段よく使い回す「句動詞」を取り上げて
発音練習を行い、リンキングのパターンをつかんでいきましょう。
またこれらのフレーズは日常でそのまま使うこともできるので、
ぜひ体に覚えさせておきましょう!
フレーズ発音を練習する前に、英語を発音する時の大事なことをお伝えします!
英語を発音する時は喉奥を開きます。
そうすることで英語らしい響きを持った発音になります。
日本語を発音する時の声で英語を発音しても、伝わりにくい発音になってしまうので要注意です。
① あくびをする
まずは、思いっきりあくびをしてみてください。喉の奥がグッと開く感覚、わかりますか?これが「喉を開いた」状態の基本です。
② 軟口蓋(ソフトパレット)に息を当てる
口の上あごの奥の柔らかい部分(軟口蓋)に息を当てるように、「Hah, Hah, Hah」と発音してみましょう。息が抜けるような、深い声質に変わるはずです。
③ 喉を脱力させ、音程を下げる
②の状態のまま、喉の力を抜き、音程を少しずつ下げるように「Hah↘︎, Hah↘︎, Hah↘︎」と言ってみましょう。
④ この状態で声を止めずにフレーズを発音します。
We should x3
get it done x3
before x3
we run out of time x3
We should get it done before we run out of time
このフォームが英語の基本です。この声でこれから
「ネイティブがよく使う句動詞」の発音練習を行います。
1. Break it down (要約する)
/brei kih daun/
Can you break it down for me?
(もっと端的に言ってください)
/kan yoo brei kih daun for mee/
・breakの /k/ はitと同化する
・itの /t/ はdownの /d/ と同化する
2. Bring it up (持ち出す)
/bring-ih dup/
I didn't want to bring it up,
(言いたくないけど)
/ai di dun wa na bring-ih dup/
・didn’tが /din/ の様に省略されることも多い
・want toは当然 /wa na/
・bringの /ng/ は it と同化する
・it の /t/ はフラッピングする
but we need to talk about it.
(話さなきゃ)
/but wee nee tu tah ka bau dih/
・butの /t/ は発音されないことも多い
・needの /d/ と to が同化する
・talkの /k/ はaboutと同化する
・aboutの /t/ はフラッピング
3. Call off (中止にする)
/kah lahf/
We got to call off our trip.
(今回の釣行はキャンセルです)
/wi ga da kah lahf aur trip/
・gotの /t/ は to と同化する
・callの /l/ は off と同化する
・offの /f/ は our と同化する
・ourの母音は曖昧化して /er/
Because of rough sea conditions.
/bi kah zuv ruf see kun di shunz/
(海が荒れています)
・becauseの /z/ は of と同化する
・sea と con はつなげる
4. Carry out (実行する)
/ka ree aut/
We are still going to carry out our plan.
(それでもプランは実行します)
/wer stil go na ka ri aut aur plan/
・we are がくっついて /wer/ と発音される
・going to は当然 /go na/
・carry out は /y/ でつながる
・out の /t/ はフラッピング
5. Come up with (思いつく)
/kum up with/
I can't come up with anything.
(何も思いつかない)
/ai kant kum up with e ni thing/
・can’t の /t/ は止める
・come の /m/ はupと同化する
・up の /p/ は withと同化する
・with の /th/ は anyと同化する
6. Get along with (うまくやる)
/geh da lahng/
You should get along with your co-workers.
(同僚とうまくやってね)
/yoo shud ge da lahng with yor kou wer kerz/
・shouldの /d/ は発音しない
・get の /t/ はフラッピング
・alongの /ng/ は舌で弾かない
・withの /th/ はyourと同化する
7. Make up (でっちあげる)
/mei kup/
I made up an excuse for being late.
(遅刻した理由をでっちあげた)
/ai mei dup an-eks kyooz for beeing leit/
・medeの /d/ はupと同化する
・anの /n/ は exと同化する
・beingの /ng/ は舌で弾かない
・lateの /t/ は舌で弾かない
8. Put up with (耐える)
/pu dup with/
I can’t put up with his snoring.
(彼のイビキには耐えられない)
/ai kyant pu dup with hiz snor ing/
・can’tの /t/ は舌で弾かない
・putの /t/ はupと同化する
・upの /p/ はwithと同化する
・with his のhが濁って /wi thiz/
9. Use up (使い果たす)
/yooz up/
He used up all the milk.
(彼は牛乳を全部使い果たした)
/hi yooz dup ahl tha milk/
・usedの /d/ はupと同化する
・upの /p/ はallと同化する
・allは舌を弾かずに /ao/の様に発音する
10. Work out (うまくいく)
/werk aut/
I hope everything works out for you.
(全てうまくいくことを願っています)
/ai houp ev ri thing werks saut for yoo/
・hopeの /p/ は evと同化する
・thingの /ng/ は舌で弾かない
・worksの /s/ はoutと同化する
・out の /t/ は舌で弾かない
どうですか?今日取り上げた10個の句動詞とその例文ですが、
全て滑らかに発音することが出来ましたか?
こういう練習を繰り返すことで、つながった状態の発音に慣れていきます。
そして一つでもスムーズに発音できるフレーズを日々増やすことで、
徐々にネイティブの話す、早くつながった英語が聞き取れる様になります。
私も毎週この様な発音練習できる動画を更新しますし、
また過去動画も500くらいありますので、それだけでもたっぷり練習できます。
そして自分だけで練習してても合っているかどうかわからずに不安という人は
ぜひ発音コースでトレーナーをつけて3ヶ月間くらいかけて発音の基礎を学んでみてください。
そうすると今後の練習がものすごく捗ります。
発音がよくなると一気に成長できる理由を前回の動画でお話ししましたが、
要するに、発音がよくなるとネイティブが話した言葉をそのまますぐに再現できるので、
一瞬で言葉を体得することができる様になるわけです。
それと同時に聞き取れる範囲もどんどん広がります。
そういう状態を目指して頑張ってみてください!
英語は話せないのに、発音のせいでネイティブに絡まれて困ってます…
「大して英語を話せるわけじゃないのに、発音だけはちょっと上手い。そのせいで、ネイティブスピーカーにマシンガンのように話しかけられて、いつも困っています…。」
こんにちは!発音ディレクターのDr. Dです。
突然ですが、あなたにはこんな経験ありませんか?…って、普通はありませんよね(笑)。
でも、意外と同じような経験をされている方がいらっしゃるようで、YouTubeのコメント欄などでたまに見かけることがあります。僕からすると、「なんて贅沢な悩みなんだ!」と、思わずにはいられません。
なぜ、こんなことが起こるのでしょうか?
おそらく、これは日本での出来事でしょう。日本に住んでいるネイティブスピーカーが普段接するのは、いわゆる「日本語訛り」の英語がほとんど。だから、コミュニケーションがギクシャクしてしまい、フラストレーションが溜まっていることが多いんです。
そんな中に、あなたのような発音が綺麗な人が現れたら…?
彼らは「お!この人は英語が話せる人だ!」と、水を得た魚のように、堰を切ったように話し始めるのです。
だって、挨拶でいきなり “Hey, how’re you doing, man!” なんて、めちゃくちゃ滑らかに言われたら、誰だって「この人、デキる…!」って思いますよね。もう、全身からそんなオーラが出ちゃってるんです。
でも、実際はボキャブラリーが追いつかず、相手が何を言っているのかさっぱり…。仕方なく “Oh yeah…” なんて適当に相槌を打ちながら、そーっとフェードアウトする…。
きっと、こんな感じではないでしょうか?
その悩み、実は「最強のアドバンテージ」です
でも、諦めないでください!そんなあなたは、普通の人の何倍ものポテンシャルを秘めているんです。
なぜなら、それだけ発音が上手になったということは、あなたがきっと英語が好きで、無意識のうちにたくさん英語の音に触れてきた証拠だから。
好きな洋楽を口ずさんだり、海外ドラマのセリフを真似したりしているうちに、理屈じゃなく「ノリ」で発音できるようになったんですよね?
だとしたら、あとはボキャブラリーを増やすだけ。
すでに発音の基礎ができているので、聞いた英語をどんどん真似して、スポンジのように言葉を吸収していけるんです。
普通の学習者が1時間かけて習得するフレーズを、あなたならわずか10分で自分のものにできるかもしれません。
通常、新しいフレーズを覚えるときは、意味を理解してから、スムーズに言えるようになるまで何度も音読練習が必要です。でも、あなたはこの「スムーズに発音する」という一番時間がかかる部分を、一瞬でクリアできてしまう。
これは、英語習得においてとてつもないアドバンテージなんです。
だから、必要に迫られれば、あなたの英語力は一気に開花します。
仕事の面接で英語が必要?
→ 面接関連の動画を観まくって真似すればOK!
プレゼンで使いたい?
→ 自分の分野のプレゼン動画をコピーしまくればOK!
日常会話を楽しみたい?
→ 海外ドラマ『フレンズ』を毎日2時間、数ヶ月も真似すれば、かなり流暢になっていますよ。
発音力は、そのまま英語力に直結する
逆に言えば、多くの人が英語学習に苦労するのは、この**「発音」でつまずいている**からです。
発音がスムーズにできないから、お手本の音声を真似できない。
真似できないから、シャドーイングなどの練習が成り立たない。
結果、いつまで経っても「話せる」ようにならない。
言語の習得は、どの言語であれ**「発音」が基礎中の基礎**。まず音を理解し、真似できるようになってから、単語やフレーズを覚えていくのが自然な流れです。
それを無視して、ローマ字読みのような感覚で単語を覚えても、残念ながら「使える英語」にはなりません。
だから皆さん、まずは発音をしっかりやりましょう!
英語の「声」を作る!喉を開く基本フォーム
せっかくなので今日は、英語を発音するための「フォーム作り」をやってみましょう。
英語と日本語では、そもそも声の出し方が違います。英語は口の中の空間を広く保ち、喉の奥から声を出すイメージです。
さらに、英語のリズムは**ストレス(強弱)**によって生まれます。この2つを意識するだけで、あなたの英語は一気にネイティブらしくなります。
喉を開く!3ステップ・エクササイズ
① あくびをする
まずは、思いっきりあくびをしてみてください。喉の奥がグッと開く感覚、わかりますか?これが「喉を開いた」状態の基本です。
② 軟口蓋(ソフトパレット)に息を当てる
次に、口の上あごの奥の柔らかい部分(軟口蓋)に息を当てるように、「Hah, Hah, Hah」と発音してみましょう。息が抜けるような、深い声質に変わるはずです。
③ 喉を脱力させ、音程を下げる
②の状態のまま、喉の力を抜き、音程を少しずつ下げるように「Hah↘︎, Hah↘︎, Hah↘︎」と言ってみましょう。
このフォームが英語の基本です。この声で、アクセントをつけてみましょう。
Hah ha↘︎, Hah ha↘︎, Hah ha↘︎
Mah ma↘︎, Mah ma↘︎, Mah ma↘︎
Higher, Higher, Higher
It's higher than the mountains.
息をたっぷり吐きながら発音するのがポイントです!
【実践】海外ドラマ『フレンズ』で応用練習
このフォームを使って、実際のセリフを練習してみましょう!発音のコツもカタカナで書いておくので、参考にしてください。
Hey Monica, the knob was broken, so I just turn it off from underneath. I hope that’s all right.
Hey Monica,
/hei mah ni ka/
the knob was broken,
/the nahb wuz brou kun/
so I just turn it off
/so-ai jus(t) tern di dahf/ (tとd、tとoが繋がって「ターニドッフ」のように聞こえます)
from underneath.
/frum-un der neeth/
I hope that’s all right.
/ai houp thats-ahl rai(t)/
(ここに動画の切り抜きなどを埋め込み、細切れに再生しながら読者が練習できるようにすると、さらに効果的です)
さいごに
いかがでしたか?
このチャンネルでは、ほとんどの動画で今日のような**コピーイング(お手本の音声をそっくり真似する練習)**を取り入れています。ぜひ、過去の動画もさかのぼって、たくさん練習してみてくださいね。
もし、「一人での練習は難しい…」「自分の発音が合っているか不安…」という方は、僕が運営する発音スクールでトレーナーと一緒に学ぶのが一番の近道です。3ヶ月で発音の基礎を固めることができます。
ネイティブのような発音を手に入れたい!英語をスムーズに聞き取り、話せるようになりたい!
そう思う方は、ぜひチャンネル登録をして、このチャンネルの動画をとことん活用してください。
それでは、また来週お会いしましょう!