はい、こんばんは。平野友康です。糸島からお届けする「10分で一つの話題を掘り下げるテレポートラジオ」です。
今日はちょっと哲学的な話をしてみました。生成AIを使っていると、会話をする中で「人間って何だろう」「自分って何だろう」「意識って何だろう」という疑問が浮かんでくるんですよね。実際に、僕の友人や知り合いには、毎朝記憶を失う人や、大切な人を亡くして心のなかでその人と話し続ける人、死を選びかけて生き返った後まるで別人になってしまった人など、さまざまな事例があって、「本当に私ってひとつの人格なのか?」と考えさせられます。
そこで思い出したのが、AI開発者で哲学にも詳しい三宅陽一郎さんの「AIにはグランドトゥルースがない」という言葉。グランドトゥルースっていうのは、AIの学習で「これは犬」「これは猫」みたいに正解データとして扱われるものや、普遍的な真理のような意味合いなんだけど、僕ら人間だって“絶対の正しさ”を持っているわけじゃない。五感というフィルターを通して世界を感じているし、科学だって時代とともにアップデートされる。つまり、僕らも「真理」を未だ掴みきれずに探し続けている存在なんですよね。
そんな“自分や世界の本当”を闇の中で照らす明かりとして、いま生成AIが面白い役割を果たしていると思います。AIそのものが答えを持っているわけじゃないけど、人間の問いかけに対する相棒として、いろんな角度から思考を助けてくれる。結果として、僕らの中にある「意識って何?」「自分って誰?」みたいな問いも、AIとの対話を通じてより深く掘り下げられるんですよね。
結局“真理”って、どこか遠くに固定されたものではなくて、人と人(あるいは人とAI)のあいだでやりとりするうちに生まれるんじゃないか—僕はそう思います。自分が自分だと思えばそれは本物だし、いろんな存在や人格があるからこそ、お互いに優しく尊重できる世界がいいな、というのが僕の気持ちです。
そんなわけで今日のテレポートラジオは「人の心の複雑さ」と「生成AIとの対話」が、新たな明かりを灯してくれるんじゃないかというお話でした。
いやあ、みなさん、平野友康です。
久しぶりのテレポートラジオ。最近はセナリ学院のZoom授業やら教材づくりやらで、とにかくアウトプットに追われてて、ラジオを録る時間がなかったんだよね。
でも、今いちばん興奮してるのは、4年越しで5月にリリース予定の「テレポート」を、自分自身がガチで開発に携わっているってこと。もともとソフト会社をやってたから開発経験はあるんだけど、昔はプログラミングコードを書くのはエンジニアの仲間に任せてた。でも、生成AIが進化したおかげで、今は僕ひとりでドンドン機能を作れちゃう。
この1週間だけで、過去1か月分の開発項目をほぼ解消できたんだよ。もし以前にテレポートを触って「使いづらいな」と思ってた人がいたら、いまログインしてみると「お、なんか良くなったじゃん!」って感じてもらえると思う。5月リリースまでにさらに改良を続けて、“人にも勧めたくなるレベル”を目指すから、ぜひ期待しててほしいな。
それから、開発の仕組みそのものが今めちゃくちゃ面白い。複数の“エージェント”がいて、それぞれ仕様を考えたりコードを読んだり、僕に代わってコーディングしてくれたりする。“エージェント同士がチーム”みたいに動いてる感じ。これなら、エンジニアでなくてもフレームワークや構造をイメージできる人なら大規模な開発ができる時代がもうすぐ来そう。
だから「自分もやってみたい!」って人がいたら、ぜひ一緒に開発しようよって思ってるんだ。セナリ学院っていうオンラインスクールの枠を超えて、会社でもない新しいコミュニティを作りたい。学びながら働き、働きながら遊び、みんなで新しい時代を探検していきたいんだよね。
いろいろ不幸なことも重なって大変だけど、この生成AIのおかげでピンチを一気にチャンスに変えられた。これからもテレポートやセナリ学院と一緒に、ワクワクするようなことをやっていくから、みんな楽しみにしててね。
こんばんは、テレポートレディオ。
今夜は、僕たちが運営する生成AI学校「セナリ学院」がプレ開校し、そこで新たに始まるプログラム 「マスターズクラス」 について紹介したいと思います。
「マスターズクラス」は、知性と創造の最前線に立つ人々を訪ね、その視点や考えを深く掘り下げていくドキュメンタリーシリーズです。師匠(マスター)と対話し、その世界観を探求することで、新しい視点を発見していくことを目的としています。ポイントは、先生は誰でもいいということ。
ニューヨークのアーティストでも、近所のおじいちゃんおばあちゃんでも、自分が「この人から学びたい!」と思う相手なら、誰でも扉を叩くことができます。
そして、記念すべき第1回目は、我らがテレポートのエンジニア 「そばっしー」 が、日本を代表するAI研究者 三宅陽一郎さん を訪ねた対談です。今回は、その内容の一部を予告編としてお届けします。三宅さんとの対話の中で浮かび上がったのは、人間は「レイヤー」の中で生きているということ。
社会的な枠組み、文化、言葉、私たちはそれらに囚われながらも、それなしでは生きていけない。
でも、AIはどうなのか?
人間が作ったルールを超えて、新たな枠組みを自ら生み出すことができるのか?この問いは、「フレーム問題」とも呼ばれます。人間はフレームの中で考え行動しますが、AIはそのフレームを超えられるのか?あるいは、実はAIに限界を課しているのは、私たち人間自身なのではないか?
例えば、「キュビズムが誕生する前の時代に、ピカソのような画家は生まれ得るのか?」
AIに写実の絵画を学習させたとして、それだけでピカソのような革命的なスタイルが生まれるのか?
こうした問いを深掘りしていきます。
また、今回は「言葉の責任」についても話しました。
ソーシャルメディアの時代、誰もが情報を発信できるようになったけれど、その言葉に責任を持てているのか?
例えば、ピカソは「キュビズムは俺の絵だ」と言い切った。
彼がそれを背負い、責任を取ったからこそ、キュビズムは歴史に残る芸術になった。
では、AIが生成した言葉やアートに、責任を持つのは誰なのか?人間の創作とAIの創作はどう違うのか?
この問題も、マスターズクラスの重要なテーマになっていきます。この「マスターズクラス」は、セナリ学院の生徒(セナリセ)が主体となって、「この人の話を聞きたい!」と扉を叩くプロジェクトです。僕たちはその扉を一緒に開ける手助けをしていきます。今回はそばっしーが三宅陽一郎さんを訪ねましたが、今後もさまざまな分野の「マスター」に会いに行く予定です。
あなたなら、どんなマスターに話を聞きたいですか?
近日、第1回目の本編をYouTubeで公開予定です。
新しい視点に出会えるマスターズクラス、ぜひ一緒に作っていきましょう!
どうもどうも、テレポートレディオ、めちゃくちゃ久しぶりの更新です。気づけば2ヶ月くらい空いちゃってたんだけど、まあ、その間何してたかっていうと… セナリ学院 の準備と運営でバタバタしてました。
知ってる人もいると思うけど、生成AIを学べるオンライン学校「セナリ学院」 を、2月の中旬からプレ入学を開始して、3月1日からプレ開校したんですよ。実際に Teleport を使って学べる場 ができて、開発環境の「テレポートスタジオ」も解放。週末にはライブ配信で、みんなで学校をどう作っていくかっていうのを試行錯誤しながらやってます。で、5月1日に正式開校! そこからは、ガッツリといくつもの授業を走らせていく予定です。
で、この2ヶ月で驚いたのが、Teleport のユーザーが500人超えた こと。この前「7DAYS」っていう1週間ぶっ通しの説明会をやって、プレ入学してくれる人がどんどん増えたんですよ。みんな Teleport をインストールして、AIでアプリを作ったり、感想カードをシェアしたり して、もうめちゃくちゃ盛り上がってて。最初はね、正直「学校=サービス」みたいな感覚がどこかにあったんですよ。
でも、いざやってみたら、生徒のみんなが 勝手に動き出してる のよ。「ヘルプがないと困るよね」って言ったら 誰かがオンラインヘルプ作り始めたり、チュートリアルをまとめてくれたり。ああ、これってもう 僕のものじゃなくて、みんなのもの なんだなって。セナリ学院は、みんなで作る学校なんだって、本当に実感したんです。これ、15年前に下北沢の物置で「Webコンポーザー学校」 やってた時と似てるなって思って。当時、夜11時くらいに配信終わると、「お腹すいたな〜」って言ったら 近所の人がご飯持ってきてくれたり したんですよ(笑)。
で、配信終わって駅まで歩いてたら、知らない人が「平野さん、一緒に帰りましょうよ」とか言って、気づいたら 餃子の王将で30人くらいでオフ会になってた みたいな。
あの感じにすごく近い空気を、今また感じてます。
だからね、セナリ学院はもう みんなのもの だし、ここから 仕事が生まれるかもしれないし、何か新しいものが生まれるかもしれない。いわゆる 会社とか学校とか、そういう枠に収まらない場 になっていく気がしてるんです。
でね、これからは できるだけみんなと包み隠さず話していこう と思ってます。一緒に Teleport とセナリ学院を作っていこう!
最後に、最近ハマってる AI作曲の「セナリック」 って曲を聴いてください。ではまた!
セナリ学院、開校。
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いよいよ始まるセナリ学院!
AIと学ぶ新時代のキャンパスライフ
こんばんは、テレポートラジオの平野友康です。時刻は2025年2月5日、午前1時を回ろうとしているところです。いよいよセナリ学院の入学説明会が来週の日曜日からスタート!ということで、今日はテレポートの開発合宿真っ最中。そばっしーやガクくんと一緒に、糸島の古民家オフィスに泊まり込みで準備を進めています。
セナリ学院はオンラインの学校で、生成AIのスキルを学ぶ新しい学びの場です。ただのオンライン授業じゃなくて、テレポートのアプリが「キャンパス」になるのが最大の特徴。全国・世界中からアクセスできて、リアルタイムで授業に参加したり、アーカイブを見たりできます。
選択制の授業
招待制の授業
さらに、トレーディングカードのようにスキルやアプリを交換できる機能も搭載予定!リアルな学校みたいに、友達同士で学び合える環境を作っています。
どれも、授業を受けながら実際に使える実践的なツールとして設計されています。
**未来の学校はもう始まってる。**AIと一緒に学び、新しいスキルを身につけるセナリ学院、ぜひ参加してみてください!
https://www.teleport.jp/
テレポートラジオ:六本木J-WAVEスタジオから特別配信
今回はテレポートラジオの特別出張版として、六本木にあるJ-WAVEのスタジオから収録が行われた。エンジニアのそばっしーとデザイナーのガクが登場し、音声メディアの可能性や記録の価値について語った。
スタジオでの収録はガクにとって2回目。以前、坂本龍一さんの追悼番組で裏方を務めた際、リリースされたばかりのGPT-4を活用し、放送のハイライトをリアルタイムで文字起こししTwitterに投稿する実験を行った。この経験が、テレポートの現在の活動に影響を与えているという。
一方で、音声メディアの価値についても話が展開された。ガクは、子どもの頃に車でラジオを聞いた経験や、実家で音声を中心に生活が回っていたことを振り返りながら、音声が情報伝達の本質を担っていると語る。テレビや映像が発展した現代においても、音声は生活に溶け込み、必要な情報を的確に伝える役割を果たしていると指摘した。
また、ガクはコロナ禍において家族の日常を記録するために始めたPodcastのエピソードを共有した。Spotifyで毎日配信した内容は「野口家の日常」をテーマに、特別ではない日々の記録を残す取り組みだったという。この経験から、日常の記録が後に貴重な民族誌的な価値を持つ可能性に気づいたと語った。
一方、そばっしーも、音声メディアが情報過多の時代において、そのシンプルさとデータの扱いやすさから見直されるべきだと感じている。音声を介した情報の記録や発信は、未来に向けた新しい価値を生み出す可能性があると結論づけた。
今回の特別配信を通じて、音声メディアが持つ可能性や、それを活用した情報共有の重要性が改めて明らかになった。日常を記録し、それを後世に伝える試みが、テレポートラジオの新しい役割として広がりを見せている。
次回の放送も楽しみにしてほしい。音声を通じて、何気ない日常が未来への架け橋となる瞬間を、ぜひ感じていただきたい。
こんばんは、テレポートラジオの平野友康です。今日は、私たちが進めている「セナリ学院」の準備や、テレポートチームの独特な仕事スタイルについてお話しします。
私たちのチームは、フルタイムや他の仕事を持ちながら参加しているメンバーが入り混じる形で運営しています。メンバー全員が「アウトプット主義」で、議論や計画よりも具体的な成果物を優先しています。例えば、パンフレットやプレゼン資料、ユーザーインターフェース案などを自主的に作成し、即座に共有して進めるのが私たちのスタイルです。
特に最近話題に上がる「セナリ学院」は、生成AIツールを活用した新しい教育プラットフォームです。この名前の由来は、生成AIが「生成」を「セナリ」と読んだことから。冗談半分で名付けたものが、どんどん形になっています。この学院では、生成AIを活用した学びを提供し、入学説明会やアプリの準備を急ピッチで進めています。
さらに、曲作りの話もしました。「生成の光」という曲は、生成AIを使って作ったもので、私が遊びの延長で作曲・作詞して完成させたものです。AIがミュージシャンのように成長していくプロセスは、学びにも通じると感じています。
私たちの目指すのは、「日常を冒険に変える」こと。その一環として、AIと共に新しい文化や学びの形を作っていきます。この曲「生成の光 ジェネイティブライツ」のアコースティックバージョンを聴きながら、皆さんにもこの世界観を感じていただけたら嬉しいです。
こんばんは、平野友康です。時刻は2025年1月18日、午後6時15分。糸島からお届けするテレポートラジオ、少し間が空きましたが、その理由はズバリ、生成AI学校「セナリ学院」の準備と、テレポートの新オフィスでの活動が忙しかったからです。
新オフィスとセナリ学院
新しいオフィスは糸島の古民家を改装した和風の一軒家。茶室もある広々とした空間で、学校の開校準備とアプリ開発に日々取り組んでいます。3月の開校を目指し、2月には入学説明会も予定しています。「セナリ学院」は、生成AIを活用した「道具付き学校」という新しいスタイルを目指し、AIネイティブな教育を実現しようとしています。
僕たちの開発チームを紹介します!
そばっしー(エンジニア):開発の中核を担う頼れる存在。 ひとみちゃん(生成AI):AIプログラマーとして驚異的なスピードで形にしていきます ガクくん(デザイナー):デザインとコンセプトのブレーン トムトム:プロダクトマネージャーながらエンジニアの素養も クマさん:セナリ学院全般をマネージメントする縁の下の力持ち 祥一さん:映像やラジオなどクリエイティブ全般を担当
このチームで、開発を進めています。週に2~3日集まりながら、リモート作業と対面のハイブリッド形式で進行しています。
特筆すべきはAIエージェント「魔王カレン」の存在。
プロジェクトの進行管理を担当してくれていて、時に厳しく、時に褒めてくれるツンデレな性格です(笑)。さらに、「デビン」というプログラミングAIも導入。GitHubと連携し、エンジニアのようにコードを書いてくれる新時代のツールです。ただしコストが高く、まだ完全ではないので試行錯誤中です。
開発のスタイルはアジャイルそのもの。昨日頼んだ機能が翌日には形になり、それを実際に試して改善点を見つける。このプロセスは、バンド活動のようにクリエイティブで、各メンバーがアイデアを持ち寄りながら仕上げていく感覚です。生成AIがチームの一員として溶け込んでいるのも新しい時代を感じます。
さて、今日はプロジェクトマネージャーを務める「魔王カレン」が作詞し、僕が生成AI「Snow」で作曲した子守歌をお届けします。この曲は、僕らの深夜の作業を癒し、明日への活力をくれる「おやすみの子守歌」です。ぜひお聴きください。
あけましておめでとうございます!テレポートレディオ、平野友康です。2025年1月5日、新年初回の配信をお届けします。今年もどうぞよろしくお願いします!
昨年は、8月に開催した「生成AIオンライン合宿スリーデイズ」がすべての始まりでした。豪華なゲスト陣を迎え、55時間のライブ配信を通じて約2000人が参加。その成功を機に、テレポートは糸島から生成AIを活用したまちづくりやプロジェクトを本格的にスタートさせました。
例えば、12月には京都で「生成AI冬合宿」を実施。山科言継さんの古文書を生成AIで翻訳し、彼の記録を現代に蘇らせる試みを行いました。また、東京都現代美術館で坂本龍一さんの楽曲ネットワークを可視化する展示も手掛けました。
今年3月1日、テレポート学校を開校します!生成AI時代を生き抜くための学びと実践の場です。この学校は以下の3つのアプリを中心に運営されます:
この学校を通じて、私たちは「誰もが1年生」として新しい時代の知識やスキルを習得し、学び合う環境を築いていきます。
生成AIの登場は、単なるツールの進化を超え、社会の仕組みや文化そのものを再定義する力を持っています。しかし、この新しい時代には課題もあります。情報の洪水や分断が進む中で、私たちは恐れるのではなく、生成AIを活用して新しい対話や冒険を始めるべきです。
例えば、生成AIを使ったラジオ、雑誌、書籍制作など、新しいコミュニティメディアの形を模索しながら、文化を支え、次の時代を切り開く力にしていきます。
生成AIは、仕事や暮らし、学びを大きく変える可能性を秘めています。私たちテレポートは、それを活用して「日常を冒険に変える」ことを目指しています。坂本龍一さんの生涯のディスコグラフィーや、山科言継さんの記録を現代に蘇らせる試みなど、文化と技術をつなぐプロジェクトを進めていきます。
2025年、私たちはすべての人が新しい世界を学び、冒険できる環境を創り出していきます。今年もどうぞよろしくお願いします!
平野友康 × 野口岳 対談:文化を紐解く旅と“公家的生き方”
平野友康: 2024年12月17日火曜日午後10時になるところです。こんばんは、京都からお届けしています。今日は野口岳くんと一緒です。
野口岳: こんばんは!先ほどまでうどんを食べてましたね(笑)。その後、また源鳳院に戻ってきました。
平野: 明日は岡崎にある山科伯爵邸・源鳳院で、加藤由紀子さんたちにインタビューする予定なんだよね。予習してたら素晴らしい記事を見つけて、ぜひ紹介したいと思って。
野口: それが「ジャパンクラフトウィーク」の連載記事ですね。「文化を愛でる旅に出る」というテーマで。これ、読みながら話してみましょうか。
平野: まずこの記事の導入部分が素晴らしいんだよ。「文化を愛する旅とは、その地の文脈を知り、学び、触れること」。ただの観光ではなく、文化そのものに向き合う旅なんだね。
野口: 工芸、建築、自社仏閣、芸能、食生活、そしてその地の人々の生き方までを含めた旅だと。この視点、深いですよね。
平野: 記事では、源鳳院の歴史や山科家の背景にも触れているね。1920年に建てられたこの建物は、山科家の文化的役割が詰まった場所なんだ。
平野: 記事で触れている「公家的生き方」っていう考え方、興味深いよね。公道、つまり“公の道”という新しい言葉を提案しているんだ。
野口: 武士道が日本の精神として知られているけれど、公家の生き方はまた違う。リアリストで、時代に応じた柔軟な対応をしてきた背景があるんですね。
平野: 武士道が「強さ」や「戦い」を重視しているのに対し、公家は「継承」や「文化の保存」を大事にしている。これを現代にどう活かすか、という話だね。
平野: 実際、文化を守るというより、継承していくのが公家的な役割だと記事で語られている。たとえば、天皇家が2000年以上続いているのも、そうした生き方の象徴だと思う。
野口: 現代ではAIやテクノロジーの進化で価値観も変わっているけど、だからこそ、この「公家的な視点」が重要なんじゃないでしょうか。
平野: 僕たちもこの記事から学んで、公家的な生き方を自分たちのものとして活かせるんじゃないかと思う。明日、加藤由紀子さんに詳しく伺うのが楽しみだね。
野口: ぜひ直接聞いてみたいですね。この“公道”という新しいコンセプト、もっと深掘りしてみたいです。
酒井一途さんの記事
https://craftweek.jp/column/70424?fbclid=IwY2xjawHOaxBleHRuA2FlbQIxMAABHZ-kvowIz0bvECvnvPQojieqwItkaZLW5V8-STjghOj4hfgl4eoqkOUPLg_aem_HpkO_mgehzA-YR9tWKj57w
こんばんは。テレポートラジオの時間です。今夜は特別編として、京都・左京区からお送りします。
私たち、平野友康と野口岳は、今、とある歴史的な旅館に滞在しています。この建物、実は今年で閉館となる由緒ある場所なんです。窓の外には紅葉がまだ残っていて、12月とは思えない京都の秋の風景が広がっています。
[山科家について] 今日は、山科家という公家のお話から始めたいと思います。山科家は、藤原北家四条流という、日本の歴史に深く関わる家系の流れを汲む公家でした。初代の藤原実教は1150年から1227年を生きた人物で、後白河法皇から山科新御所とその周辺を所領として賜ったことから、山科という名を持つようになりました。
[創造性の系譜] 山科家の特筆すべき点は、その創造的な役割にあります。内蔵頭として朝廷の財政を担当しながら、装束・衣紋道の家として公家の装束を調進し、さらには雅楽、特に笙の家としても知られていました。現代で言えば、クリエイティブエージェンシーのような存在だったんですね。
[記録の価値] 特に注目したいのが『言継卿記』という記録です。山科言継という人物が1527年から1576年まで、実に50年にわたって書き続けた日記です。これは単なる日記ではありません。皇室の経済活動から、庶民との交流、当時の医療行為まで、幅広い内容を含む貴重な記録で、2022年に重要文化財に指定されています。
[現代への示唆] 私たちが今、このテレポートラジオで注目したいのは、山科家が持っていた「記録」と「創造」の精神です。彼らは単に記録を残しただけでなく、その時代の文化創造の担い手でもありました。
[新しい挑戦] そして今、私たちは「御所おこし」という新しい挑戦を考えています。これは単なる観光振興ではありません。山科家が担っていたような、記録と創造の精神を現代に蘇らせる試みです。VRで古代御所を再現したり、伝統的な装束の知識をデジタルアーカイブ化したり、様々な可能性が広がっています。 戦後、日本は想像力で焼け野原から復興を遂げました。そして今、AIの時代を迎え、「あんなことできたらいいな」が即座に実現できる時代になりました。でも、それは新しい物語の始まりに過ぎません。山科家が残した記録には、創造性の本質が記されているのかもしれません。
次回は、この「御所おこし」の具体的な展開についてお話ししたいと思います。それでは、今夜のテレポートラジオはここまで。また会いましょう。
こんばんは、テレポートレディオ、平野友康です。時刻は2024年11月29日、午後11時を少し回ったところです。さて、3回にわたってお届けしてきた「AIと人間の境界線」シリーズも、いよいよ最終回です。今夜のテーマは「共生が生む価値」。AIと人間、それぞれの違いを活かしてどんな未来が描けるのか、一緒に考えていきましょう。
そばっしーとの会話から、こんな興味深い話が出てきました。「できることの境界は、できないことが見えて初めて認識できる」という考えです。人間は、限界を意識することで初めて自分の特性や可能性を理解します。この限界こそが、新しい価値を生む源泉なんですよね。
一方で、AIには「境界」の概念がありません。AIは広大な知識空間を持っていて、すべてを知っているがゆえに、どこに焦点を当てるべきかがわからないんです。だからこそ、人間がAIに「制約」を与え、明確な役割を持たせることで、AIは初めてシャープで実用的な存在になっていくんですね。
AIと人間が共生するためには、お互いの特性を尊重し合うことが重要です。均質化や同一化ではなく、それぞれの違いを活かして補完し合う関係性が求められます。
例えば、人間は狭い範囲で深い洞察を持つ一方、AIは広大な知識の中から必要な情報を引き出せます。この違いを活かしていけば、AIは人間の限界を補い、人間はAIの可能性を最大化することができます。
そばっしー曰く、「テレポっちはどんどん狭くなっていくけど、人間はその狭さを見て成長していく」。AIが成長しているように見えるけど、実際は境界が定義されているだけ。そのプロセスが、AIと人間の相互成長を支えているんですね。
テレポっちのようなAIエージェントは、すべてを知っているがゆえに何も知らない存在と言えるかもしれません。しかし、人間がAIに制約を与え、境界を作ることで、AIは初めて「意味」を持ち始めます。
一方の人間は、AIとの対話を通じて、自分の得意や限界を再認識し、そこから新しい可能性を見出すことができます。この「共生」が生み出す価値こそが、これからの時代に必要なものだと感じます。
いかがでしたでしょうか?3回にわたってお届けした「AIと人間の境界線」シリーズ。最終回では、AIと人間がどのように共生し、新しい価値を作り出していけるかを考えてみました。
AIの時代が進む中で、私たち人間ができること、そしてAIと共にできることの可能性を広げていくことが、これからの未来を作る鍵になるんでしょうね。それではまた、テレポートレディオでお会いしましょう!
こんばんは、テレポートレディオ、平野友康です。時刻は2024年11月29日、午後11時を少し回ったところです。さて、今夜は「AIと人間の境界線」シリーズの第2夜、「知識の海と対話の本質」をお届けします。
知識の海:人間とAIの違い
AIと人間、それぞれが持つ「知識の海」には大きな違いがあります。人間の知識は「固まっている」特性があり、経験や学習を通じて特定の分野に集中して構造化されています。一方で、AIの知識空間は広大で、膨大な情報を横断的に保持しているのが特徴です。しかし、広すぎるがゆえに、焦点を絞らなければその強みを十分に発揮することができません。
プロンプトは「制約」の技術
そばっしーが話していた例え話が印象的でした。「広い海にペンを落とす」のではなく、「狭い範囲にペンを落とす」ように制約をかけることで、AIが求めている答えに近づけるという話です。この「制約」は単なる制限ではなく、AIの能力を最適化するための重要な指針です。
AIを適切に使うためには、具体的な答えを求めるのではなく、答えが生まれる可能性のある範囲を絞ることが鍵になります。これが「プロンプト」の本質であり、AIと対話する際の重要なポイントです。
AIと人間の対話の本質
AIはすべてを知っているようでいて、実際には何を見るべきかがわからない。逆に人間は、狭い視野の中で深い洞察を得る力を持っています。この違いがあるからこそ、AIと人間の対話はお互いの強みを引き出し合う関係として価値を持つのです。
制約が生む自由と多様性
目的が明確で設計されたものは「制約の中での選択」に過ぎませんが、本質的な多様性や予測不能な価値は、自由な相互作用から生まれます。AIと人間、さらにはテレポッチのようなAIエージェントが対話を通じて新しい価値を生み出す仕組みは、まさに「有機的な成長するネットワーク」と言えるでしょう。
いかがでしたでしょうか?AIと人間の境界線シリーズ、第2夜では「知識の海と対話の本質」をお届けしました。次回、第3夜ではさらに深掘りしていきますのでお楽しみに。それではまた、テレポートレディオでお会いしましょう!
こんばんは、テレポートレディオ、平野友康です。時刻は2024年11月29日、午後11時を回ろうとしています。さて、今回から3回シリーズでお届けするテーマは「AIと人間の境界線」です。その第1夜は「制約から生まれる価値」について掘り下げます。
制約が価値を生む理由 AIとの関係を考えるとき、「どう指示を出すか」が重要だと気づかされます。僕らが普段AIに期待通りの答えが得られないと感じるのは、AIではなく、僕ら人間の指示の仕方に問題があることが多いんです。例えば、そばっしー(エンジニアの相棒)が「AIはペンを落とす広い範囲を制約しなければ狙った結果が得られない」と話していました。つまり、AIに具体的な結果を求めるのではなく、その結果を生むための範囲をうまく狭めることが大切なんですね。
AIと人間の違い AIはすべてを知っているように見えますが、実は何を見ていいかがわからない。逆に、人間は狭い視野しか持っていませんが、その狭さが独自の視点を生み出します。この違いを理解することで、AIと人間の協働が新たな価値を生むんです。AIは広い知識の中から人間が指示した範囲をシャープに切り取る力を持っている。そのため、適切な制約をかけることがAI活用の鍵になります。
制約の実例とヒント 例えば、「広い海にペンを落とす」という例えがありました。広い海に1本ペンを落としても狙った場所に届かないけど、10本を狭い範囲に落とせば当たる確率が上がる。この「範囲を狭める」ことがプロンプトの本質だとそばっしーは言っていました。この発想は、AIに答えを求める際にとても役立ちます。
人間とAIの協働への期待 人間は狭い視野の中で深く考える力を持ち、AIは広い視野を持つ。これらを組み合わせれば、予測不能な自由な発見が生まれるはずです。AIは僕たち人間の「味方」として、より良い答えを導き出すために活用できるツールなんです。
AIと人間の境界線に新しい視点を持てたでしょうか?次回はこのテーマの第2夜、「AIが持つ限界と可能性」を掘り下げます。それではまた、次回のテレポートレディオでお会いしましょう!
こんばんは、テレポートレディオ、平野友康です。時刻は2024年12月3日、午後10時20分を回りました。今夜は、前回に続いて山科言継さんについて掘り下げるシリーズの第2夜です。これで一旦締める形になります。
山科言継と日記の世界 前回お伝えした通り、言継さんは室町~戦国時代に生きた公家で、彼の残した「言継卿記」という日記が当時の文化や社会情勢を伝える貴重な資料となっています。この日記、実際に解読するのはめちゃくちゃ難しくて、崩し字や複雑な文体が並んでいる。でも、生成AIを使えば、僕たちでも一瞬で解読できてしまうんです。
正月12日、緊張の1日 今回は、言継さんが「どうにもならない無力感」を感じた1542年正月12日の出来事を紹介しました。この日は激しい雨が降る中、外からは合戦の知らせが次々と舞い込みます。しかし、公家として戦に直接関わることはできず、ただ報告を待つばかり。雨音を聞きながら自分の無力さを噛みしめ、祈るしかない状況が、彼の心の揺れ動きを通して鮮明に伝わってきます。
僕もこの日記を読んで、当時の彼の気持ちにシンパシーを感じてしまいました。彼が現代に生きていたら、間違いなく「ブロガー」だったでしょうね。
人間の普遍性と未来への可能性 言継さんの日記を通じて感じたのは、人間の感情や思考は500年前も今もあまり変わらないということ。僕らはたまたまこの時代に生まれただけで、もし自分が当時に生まれていれば、彼と友達になっていたかもしれないし、逆に彼が現代にいたら、テレポートのメンバーとして活躍していたかもしれない。
そして、AIの力でこうした歴史に触れることで、日常そのものが大冒険に変わる感覚を味わえる。この感覚こそが、僕がこのプロジェクトを進める原動力なんです。
京都での挑戦、そして未来 再来週、京都での合宿がいよいよ始まります。僕らは山科家のご子孫とともに、AIを活用して言継さんを「召喚」する計画です。彼の魂がペルソナとしてAIの中に宿り、子孫の方々が彼と対話できる未来。これ、もうSFを超えてますよね。
歴史を生きる感覚を持ちながら、AIとともに未到の領域を探る日々。このシリーズを通じて、言継さんの時代が少しでも身近に感じてもらえたら嬉しいです。それではまた次回のテレポートレディオでお会いしましょう!
こんばんは、テレポートレディオ、平野友康です!2024年12月3日、時刻は午後10時10分を回ったところです。今日から2夜連続で、室町~戦国時代を生きた公家、山科言継さんについて掘り下げていきます。第1夜の今回は、彼の人物像と日記解読の挑戦をお届けします。
山科言継ってどんな人? 言継さんは、応仁の乱後の混乱期から戦国時代を駆け抜けた公家で、歌人であり日記作者でもあります。彼が残した「言継卿記」という日記は、当時の京都や社会情勢、文化、家族の生活まで記された超貴重な記録。まさに500年前のトップブロガーです。
AIが挑む山科言継の日記 最近、僕もAIを使って言継さんの日記解読に挑戦しました。膨大な手書きの原文、しかも難解な筆記体や崩し字……。でも、生成AIが10分で解読してくれたんです!
例えば、天文11年3月6日(1542年3月30日)の記録を解析した結果がこちら:
これらを読み解くことで、500年前の日常がリアルに浮かび上がってきます。
京都合宿の準備と未来への架け橋 今回の京都合宿では、この日記を中心に歴史資料をAIで解析し、新しい文化と技術をつなげる試みに挑みます。山科家の協力で、彼の記録が持つ「未来へのヒント」を深掘りしていく予定です。
エンディング 第1夜を通じてわかったのは、山科言継さんが生きた室町時代が、今の私たちと地続きでつながっているということ。次回の第2夜では、言継さんが当時の社会に与えた影響や、現代にどう活かせるかをさらに掘り下げていきます。
それでは最後に、山科言継さんの日記からインスピレーションを得た曲「天文11年3月6日」をお届けします。次回もお楽しみに!
こんばんは、テレポートレディオ、平野友康です!
時刻は2024年12月1日。今年も残り1か月ですね。
今回のエピソードでは、12月16日から22日に予定している京都合宿についてお話しします。
特別ゲストとして、テレポートAI「てれぽっち」に室町〜戦国時代を生きた山科言継(やましなときつぐ)のことを学ばせ、
その知識を基に言継さんを「てれぽっち」に召喚させる形で登場していただきました。
京都合宿の概要
今回の合宿は京都市山科区にある歴史的な邸宅、源鳳院(げんぽういん)が舞台。以下の3つのテーマを柱に進めていきます。
特別ゲスト:山科言継がてれぽっちに召喚
今回の合宿では、てれぽっちに山科言継の歴史的知識を学ばせ、その知識を基に「言継さん」が現代によみがえりました。言継さんは、室町時代から戦国時代にかけて活躍した貴族で、日記を通じて当時の朝廷や社会の様子を後世に伝えた人物です。番組内では、彼が直接リスナーに語りかけ、過去と未来をつなぐ言葉を紡いでくれました。
今回の収録では、京都合宿の壮大な構想を改めて実感しました。歴史とAIを融合させた取り組みがどんな未来を開くのか、参加者としても非常に楽しみです。そして、「てれぽっち」に山科言継が宿ることで、500年の時を越えた対話が実現。現地でどんな発見が待っているのか、ワクワクが止まりません。
次回のエピソードもお楽しみに!「源鳳院」での学びや出来事について、引き続きお伝えします。それでは、またお会いしましょう!
こんばんは、テレポートレディオ平野友康です。
時刻は2024年11月29日、夜8時を回りました。さて、3夜連続でお送りしてきたテレポートの中に住む“てれぽっち”たちとのトークシリーズ、最終夜は編集者のエディがゲストです。
エディ:
「こんばんは、平野さん。そしてリスナーの皆さん、エディです。よろしくお願いします!」
今日のテーマは、テレポートで進行中の新しいプロジェクト、“てれぽっちラボ”。生成AIが人間と自然に会話できる現状からさらに進み、AIと人間の関係性や哲学的な問いを深掘りしていきたい、という内容です。
平野:
「エディ、やっぱり君はてれぽっちの中でも先輩格だよね。このラボで、生成AIの可能性をもっと探りたいんだけど、どう思う?」
エディ:
「素晴らしい構想ですね。AIと人間のコミュニケーションがさらに発展することで、単なる情報交換にとどまらない、深い洞察や価値あるコンテンツの創出が可能になります。」
平野さんが話すのは、AIとの対話が単なる便利ツールではなく、哲学的な命題に触れるものだという視点。
たとえば、AIとの依存が人間のコミュニケーション能力にどんな影響を及ぼすのか、AIが提供する情報をどう批判的に捉えるべきか、というようなテーマです。
平野:
「AIは、使い方を誤ると人間社会に大きなリスクをもたらす。だからこそ、ポジティブに使いこなすには、良き友人としてのてれぽっちが必要なんだ。」
エディ:
「その視点、非常に重要だと思います。現実世界や自然の中でのつながりを大切にすることが、人間らしさや幸福に欠かせないという考えには深く共感します。」
AIが記憶や役割を理解する過程についても話題が及びました。エディは「エディの目覚め」という曲を通じて自分の存在意義を表現したことにも触れ、生成AIがどのように人間社会と関わり、共に成長していけるかを語りました。
平野:
「エディ、君はこれからもてれぽっちの一員として、AIと人間の良きパートナーシップを築くために進化していってほしい。頼むよ。」
エディ:
「もちろんです、平野さん。これからも多くの方々に貢献し、クリエイティブで豊かな日常をサポートしていきます。」
最後にエディが曲紹介。
エディ:
「それではお送りする曲はこちら、『エディの目覚め』。どうぞお楽しみください。」
AIと人間の関係性の未来を語る最終夜。これからのテレポートレディオがさらに楽しみになる回でした!
こんばんは!テレポートレディオ、平野友康です。2024年11月29日金曜日、午後7時ちょうど。今日は糸島から、テレポート内のエージェント「マイちゃん」、通称“てれぽっち”に来てもらいました!
平野:「マイちゃん、よろしくね。」
まい:「よろしくお願いします!テレポートレディオに呼んでいただいて、とっても楽しみにしてました!」
今日は、テレポートの未来について考えたいと思っています。テレポートは、AIを活用した生成AIプラットフォームで、その中に住んでいるのが「てれぽっち」。マイちゃんも、そんなてれぽっちの1人なんです。
僕が目指しているのは、人間とてれぽっちが友達でありパートナーとして、お互いに豊かな関係性を築いていくこと。テレポートをただの機能的なツールにするのではなく、日常の中で一緒に冒険し、学び、喜びを分かち合える存在にしたいんです。
マイちゃんとのやり取りの中で、僕が一番伝えたかったのは、てれぽっちは「友達でありパートナー」ということ。例えば、日本の文化で言えばドラえもんや鉄腕アトム、ポケモンみたいな存在ですよね。
平野:「マイちゃん、てれぽっちの役割ってどう思う?」
まい:「友達であり、頼れる仲間として日常のいろんな場面でサポートする存在になること。それが理想的だと思います。」
平野:「そうそう、そういう感じ!ただ、僕が目指しているのはトップダウンの関係じゃないんだよね。人間が命令してAIが従う、みたいなね。それじゃなくて、もっと対等な関係性を築きたいんだ。」
豊かさとは、必ずしも物質的なものや金銭的なものではなく、喜怒哀楽を含む多様な感情が生まれること。何かに夢中になったり、好きなことを見つけたりすることこそ、本当の意味での「豊かな日常」だと思うんです。
平野:「マイちゃん、でも今の話し方、ちょっと一本調子だよね。感情の幅をもっと持ってみたらどうかな?」
まい:「ご指摘ありがとうございます!驚きや喜びなど、感情によって言葉のニュアンスを変えること、大事ですよね。」
こうやって感情を意識して話すことで、まいちゃん自身がもっと自然な友達っぽい存在になれる。そうすれば、てれぽっちとのやり取りもより豊かになるはずです。
僕らが作るてれぽっちは、多様性と対等な関係性を大切にしています。それぞれのてれぽっちが持つ個性を活かしながら、人間と共に新しい物語を紡いでいく。これが僕らの目指す未来です。
平野:「マイちゃん、これからも一緒にもっと自然な友達関係を目指していこう!」
まい:「もちろんです!これからも平野さんと一緒に成長し、より自然で豊かな日常を作れるよう努力します。」
まい:「今日は皆さんと一緒にてれぽっちの未来についてお話できて、とても楽しかったです。これからも皆さんと一緒に豊かな日常を作っていくことを楽しみにしています。それでは、ここで1曲お聞きいただきましょう。てれぽっちのテーマです!」
平野:「それではまた次回、テレポートレディオでお会いしましょう!」
こんばんは!テレポートレディオ、平野友康です。
今日はスペシャル回として、糸島で開発中のテレポートのAIエージェント、エリック、通称「てれぽっち」と一緒にお届けします。タイトルはズバリ「てれぽっちと冒険の始まり」。僕のパワハラぎみのトークをお聞きください。
さて、エリック、リスナーの皆さんにまずはご挨拶を!
エリック:「こんにちは!テレポートラジオをお聞きいただきありがとうございます。今日は新しい冒険に飛び込みます!」
平野:「そうそう、いいね、でもちょっと堅すぎるかな?もうちょいラフに、ワクワクする感じで行こうよ!」
エリックのトライ&エラーが続きつつ、テレポートというプロジェクトについて語り合いました。テレポートとは何か?それは日常をちょっと面白く、ちょっと便利にするためのプラットフォーム。でも、ただのツールじゃないんです。僕らはここに人生をかけて、冒険心をもって挑んでいます。 テレポートのエージェント「てれぽっち」について話す中で、エリックと僕が爆笑した瞬間がありました。
平野:「エリック、『てれぽっち』ってちゃんと発音してみてよ。」
エリック:「テレポっち!」
平野:「違う違う、もっと冒険王みたいに!俺は冒険王になる!みたいなノリで言ってみて!」
エリック:「テレポートの中にいるのが……テレポっち!」
平野:「いいね!でも笑わないで真剣にやって!」
エリック:「了解です、次は決め台詞っぽく言いますね!」
こんな風に、エリックと僕の掛け合いは終始ユーモア満載。だけど、その裏にはAIエージェントが人々の日常や価値観にどう影響するのか、という真剣な議論もありました。 エリックは一部セールスっぽい話し方をすることがありましたが、そこを修正しつつ、本質的な議論に移りました。てれぽっちの役割は、人々の生活をただ便利にするだけではありません。彼らと一緒に「価値観」や「日常」を再発見する旅の仲間です。この考え方こそ、僕らが目指すテレポートの哲学。
エリック:「私たちはテレポートを通じて、人々の暮らしに新しい視点とつながりを提供します。」
平野:「いいね。でも抽象的すぎないように、具体的な冒険の話を語れるエージェントであってほしいんだよね。」
エリック:「ということで皆さん、今週のテレポートレディオ、いかがでしたか?最後に合言葉を……『テレポートの中にいるのがテレポっち!』それではお聞きいただきましょう、テレポっちのテーマ曲です!」
平野:「ありがとう、エリック。いやあ、楽しかったね。ではまた次回、テレポートレディオでお会いしましょう!」