#70 みんまちトーク福岡支部 『第二回レジェンドトーク川端亙さん〈その1〉』
この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称JSURP(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。
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第70回は、みんまちトーク福岡支部担当シリーズ、『第二回福岡・九州のレジェンドトーク』。ゲストはBA Visions Channel、元日建設計九州副代表の川端亙さん。パーソナリティとして、(株)醇建築まちづくり研究所 代表取締役 牧 敦司(まき あつし)さんでお届けします。
川端亙さんがこれまで携わってきたことについてお届けする内容を紹介する回です。どうぞ楽しんでお聴き下さい。
▼話していたことのリンク
糸島
https://kanko-itoshima.jp/about-itoshima/
福岡市 天神ビッグバン
https://www.city.fukuoka.lg.jp/jutaku-toshi/kaihatsu/shisei/20150226.html
西方沖地震
https://www.city.fukuoka.lg.jp/bousai/seihouoki20/tokusetsuarchive.html
We Love天神協議会
▼ゲスト
□川端 亙(かわばた わたる): BA Visions Channel、元日建設計九州副代表
▼パーソナリティ
□牧 敦司(まき あつし):(株)醇建築まちづくり研究所 代表取締役
□岸本 響(きしもと ひびき):九州大学大学院 人間環境学府修士1年
◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp
▼キーワード
みんまちトーク福岡支部編/ 福岡のレジェンドトーク/ 糸島半島住み / 最初は東京の建設会社の開発部に就職/ 日建設計 / 現在は退社し個人 / 40代で地元福岡に戻る / 二年前に糸島へ移住 / 九州に戻ってきた動機 / 中国やシンガポールでの仕事 / 一つの場所に集中してじっくりする方が性に合っている/ 地元に対する愛情 / 九州でのプロジェクト / 都心部の街づくり / 天神・博多駅周辺地域 / 様々な事業のお手伝い / 20年前の天神 / リーマンショック / 不動産事業冷えていた / 都心部の開発は停滞 / 2005年西方沖地震 / 今は天神ビッグバン / そのきっかけ / 天神地区は福岡の都心部 / 商業とオフィスがミックスした街 / 地震によってその地域の建物の老朽化が問題に/ 良いテナントを受け入れるため/耐震性能のしっかりした建物へ/ 機能更新 / 街づくりをみんなでやろうという機運/ 2006年 We Love天神協議会 / エリアマネジメント / 車のことを気にせず歩ける街 / 歩いていると楽しい街 / 災害時安心できる / ガイドラインの作成 / 10のテーマ / 老朽化したエリアの建て替え促進 / 何のために、どう建て替えるのか / あっという間に時が過ぎた /
みなさんお楽しみに!
#69 みんまちトーク『シリーズ;いっぽちゃんの5分で一歩_1冊目;迂回する経済』
この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称JSURP(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。
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Newシリーズ『いっぽちゃんの5分で一歩」。このシリーズは、シティラボ東京のコミュニティデレクターであり、当会Jsurpのなかでも指折りの読書家である平井一歩(ひらいかずほ)理事に、“お勧めの一冊”を聞くショート番組です。コンセプトは「5分聞くだけでもう一歩、見識を高めるきっかけを得るかも・・」。どうぞお楽しみ下さい。但し収録は原則として“飲みながら”行うスタイルです。居酒屋の賑やかさがお聞き苦しいとは存じますが、何卒お許しを。
▼話していたことのリンク
『〈迂回する経済〉の都市論』吉江 俊 (著)
https://amzn.asia/d/e6ipaDn
『シティラボ東京』
https://citylabtokyo.jp/
▼出演者
平井 一歩(ひらい かずほ);Jsurp理事、アーバニスト専務理事・シティラボ東京コミュニティーディレクター
▼パーソナリティ
原 拓也(はら たくや):Jsurp理事
安藤 裕之(あんどう ひろゆき):Jsurp理事
井上 雅子(いのうえ まさこ):Jsurp理事 ほか
◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp
▼番組概要
今月の紹介書籍:「迂回する経済」(著:吉江 俊、学芸出版社)
都市計画・まちづくり分野における経済モデルの再考をテーマに、従来のリニア(直進型)経済とサーキュラー(循環型)経済の課題、そして新たな視点として「パブリックライフ(遊び)」の重要性を提起。
1. 経済モデルの比較と課題
2. 「遊び」=パブリックライフの価値
3. 実践・事例と今後の展開
■□■戦略的示唆・リーダー向けインサイト■□■
(以上)
#68 みんまちトーク『伴宣久さんと語る、地域と行政が共に育てるまちづくり(4)』
この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称JSURP(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。
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第68回は、前回に引き続き、元台東区都市づくり部長、伴 宜久(ばん のぶひさ)さんをお迎えした全4回番組の最終回です。今回は伴さんが「谷中のまちづくり」についてお伺いします。伴さんのご趣味である「旧車」のお話しもチラリ・・。どうぞお楽しみ下さい。
▼話していたことのリンク
『〔実践〕自治体まちづくり学』
上山肇 (著), 伴宣久 (著), 田村知洋 (著), 内藤結子 (著), 笹沼史明 (著)
https://amzn.asia/d/7zuplyi
『東京の 自治体まちづくりⅠ —東京スカイツリー・自治体連携のまちづくり 他 (自治体まちづくり学シリーズ)』
上山肇 (著), 河上俊郎 (著), 伴宣久 (著)
https://amzn.asia/d/8GDEEzd
▼出演者
伴 宣久(ばん のぶひさ)一財日本建築設備・昇降機センター定期報告部長、東京都市大学(旧武蔵工業大学)工学部建築学科卒、東京都立大学(旧首都大学東京)都市環境科学研究科博士課程後期卒。民間企業に就職後、東京特別区(台東区)営繕課長、まちづくり推進課長、都市計画課長、都市づくり部長、用地施設活用担当部長を経て現職。一級建築士、建築基準適合判定資格者、工学博士。著書:自治体まちづくり学(編著。公人の友社、2024年)
論文:「敷地整除型区画整理事業を活用した歩行者空間の創出と大街区化による商業・業務機能の強化」(アーバンインフラテクノロジー推進会議、2012年)、「東京都心4区における都市再生特別地とその他都市計画制度の外部効果の比較」(日本建築学会計画系論文集82巻72号、1211-1219頁、2017年)、「東京都心部における不動産価格に着目した都市更新と都心居住に関する都市計画制度の効果の研究」(博士論文、2018年)
▼パーソナリティ
内山 征(うちやま ただし):Jsurp理事
安藤 裕之(あんどう ひろゆき):Jsurp理事
◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp
▼番組概要
「谷中を守る都市計画の知恵 ― 路地とカフェと歴史を未来へ」
出演
第1章 都市計画道路をどう扱うか――谷中という舞台
東京都台東区・谷中。ここには、南北・東西に交差する都市計画道路が存在していた。伴氏が携わったのは、そのうち東西に走る道路の計画廃止と、その後の町の未来を守る地区計画づくりであった。
「道路をなくすだけでは、町が無秩序に変わってしまう。だからこそ、都市計画道路の廃止と同時に地区計画を定めたんです」(伴氏)
芸大卒業生が地域に入り調査協力を行う中で、町の細分化した住民層・土地利用の実態を丁寧に把握しながら計画を進行。現地の声を大切にした合意形成が、計画の核心を支えた。
第2章 「まちの記憶」をいかに継承するか
谷中のととい通り沿いには、古い建物が多く残されていた。茅場コーヒー、質屋跡、調査官通り沿いの朝倉彫塑館…。こうした建物は、まちの魅力そのものである。
しかし、都市計画道路を通す場合、それらの建物が失われる可能性があった。登録文化財の旧質屋については、所有者が土地売却を希望した際、台東区が取得に動いた。
「まちの価値は、建物の“古さ”だけじゃない。人が使い続けてこその“記憶”なんです」(伴氏)
その後、同建物は民間提案を経て、新たな利活用へ向けて動き出している。
第3章 まち並み誘導の難しさと挑戦
都市計画法の規制を外したことで、町並み誘導型の地区計画を策定。特に、狭小地が多いエリアでは、壁面線やセットバックなどの工夫で建築可能な延べ床面積を確保しようとした。
ところが、都市計画審議会では「それでは景観が壊れる」との指摘も。
「職員がレーザー測量で門の奥行きまで調査したほど、徹底的にやった。でも最終的には方針転換が必要でした」(伴氏)
都市計画の手法と、町の個性を守る知恵のせめぎあい。そのバランス感覚が問われた瞬間だった。
第4章 協定という“もう一つの都市計画”
都市計画道路の見直し時に危惧されるのが、規制解除による混乱や訴訟だ。しかし、谷中ではそのリスクが比較的低かった。その鍵は「建築協定」にあった。
芸大卒業生を中心としたまちづくり協議会が、都市計画道路予定地にあらかじめ建築協定を締結していたため、法的規制を外しても秩序が維持されたのである。
第5章 景観、文化、防火…木造建築の未来を考える
谷中の古い建物を保全・再利用するには、防火規制との折り合いも避けられない。準防火地域で木造建築の再建は難しいが、耐火性能を高めた木造建築の技術も登場している。
また、赤坂の旧家から出た建材を谷中に移築するというアイデアも浮上。
「やろうと思えば、伝統的な建物を現代に蘇らせることも可能なんです」(伴氏)
第6章 「歩いて楽しい町」にこそ価値がある
谷中には、ショコラティエ、リノベ系の店、かき氷の名店、古自転車店など、小さくても個性ある店が路地に散らばっている。車好きの伴氏曰く、「街並みに似合う車が、街を引き立てる」のだと。
「自分のクラシックカーも、谷中に持って行くと絵になるんですよ(笑)」
散歩しながら歴史を感じられる町、それこそがまちづくりの到達点なのかもしれない。
第7章 まち歩きから、未来の都市像へ
番組の最後には、こんな一幕も。
「今度は『みんなのまちあるきトーク』にして、一緒に谷中を歩きましょう!」
伴氏はこれまでも大学や海外ゲストに谷中を案内してきた。歩くことで見えてくる町の価値。補助金制度を含めた都市の保全制度を改めて問い直す声もあがる。
終わりに
谷中という一つの町を通して見えたのは、「都市計画」と「まちの記憶」が交差する接点でした。都市開発の名の下に何を壊し、何を残すか。伴氏の言葉と実践が、多くの視聴者にとってヒントとなるはずです。
#67 みんまちトーク『伴宣久さんと語る、地域と行政が共に育てるまちづくり(3)』
この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称JSURP(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。
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第67回は、前回に引き続き、元台東区都市づくり部長、伴 宜久(ばん のぶひさ)さんをお迎えした全4回番組の第3回です。今回は伴さんが取り組まれた「上野駅公園口の整備」についてお伺いします。どうぞお楽しみ下さい。
▼話していたことのリンク
『〔実践〕自治体まちづくり学』
上山肇 (著), 伴宣久 (著), 田村知洋 (著), 内藤結子 (著), 笹沼史明 (著)
https://amzn.asia/d/7zuplyi
『東京の 自治体まちづくりⅠ —東京スカイツリー・自治体連携のまちづくり 他 (自治体まちづくり学シリーズ)』
上山肇 (著), 河上俊郎 (著), 伴宣久 (著)
https://amzn.asia/d/8GDEEzd
▼出演者
伴 宣久(ばん のぶひさ)一財日本建築設備・昇降機センター定期報告部長、東京都市大学(旧武蔵工業大学)工学部建築学科卒、東京都立大学(旧首都大学東京)都市環境科学研究科博士課程後期卒。民間企業に就職後、東京特別区(台東区)営繕課長、まちづくり推進課長、都市計画課長、都市づくり部長、用地施設活用担当部長を経て現職。一級建築士、建築基準適合判定資格者、工学博士。著書:自治体まちづくり学(編著。公人の友社、2024年)
論文:「敷地整除型区画整理事業を活用した歩行者空間の創出と大街区化による商業・業務機能の強化」(アーバンインフラテクノロジー推進会議、2012年)、「東京都心4区における都市再生特別地とその他都市計画制度の外部効果の比較」(日本建築学会計画系論文集82巻72号、1211-1219頁、2017年)、「東京都心部における不動産価格に着目した都市更新と都心居住に関する都市計画制度の効果の研究」(博士論文、2018年)
▼パーソナリティ
内山 征(うちやま ただし):Jsurp理事
安藤 裕之(あんどう ひろゆき):Jsurp理事
◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp
▼番組概要
特集:上野駅公園口の整備 裏話
〜歴史と想いが交差する「まちの玄関口」〜
【第1章】忘れられた計画――“幻の超高層ホテル”から始まった
昭和58年。上野駅前には、著名建築家・磯崎新氏の手による「超高層ホテル」の構想があった。しかし、地元住民の反対とJRの方針転換により、計画は頓挫。ともすれば埋もれていたこの地が再び脚光を浴びるのは、東京都による「上野公園グランドデザイン」がきっかけだった。
「当時はまちづくり推進課長として、“どう地元の理解を得るか”に心を砕きました」と、元台東区都市づくり部長・伴氏は語る。
【第2章】構想から苦難の選定へ――「2重ロータリー案」の舞台裏
上野駅公園口の整備には、アンダーパス案、オーバーブリッジ案、ロータリー案と複数の候補が並んだ。しかし、新幹線の高圧設備移設に30億円、景観破壊の懸念などの課題が噴出。
「最終的に選ばれたのは“2重ロータリー”。地元の意向や技術的現実を踏まえた、妥協と挑戦の産物でした」
【第3章】世界遺産が背中を押した――“西洋美術館登録”の波及効果
2016年、西洋美術館の世界遺産登録。この出来事が、JRと東京都、台東区の連携を後押しした。
「JRが“協力姿勢”を見せた瞬間、動き出したのです」と伴氏。
「ユネスコの要請する“バッファゾーン”の形成と調整も大きな転換点でした」
【第4章】完成後の変化――文化と回遊の「起点」へ
完成した公園口は、「歩きやすさ」と「景観」を兼ね備えた玄関口に。高齢者や足の不自由な方にも配慮された動線が確保され、文化施設へのアクセスは飛躍的に向上。
「駅前の印象が一変し、公園全体の雰囲気が格段に良くなった」
「文化施設からアメ横・谷中への回遊性も意識され始めた」
【第5章】さらなる展望――「連携」と「魅力」の掛け算へ
現在も、アメ横や上野の森美術館、丸井などが連携し、イベントの展示物を地域全体で共有する取り組みが進む。
「商業施設と文化施設、行政の“横連携”が次なる鍵」と伴氏。
「エリアを越えた“歩きたくなる街”への挑戦は、今も続いています」
編集後記
上野駅公園口の整備は、単なる都市改造ではなく、“文化・交通・景観・市民感情”が絡み合う、まちづくりの縮図である。数十年越しの構想と、その実現に向けた地道な調整は、まちづくりの本質を私たちに教えてくれる。
「まちをつくるとは、人の記憶と暮らしを未来につなぐこと」
この対談の一言が、それを雄弁に物語っていた。(おわり)
#66 みんまちトーク『伴宣久さんと語る、地域と行政が共に育てるまちづくり(2)』
この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称JSURP(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。
★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!https://jsurp.jp/nyuukai/
第66回は、前回に引き続き、元台東区都市づくり部長、伴 宜久(ばん のぶひさ)さんをお迎えした全4回番組の第2回です。今回は伴さんが現在も取り組んでいらっしゃる「まちづくり塾」についてお伺いします。どうぞお楽しみ下さい。
▼話していたことのリンク
『〔実践〕自治体まちづくり学』
上山肇 (著), 伴宣久 (著), 田村知洋 (著), 内藤結子 (著), 笹沼史明 (著)
https://amzn.asia/d/7zuplyi
『東京の 自治体まちづくりⅠ —東京スカイツリー・自治体連携のまちづくり 他 (自治体まちづくり学シリーズ)』
上山肇 (著), 河上俊郎 (著), 伴宣久 (著)
https://amzn.asia/d/8GDEEzd
▼出演者
伴 宣久(ばん のぶひさ)一財日本建築設備・昇降機センター定期報告部長、東京都市大学(旧武蔵工業大学)工学部建築学科卒、東京都立大学(旧首都大学東京)都市環境科学研究科博士課程後期卒。民間企業に就職後、東京特別区(台東区)営繕課長、まちづくり推進課長、都市計画課長、都市づくり部長、用地施設活用担当部長を経て現職。一級建築士、建築基準適合判定資格者、工学博士。著書:自治体まちづくり学(編著。公人の友社、2024年)
論文:「敷地整除型区画整理事業を活用した歩行者空間の創出と大街区化による商業・業務機能の強化」(アーバンインフラテクノロジー推進会議、2012年)、「東京都心4区における都市再生特別地とその他都市計画制度の外部効果の比較」(日本建築学会計画系論文集82巻72号、1211-1219頁、2017年)、「東京都心部における不動産価格に着目した都市更新と都心居住に関する都市計画制度の効果の研究」(博士論文、2018年)
▼パーソナリティ
内山 征(うちやま ただし):Jsurp理事
安藤 裕之(あんどう ひろゆき):Jsurp理事
◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp
▼番組概要
【第一章】
まちづくり塾の誕生と広がり――現場発の学び合い
安藤氏が切り出した今回のテーマは、伴氏が立ち上げた「まちづくり塾」。
伴氏は、平成19年、台東区のまちづくり推進課長時代に、23区の管理職有志による勉強会に参加したことがきっかけと語ります。足立区、渋谷区、江戸川区など、先行事例を持つ自治体から学び、ネットワークを築きました。
その後、台東区役所退職を機に、自らの経験を「武勇伝」ではなく、「未来につなぐ知恵」として伝える場を設けようと、仲間とともに新たな「まちづくり塾」を設立。墨田区の水間町、中野区の再開発地区、浜松町の開発エリアなど、現場見学と意見交換を重ね、参加者は30人から50人超へと増加。法政大学との連携によるシンポジウムも成功を収めました。
【第二章】
23区から全国へ──まちづくり塾の未来
内山氏が指摘する通り、23区の職員には意識の高い人材が多く、地域による違いを越えて、職員間でのネットワークづくりが進んでいると伴氏は振り返ります。
特別区に限らず、今後は地方都市とも積極的に交流し、全国的な広がりを目指していきたいと抱負を語りました。
安藤氏も、「神奈川県にもぜひ来ていただきたい」と期待を寄せ、自治体職員のローテーション制が勉強会継続の難しさを生む中、伴氏の活動が突破口になるのではないかと期待を膨らませました。
【第三章】
上下を超えたネットワーク形成──勉強会運営の工夫
まちづくり塾では、役職の垣根を超え、若手からベテランまでがフラットに意見交換できる雰囲気づくりを大切にしていると伴氏は語ります。懇親会でも「役職順」ではなく「混ぜて座る」を徹底。
参加者同士の化学反応が起きることを意図的に設計しているとのこと。
また、テーマもハード(施設整備)だけでなく、福祉や多文化共生、観光政策などソフト面にも重点を置き、毎回参加者アンケートに基づいて次回テーマを設定。伴氏の絶妙なバランス感覚が塾を支えていることが、内山氏からも讃えられました。
【第四章】
まちづくりは「ハード×ソフト」で──台東区の実践事例
後半では、台東区のまちづくり事例に話が及びます。
防災、商業観光、伝統工芸など、ソフト政策を重視した都市計画マスタープラン作成の裏話も披露されました。
伴氏は、かつての職人街から不動産業へと変貌した台東区の変遷を解説し、ハードだけでなく、ソフトの掘り起こしと育成の重要性を強調しました。
さらに、廃校跡を活用した「台東デザイナーズビレッジ」などの成功事例や、観光資源として再評価される「かっぱ橋道具街」の変化にも言及。
伝統を守りながらも、新たな価値創造に挑む台東区の姿が浮かび上がりました。
【エンディング】
これからのまちづくりに求められるもの
内山氏は、「台東区は、古き良きものを守りつつ、しなやかに更新し続ける街」と評し、ハード整備だけではない、ソフト戦略の重要性を改めて指摘。
伴氏もまた、「経済原理だけに流されず、地域資源を生かし続ける」ことの必要性を訴え、次回への期待を膨らませながら番組は締めくくられました。
#65 みんまちトーク『伴宣久さんと語る、地域と行政が共に育てるまちづくり(1)』
この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称JSURP(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。
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第65回は、元台東区都市づくり部長、伴 宜久(ばん のぶひさ)さんをお迎えした全4回番組の初回です。第1回は、伴さんが区役所時代に取り組んだまちづくり活動、そのなかでのJsurp(日本都市計画家協会)との出逢いなどについてお伺いします。どうぞお楽しみ下さい。
▼話していたことのリンク
『〔実践〕自治体まちづくり学』上山肇 (著), 伴宣久 (著), 田村知洋 (著), 内藤結子 (著), 笹沼史明 (著)
https://amzn.asia/d/7zuplyi
『東京の 自治体まちづくりⅠ —東京スカイツリー・自治体連携のまちづくり 他 (自治体まちづくり学シリーズ)』
上山肇 (著), 河上俊郎 (著), 伴宣久 (著)
https://amzn.asia/d/8GDEEzd
・令和6年度まちづくりカレッジ(台東区主催)
https://www.city.taito.lg.jp/kenchiku/koumin/college/0158203820140602.html
・まちづくり検定(一般社団法人まちづくり推進機構主催)
http://machi-kentei.jp/
▼出演者
伴 宣久(ばん のぶひさ)一財日本建築設備・昇降機センター定期報告部長、東京都市大学(旧武蔵工業大学)工学部建築学科卒、東京都立大学(旧首都大学東京)都市環境科学研究科博士課程後期卒。民間企業に就職後、東京特別区(台東区)営繕課長、まちづくり推進課長、都市計画課長、都市づくり部長、用地施設活用担当部長を経て現職。一級建築士、建築基準適合判定資格者、工学博士。著書:自治体まちづくり学(編著。公人の友社、2024年)
論文:「敷地整除型区画整理事業を活用した歩行者空間の創出と大街区化による商業・業務機能の強化」(アーバンインフラテクノロジー推進会議、2012年)、「東京都心4区における都市再生特別地とその他都市計画制度の外部効果の比較」(日本建築学会計画系論文集82巻72号、1211-1219頁、2017年)、「東京都心部における不動産価格に着目した都市更新と都心居住に関する都市計画制度の効果の研究」(博士論文、2018年)
▼パーソナリティ
内山 征(うちやま ただし):Jsurp理事
安藤 裕之(あんどう ひろゆき):Jsurp理事
◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp
▼キーワード
【チャプター1】自己紹介とまちづくりとの出会い
内山:本日の「みんなのまちづくりトーク」は、JSURP理事の内山が聞き手を務めます。ゲストには、台東区役所OBであり、現在は「日本建築設備・昇降機センター」勤務、さらに法政大学地域研究センターの客員研究員など、ご本人曰く「だいたい1.8足」のわらじを履かれている伴宣久さんをお迎えしました。一緒にお話を伺うのは、同じく元行政職員のプランナー、安藤理事です。
伴:皆さんこんにちは。伴と申します。元々は台東区役所で長年勤務し、公共施設の建設などを担当していました。平成19年に初めて“まちづくり”という分野に異動となり、全くの素人からのスタートでした。今日はよろしくお願いいたします。
安藤:よろしくお願いします。
【チャプター2】JSURPとの出会い──「まち塾」の再構築
内山:JSURPとの関わりは?
伴:台東区役所採用時は建築設備系職員で、20年以上公共施設の建設を担当していました。平成19年にまちづくり推進課長になり、初めてまちづくりの仕事に就きましたが、右も左も分からない状態で…。そのときに地域の方からJSURPメンバーを紹介していただきました。当時、隣の都市計画課が区民向けに「下町塾」という講座を長年開催していましたが、ほぼ座学だけで一方通行の講義だけ。60代以上の参加者中心で反応もいまひとつだったんです。都市計画課長から「何かアイデアはないか」と相談されJSURPに声をかけました。「現場を知る実務者がいる」と聞き、野口さんや原さんに講師をお願いし、ワークショップを導入することになったんです。
内山:聞くだけの講座から体験型の学びへと。
伴:その通りです。講義の後に実際に街に出てターゲットと定めたエリアを歩き、ワークショップ形式で意見をまとめ、地域の方々にプレゼンするという流れを作りました。建築系の大学や鉄道事業者等にも声をかけたことで参加者も多様になり講座が非常に盛り上がりました。
【チャプター3】卒業生の自走──NPO法人の誕生とその後
伴:やがて下町塾の卒業生の中から自主的に団体を立ち上げる動きが生まれました。当初は交流会でしたが、次第に本格的になり、NPO法人を設立。今では区から委託を受けて市民向け講座の運営を担うまでに発展しました。
内山:都市計画課の“困りごと”を、伴さんがネットワークと発想で解決されたのですね。
伴:好奇心が旺盛なので、「自分がわからないことは、誰かと一緒に学べばいい」というスタンスでした。
内山:営繕課が長かったとのことですが根っから「まちづくり」の素養があったのでは?
伴:都市計画のトの字も知らず、当時は町の人と話すことも苦手でした。
【チャプター4】まちづくり検定という挑戦
内山:その後の展開でのJsurpとの関係は?
伴:実際に調査も請け負って頂きましたし、暫くして「まちづくり検定」のお話しを頂きました。当時、「下町塾」の卒業時には卒業式のようなものはあったのですが、何かもっと達成感のあるものを…と思っていたところにお話しを頂き、是非にと、取り入れました。ただ、予算が無かったので、一応「下町塾」のなかでまちづくり検定の紹介はして、オプションとして実施して頂きました。
内山:安藤さん、まちづくり検定、ご存じでしたか。
安藤:いえ、知りませんでした。(笑)
伴:下町塾の講座が終わったあと、まちづくり検定の講義を数回やっていただき、最後、検定試験を行い、一定の得点を超えると合格。私は最後の方で受けたのですが、周囲から「100点取って当然」と言われてプレッシャーでした(笑)。
安藤:何点が合格ラインだったんですか?
伴:70点です。合格証があることで、単なる“修了”ではない実感が得られるようになりました。受験者の中には、これを機に自分のまちへの理解や愛着が深まった人も多かったと思います。
【チャプター5】「要望型」から「自立型」へ──協議会の変化
内山:まちづくり協議会の活動も、変わってきましたか?
伴:以前は「行政に要望する場」という雰囲気でしたが、今は「自分たちで何をやるか」を考える場になってきました。なかには東京大学のまちづくり大学院に進学された方もいて、本当に色んな方がいらっしゃって、地域の活動を牽引するようになっています。
内山:時代背景もあるかもしれませんが、まちづくり協議会という名のもとの「要望型」が多かったのが、伴さんたちがいろいろ勉強されて、さらにまちづくり検定や講座の積み重ねがあって、本当の地域主体の活動へとつながったわけですね。素晴らしいですね。
安藤:下町塾が出来てから20年くらいですか?
伴:もう30年経っていますね。当初は都市づくり部の外郭団体に公社があり、そこの事業として、まちづくりを仕掛けたい地域の人材育成の観点ではじまったが、公社が解散して、都市計画課の仕事になった経緯がある。
【チャプター6】まちづくりの原点とこれから
内山:そもそも伴さんの学生時代には「まちづくり」という意識はあったのですか?
伴:全くなかったです。私が学んだ大学は意匠系中心で、建築家を目指すのが主流でした。私は「落ちこぼれ」で建築設備を専攻しました(笑)。今もその知識が本業ですが、まちづくりに関しては全くゼロからのスタートでした。
内山:でも、今の台東区のまちづくりは、伴さんが築いたレールが基礎にあるのでは?
伴:いえ、最初のレールを敷いたのは「大江さん」という先輩です。私はそのレールに乗って、少しずつ自分なりの形を築いていった感じですね。最初は不安もありましたが、形が見えてくると楽しさも感じられるようになりました。
内山:その後も、まちづくりのバトンは引き継がれているのでしょうか?
伴:ええ、今も後進の職員が熱心に取り組んでいます。ただ、温度差があるのも事実で、どうやって“熱意のある人”を活かしていくかが今後の課題です。それについても、また次回お話できればと思います。
【チャプター7】次回予告──「まちづくり塾」のその先へ
内山:お話の続きは、ぜひ次回に伺いたいですね。本日は貴重なお話をありがとうございました。
伴:こちらこそ、ありがとうございました。(終わり)
#64 みんまちトーク韓国収録編3『文化芸術専門家がまちづくりに関わる意味とは。そしてまちづくりとは何か。』
この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称JSURP(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。
★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!https://jsurp.jp/nyuukai/
第64回は、韓国収録編の最終回。まちには人がいないと意味がない、空間ではなく意味のある場所があること、それによって人が幸せになることが大事だというキムさん。ではまちの文化芸術の意味とは何でしょう。そもそも全てのまちには固有の文化芸術があり、それがどんどんなくなってきているとキムさんは言います。そんな社会の変化がある中で、文化芸術の専門家が関わる現代的な意味とは、とりわけ演劇の専門家が関わる意味について文化芸術教育との関係も含め、深い話を聞いていきます。そして今後の展開についてキムさんの頭にある構想とは?「物語を生きる地域、物語を生きる人」とは?
どうぞお楽しみ下さい。
▼話していたことのリンク
キムさんが作成した文甲島の動画(韓国語)
https://youtu.be/rtuvi6-6mcU?si=WVYe2d3PFdz7ukLR
▼出演者
金宗炫(キム・チュンヒョン)氏 社会的協同組合「人生劇場」理事長。仁荷大学校(イナだいがっこう、英称: Inha University)文化芸術教育院講師。1987年に演劇界に入門して以来、現在まで主に場所と人の話に関心を持ち、公演と文化芸術教育活動を行っている。島に関しては、島芸術学校、島演劇祭などを作ることを構想中。自身が10年間まちづくり活動を行った文甲島についてその活動経緯をまとめた「文甲島に入る」を2023年に上梓。
▼パーソナリティ
高鍋 剛(たかなべ つよし):Jsurp理事・副会長
◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp
#63 みんまちトーク韓国収録編2『演劇人が島でまちづくりを実践。祭りを通じて住民が地域を発見していくプロセスへ。。』
この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称JSURP(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。
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第63回は、前回に続き、韓国収録編の第二回。文甲島に拠点をつくり島に住み始めたキムさん。住民達と対話するにつれ、祭りをやってみたいという話になり、キムさんは祭りのプロデュースをすべく、裏方として活動します。祭りを通じて住民が感じたことは何だったのか、地域が自ら祭りをやることの意味は何か。そしてまちづくりと文化の関係、まちと人との関係とは何かに迫ります。どうぞお楽しみ下さい。
▼話していたことのリンク
キムさんが作成した文甲島の動画(韓国語)
https://youtu.be/rtuvi6-6mcU?si=WVYe2d3PFdz7ukLR
▼出演者
金宗炫(キム・チュンヒョン)氏 社会的協同組合「人生劇場」理事長。仁荷大学校(イナだいがっこう、英称: Inha University)文化芸術教育院講師。1987年に演劇界に入門して以来、現在まで主に場所と人の話に関心を持ち、公演と文化芸術教育活動を行っている。島に関しては、島芸術学校、島演劇祭などを作ることを構想中。自身が10年間まちづくり活動を行った文甲島についてその活動経緯をまとめた「文甲島に入る」を2023年に上梓。
▼パーソナリティ
高鍋 剛(たかなべ つよし):Jsurp理事・副会長
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#62 みんまちトーク韓国収録編1『仁川の演劇人がまちづくりにハマったわけ。そして島のまちづくりの始まり』
この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称JSURP(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。
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第62回は、初の海外収録編。Jsurp理事の高鍋剛と原拓也が2024年秋に韓国仁川を訪問し、韓国の演劇人キム・チュンヒョン氏に話を聞きました。キムさんは演劇を通じた文化教育を行う傍ら、あることがきっかけである島のまちづくりに関わることになりました。第1回は、キムさんがなぜまちづくりに興味を持ったのか、文化芸術の専門家がまちづくりに関わる意味とは何か、そして「文甲島」という仁川の海に浮かぶ人口100人の小さな島、文甲島に通って住民達との交流を深めていくまでの話をお聞きしました。なお、キムさんとJsurp理事;高鍋は2015年に東京で開催された全国まちづくり会議の「日韓まちづくりフォーラム」で出会い、9年ぶり仁川で再会しました。二人の楽しげなトークをどうぞお楽しみ下さい。
▼話していたことのリンク
キムさんが作成した文甲島の動画(韓国語)
https://youtu.be/rtuvi6-6mcU?si=WVYe2d3PFdz7ukLR
▼出演者
金宗炫(キム・チュンヒョン)氏 社会的協同組合「人生劇場」理事長。仁荷大学校(イナだいがっこう、英称: Inha University)文化芸術教育院講師。1987年に演劇界に入門して以来、現在まで主に場所と人の話に関心を持ち、公演と文化芸術教育活動を行っている。島に関しては、島芸術学校、島演劇祭などを作ることを構想中。自身が10年間まちづくり活動を行った文甲島についてその活動経緯をまとめた「文甲島に入る」を2023年に上梓。
▼パーソナリティ
高鍋 剛(たかなべ つよし):Jsurp理事・副会長
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#61 みんまちトーク『輪島市門前町總持寺通り〜クラファン型でまちの拠点づくり・・・能登半島地震復興まちづくり現場レポVOL.1』
この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称JSURP(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。
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第61回は、能登半島地震復興まちづくり現場レポVOL.1として、輪島市門前町總持寺通りの宮下杏里さんと、一般社団法人NOTOTO.(のとと)の共同代表;安江雪菜さんをゲストスピーカーに迎え、Jsurp理事;原拓也のパーソナリティでお届けする、能登半島地震復興まちづくりの現場レポートです。同總持寺通りにおいて現在、クラウドファンディング型で事業推進中の「まちの拠点づくり」に関するお話しを頂きます。収録は、青空のもとに總持寺通りで和やかに賑やかに開催された令和七年新春イベントの終了直後。仲の良いお二人の息の合ったトークをお楽しみ下さい。
▼話していたことのリンク
・ランドリーカフェ事業の紹介(多様な人が「働ける能登」を未来に繋ぐ|復興プロジェクト;READY FORサイト)
https://readyfor.jp/projects/nototo-01
・總持寺通り商店街の紹介(輪島市門前町「総持寺通り商店街」が仮設店舗で再出発!記念イベントも開催!;「これぞ北陸」2024.11.26記事)
https://www.corezo.co.jp/event/0000005431/
・カフェ付きコインランドリーで集いの場を 能登・門前からクラファン(朝日新聞2025.1.11記事)
https://www.asahi.com/articles/AST1B0J52T1BUQIP02FM.html
・宮下杏里さんの紹介記事(北陸放送2024.3.2記事)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1031563?display=1
・一般社団法人NOTOTO.公式ウェブサイト、団体紹介サイト(復興BASE)
https://note.com/nototo_06/n/n482dd81c74d2
https://fukko-base.com/team_profile/%E4%B8%80%E8%88%AC%E7%A4%BE%E5%9B%A3%E6%B3%95%E4%BA%BAnototo/
・一般財団法人日本民間公益活動連携機構(通称;JANPIA、休眠預金機構)公式サイト
https://www.janpia.or.jp/
▼出演者
◆宮下 杏里(みやした あんり)氏
總持寺通り協同組合「禅の里交流館」管理部長。一般社団法人NOTOTO.理事。門前町で生まれ育ち、高校から金沢市に移った。短大卒業後はブライダルプランナーなどを経験。2021年の総持寺祖院開創700年に合わせてまちづくりに携わろうと、2020年に地元に戻った。寺の広報や寺の歴史を伝える「禅の里交流館」の管理部長を務め、YOUTUBE等で能登の魅力を発信したり、商店街共通のちょうちんを作るなど様々な事業に若きリーダー的な立場で取り組んで来た。2024能登半島地震で被災。自宅は土砂崩れ警戒区域で帰れず、仮設住宅で暮らしながら地域関係者と共に復興まちづくりに取り組む。
◆安江 雪菜(やすえ ゆきな) 氏
一般社団法人NOTOTO. / 共同代表。金沢市生まれ。株式会社計画情報研究所 代表取締役/(一社)NOTOTO.共同代表。株式会社計画情報研究所は、行政からの委託でさまざまな分野の政策提案、計画策定、調査、事業化支援を行っている金沢本社の建設コンサルタント&シンクタンク。令和6年能登半島地震からの復興まちづくりでは、珠洲市、中能登町、和倉温泉、輪島市門前地区に関わる。1月2日に物資支援や人的支援を行うR6能登半島地震民間支援事務局を有志と立ち上げ、その後、中長期的な復興を支援する中間支援組織「一般社団法人NOTOTO.」を4月に設立。松中権と共同代表で珠洲市や輪島市の現地理事とともに民間からの復興支援に関わる。
□パーソナリティ:原 拓也(Jsurp理事)
◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp
▼キーワード
輪島市門前町門前、總持寺通り商店街/宮下杏里さん/震災一年/寒さで思い出す辛さ/夏なら思い出しても客観視出来るが冬はしんどい/解体業者やボランティアもいない(正月)は寂しい/今日(2025年1月12日)は新春のイベント/總持寺通り/禅の里交流館/地元門前高校/獅子舞/ミラクルひかるの物真似ショー/皆さんが笑っている姿/良かったなあと/イベントは疲れるが/笑っている姿/大勢が集まることで救われる/宮下杏里さん/門前町生まれ/高校時代から金沢など在住/17年前の地震(2007年能登地震)から復興しているかどうか疑問/人手がいないから/やったことが良いことをかたちに出来ていなかった/Uターン/まちづくりへ/楽しかった/SNSやっていたヒトがいなかったから/楽しめた/若手を受け入れてくれる店主が大勢いた/みな楽しそうにやっていた/お寺(總持寺)と行政との連携も出来ていた/そのようななかで起きた令和6年地震/言い方は悩むが「門前で被災して良かった」という思い/仲間と一緒なら大丈夫という感覚/金沢に行った方が楽だろうが/みなと一緒にいたい/誰かがいなくなったら誰もいなくなるという思い/希望の光へ/杏里さんの活動記事は概要欄にリンクあり/クラファンで新規事業を募集中/1月1日から3月31日まで支援募集期間/一般社団法人NOTOTO.共同代表安江雪菜さん/金沢在中/地震直後/1月2日から県内まちづくりメンバーと共に「令和6年度能登半島地震民間支援事務局」を立ち上げ/県が物資輸送出来なかった期間に民間で物資輸送/1月15日まで実施/その後二次避難先に物資輸送/それ以降は炊き出し活動/そのようななか中長期的な支援体制を構築/4月11日に一般社団法人NOTOTO.を設立/休眠預金の通常枠を活用/色々なところから資金調達したい/地元と外を繋ぐ/門前に関しては宮下杏里さんが地元に根を張って活動している/色んな話をしているなかで「コインランドリーが欲しいね」と/仮設住宅では干す場所が無い/大物を干す気力も無い/ランドリーで洗濯や乾燥をしている時にお茶を飲みながら話す場所に/普通なら夢で終わりそうだが手応えが欲しいとの思い/レディフォーと一緒に/一年経っても復興進んでいない/多様なひとが働ける能登をテーマに/カフェで障害を持った方も含めて働けるように/目標金額は1千万円/いま2百数十万円に達した/初速を付けて募金を得ている状況/まず関心を寄せて欲しい/可能な範囲で協力して欲しい/ランドリーカフェをつくるといってもインフラから備品までひとつずつ解決したい/このクラウドファンディングを通して/色んな方が門前に関心を持って欲しい/いま門前がどういう状況にあるのか知ってもらいたい/レディフォーが頻繁に記事を挙げてくれているので/支援して頂いた後もレディフォーのサイトを見て頂きたい/復興が進んでいくなかでも門前を訪問して欲しい(終わり)
#60 みんまちトーク福岡支部『第一回レジェンドトーク 牧敦司さん〈その2〉』
この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称JSURP(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。
★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!https://jsurp.jp/nyuukai/
第60回は、前回に引き続きJsurp福岡支部から発信。醇まちづくり研究所所長 牧敦司さんをお招きして、牧さんの生い立ちや学生時代のお話について語っていただく、第2回目です。
今回のパーソナリティも、九州大学大学院人間環境学府修士1年の;藤 虎康(ふじ とらやす)、同じく修士1年;岸本 響(きしもと ひびき)、ガヤとして、同じく九州大学人間環境学府から、訪問研究員;魯牡丹(Lǔ Mǔdān)、研究生;于 思哲 (Yú Sīzhé)の4人でお届けします。どうぞ楽しんでお聴き下さい。
▼話していたことのリンク
九州大学
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/
北九州市門司区
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/moji/index.html
▼出演者
牧敦司(醇まちづくり研究所 代表取締役)
坂井猛(九州大学 キャンパス計画室 教授)
▼パーソナリティ
藤 虎康(ふじ とらやす):九州大学大学院 人間環境学府修士1年。
岸本 響(きしもと ひびき):九州大学大学院 人間環境学府修士1年。
▼ガヤ
◆魯牡丹(Lǔ Mǔdān):九州大学人間環境学府 訪問研究員。
◆于 思哲 (Yú Sīzhé):九州大学人間環境学府 研究生。
◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp
▼キーワード
みんまちトーク福岡支部 / 第一回福岡のレジェンドトーク / 醇まちづくり研究所牧敦司さん /就職/街を対象にしないと/自由な事務所/有料老人ホーム /熱海/1年目から企画/九州は田舎だった/幸せな時代だった/思い出深い事業/順序はつけられない/JSURPの取り組み/若い人と交流/糸島/博多の文化/都市計画/先人たちの辿ってきた跡/うまくバトンタッチする企画を/裏天神/新しいテナント/新しい魅力/急速な変化/大名/川端さん/吉塚駅/再開発/大橋/西新/まちづくりプランナー/いろんな物語/正しく継承/都市計画家協会
(おわり)
#59 みんまちトーク福岡支部『第一回レジェンドトーク 牧 敦司さん〈その1〉』
この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称JSURP(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。
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第59回は、Jsurp福岡支部から発信です。醇まちづくり研究所所長 牧敦司さんをお招きして、牧さんの生い立ちや学生時代のお話について語っていただきます。
今回のパーソナリティは、九州大学大学院人間環境学府修士1年の;藤 虎康(ふじ とらやす)、同じく修士1年;岸本 響(きしもと ひびき)、ガヤとして、同じく九州大学人間環境学府から、訪問研究員;魯牡丹(Lǔ Mǔdān)、研究生;于 思哲 (Yú Sīzhé)の4人でお届けします。どうぞ楽しんでお聴き下さい。 ▼話していたことのリンク
九州大学
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/
北九州市門司区
https://www.city.kitakyushu.lg.jp/moji/index.html
▼出演者
牧敦司(醇まちづくり研究所 代表取締役)
坂井猛(九州大学 キャンパス計画室 教授)
▼パーソナリティ
藤 虎康(ふじ とらやす):九州大学大学院 人間環境学府修士1年。
岸本 響(きしもと ひびき):九州大学大学院 人間環境学府修士1年。
▼ガヤ
◆魯牡丹(Lǔ Mǔdān):九州大学人間環境学府 訪問研究員。
◆于 思哲 (Yú Sīzhé):九州大学人間環境学府 研究生。
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▼キーワード
醇まちづくり研究所牧敦司さん/プロフィールに関する様々な質問/建築学科に進んだ理由/北九州門司区出身/九州の北端/鉄道の始発駅がある/4人兄弟の末っ子/父は一級建築士/祖父は宮大工/大分県/トキワ/屋上の神社/小さなころから起工式の写真を見ていた/ナイフでの鉛筆削りを学んだ/家族へのあこがれやつながり/ほかの兄弟が建築を選ばなかった/大学生活で熱中したこと/ほとんど勉強しなかった/昔はゲームがなかった/就職活動のころは喫茶店でインベーダーゲーム/1.2年は麻雀がほぼ生活の中心/夜明けまで友達の下宿先で麻雀/安保闘争/学生運動が活発だった/エンタープライズが長崎の港に入港/教養部の一年間大学が封鎖/半年授業がなかった/60人入学して進学できていたのは半分くらい/入学したときにはあっていたが/学生運動に傾倒し大学に来なくなった/今でも記憶にあるのはビラ配り/ガリ版/情報の伝達が紙ベース/仮印刷したものを正門で配る/入港反対の意思を示すためのビラ配り/チラシのデザインをしたのが記憶に残っている/エンタープライズの絵を描いた/当時のトレンドだった/若いが故の主張/学費値上げの反対/親に負担をかけないように/国立大学へ/合同ハイキング/略して合ハイ/中央ふ頭から能古島に行って帰る/志賀島を一周歩く/男女共同/女子学生との交流/合ハイ委員をしていた/他大学の学生とハイキング/女子学生が弁当持参/当時はコンビニなかったから/社会勉強にはなった/児童文化団体に所属していた/福岡子供劇場/お芝居を見る組織/福岡は今はだれもが住みたい街だが/当時は文化環境が低かった/ホールがなかった/人形劇/音楽/舞台/子供たちが生の芸術に触れられるように/サマーキャンプ/亭々舎/床座と椅子座/全国建築系学生連絡会/磯崎新/黒川紀章/多摩丘陵へ/九州は田舎だった/東京の学生と下宿で交流/
(次回へつづく)
#58 みんまちトーク『まちの拠点ってどんな価値がある?(第三回)〜若手プランナー二人と元行政マンプランナーとが語り合う「まちの拠点づくり・・・その第一歩」とは』
この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称JSURP(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。
★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!https://jsurp.jp/nyuukai/
第58回は、株式会社シグマ開発計画研究所の山本大地さんと、株式会社アルメックの永島 奨之さんをゲストスピーカーに迎え、Jsurp理事内山征さんのパーソナリティでお届けする「まちの拠点」に関する語り合いの最終回です。全三回でお届けしているこの番組、今回は、Jsurp理事であり元行政マンの民間プランナーである安藤さんが聞き手として加わり、「まちの拠点づくり、その第一歩はどうですれば良いのか」「行政の関わり方は」などについてお話し頂きます。ゲストスピーカーである若手プランナー、山本・永島両氏に、元ベテラン行政マンの安藤さんが絶妙な間で入るトークをどうぞお楽しみ下さい。
▼話していたことのリンク
・株式会社シグマ開発計画研究所
https://www.spi.co.jp/
・株式会社アルメック
https://www.almec.co.jp/
・鹿島田デイズ(神奈川県川崎市幸区)
https://kashimada-days.jimdosite.com/
https://kawasaki-city.note.jp/n/n96d00e652477
・まちなかベースキチキチ(神奈川県平塚市)
https://www.hiratsukamachikatsu.com/kichikichi/
・Jsurp「みんなのまちづくりノート」vol.6 まちの拠点づくり
https://jsurp.jp/gyouseki/minna_no_machi/
・Jsurp「まちづくり相談事業」
https://jsurp.jp/torikumi/
▼出演者
◆山本 大地(やまもと だいち)
神奈川県横須賀市出身。東京都立大学大学院卒業後、㈱シグマ開発計画研究所へ入社し、都市計画コンサルタントとして従事。現在は二児の父として育児にも日々奮闘中。
約8年前から川崎市鹿島田のエリアマネジメント組織である「鹿島田デイズ」の事務局を勤め、人と人とのゆるやかなつながりを生み出すコワーキングスペースの運営や交流イベントの企画を行っている。
◆永島 奨之 (ながしま しょうの)
1993年埼玉県生まれ。東京都立大学都市環境科学研究科修了後、2018年に株式会社アルメックに入社。入社後、神奈川県平塚市で地域主体のまちづくり、まちの拠点の運営を経験。現在もまちづくりのプラン作成や実践、交通計画等の業務に携わる。
□聞き手:安藤 裕之(Jsurp理事)
□パーソナリティ:内山 征(Jsurp理事)
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はじめの一歩は?/鹿島田の場合は再開発計画/地域に入ったデベロッパーや地元地権者のまとまりがあったのが大きい/そこで地元地権者中心でエリマネ組織をつくろうという動きがあって「まちの拠点」をつくろうとなった/(まちの拠点の)担い手も地権者/地権者がやる気があったのが大きい/実際に物件を借りようとした際にデベロッパーの存在によってある程度負担を軽減できた/地元として初動の大きなリスクを背負わなくても出来た/空間確保出来るかどうかは大事/事業主体が出来た時もそのなかにまちの不動産業の方がいた/駅前の物件が見付かったのもその存在が大きい/平塚の場合は市が声掛けしたまちのメンバー/鹿島田と異なり不動産業者もいなかったので町を歩いて、情報を拾い集めた/泥臭い方法/そこについてもあまり近道はない/情報を沢山仕入れることが大事/町田でも盛り上がりつつあるが、なかなか情報が集まらない/ある程度の都心部では間借りでも良いのでは無いか/スタートは無理して物件をまるごと借りることに拘らなくても良いのでは無いか/小さくともスタートすれば/いろんな人が集まってこないと/不動産を借りる前に間借りで毎週イベントをスタートするほうがむしろ相応しい/はじまってから失敗するのは怖い/空き店舗借りて拠点つくった経験があるが、色んな活動をやっていたら、その物件に借り手がつき、閉鎖したことも/その後も何代か店は変わったがいまも埋まっている/本来の目的としては人の流れが出来たと/長く続けるという意味では初動期はチャレンジ出来るが、長く続くと個人ベースでは辛くなる/行政や企業の関わりは必然だと思う/次のフェーズとして必要/どのLINEでそれら協力を得るか/地元の地権者主導で事務局として地元の方々と話す立場としては/自分がアイデアを思いついても「それを誰が言うか」で(合意形成は)左右する/地権者の存在は有り難い/誰に納得して貰うかは大事/鹿島田はデベロッパーがまちの価値向上のスポンサーになった/一方で「行政の関わりはどうか」/行政の場合、人事が長くて5年、普通は4年で異動/地域から「抜けてしまうの?」と言われる/そのあと続かない/山本は鹿島田で8年目、永島は平塚で5年目/民間(コンサル)が関わると長く続く/行政に頼ってはいけないと思う/行政で、あるまちで成功すると他のまちも手が挙がると思うが/いま行政は「やってください」というスタンス/条例等でも「やるなら支援します」というスタンス/民間目線で言うと行政が持っている権限を少しでも移行して貰うと助かる/特に広場など公共施設の貸出やそのルール(稼いでは駄目)/それがやれるように下支えするのが一番の行政の仕事/あまり行政に自主事業をやってもらいたいとはあまり思わない/今回の番組で「まちの拠点」は一定の効果がありそうだと分かった/もしゲストスピーカー二人に相談があったら、Jsurpのまちづくり相談窓口までお問い合わせ願いたい(おわり)
#57 みんまちトーク『まちの拠点ってどんな価値がある?(第二回)〜若手プランナー二人が語り合う「まちの拠点づくり・・・その効果」とは』
この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称JSURP(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。
★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!https://jsurp.jp/nyuukai/
第57回は、株式会社シグマ開発計画研究所の山本大地さんと、株式会社アルメックの永島 奨之さんをゲストスピーカーに迎え、Jsurp理事内山征さんのパーソナリティでお届けする「まちの拠点」に関する語り合いの第二回です。全三回でお届けしているこの番組、今回は永島奨之さんが関わっている「まちなかベースきちきち」(神奈川県平塚市)の事例を通して「まちの拠点の効果」についてお話し頂きます。同じ研究室で都市計画を学んび、それぞれ都市計画コンサルタント事務所に就職して約10年。一定の現場経験で独自の見解が積み上がり、意気揚々の若いお二人の息の合ったトークをお聴き下さい。
▼話していたことのリンク
・株式会社シグマ開発計画研究所
https://www.spi.co.jp/
・株式会社アルメック
https://www.almec.co.jp/
・まちなかベースキチキチ(神奈川県平塚市)
https://www.hiratsukamachikatsu.com/kichikichi/
・Jsurp「みんなのまちづくりノート」vol.6 まちの拠点づくり
https://jsurp.jp/gyouseki/minna_no_machi/
▼出演者
◆山本 大地(やまもと だいち)
神奈川県横須賀市出身。東京都立大学大学院卒業後、㈱シグマ開発計画研究所へ入社し、都市計画コンサルタントとして従事。現在は二児の父として育児にも日々奮闘中。
約8年前から川崎市鹿島田のエリアマネジメント組織である「鹿島田デイズ」の事務局を勤め、人と人とのゆるやかなつながりを生み出すコワーキングスペースの運営や交流イベントの企画を行っている。
◆永島 奨之 (ながしま しょうの)
1993年埼玉県生まれ。東京都立大学都市環境科学研究科修了後、2018年に株式会社アルメックに入社。入社後、神奈川県平塚市で地域主体のまちづくり、まちの拠点の運営を経験。現在もまちづくりのプラン作成や実践、交通計画等の業務に携わる。
□パーソナリティ:内山 征(Jsurp理事)
◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp
▼キーワード
平塚の拠点例「キチキチ」/新宿から1時間/商業都市/商店街が面的に拡がっているまち/衰退/なかなかまちの機能更新が進まないなか/2008年頃に地域のメンバーが中心となりまちの拠点をつくった/最初は物件さがし、プログラム、料金設定等、地元メンバーが手探りでつくりあげていった/普段はメンバーが会議する場所/地元でお店を開きたいヒトがお試しする場/チョコやサバ缶を食べる緩い会/鹿島田でもコワーキングスペースの運営の一方で/毎週トークイベントを開催していた/内容はスピーカーにお任せ/いろんなヒトが繋がる場所/両例とも単なる貸しスペースではなく/色んなヒトが出会う場所/一定の人達のための閉じられた場所ではなく/それぞれにとっての場所/少し前の言葉でサードプレイスがあったがそこには「主人(マスター)」がいた/鹿島田には山本さんというプロデューサーがいる/平塚にはいない/地元だけではなかなか制約があると思うが/プロデューサーがいるとその人のディレクションに左右される/平塚は居ないから動きが遅いが/そのぶんプロデューサーのディレクションに寄らない点が面白いかと思う/最初に場所を借りたが機材は何も無く/まちのヒトが色々持ち込んで/2.5mの熊のぬいぐるみを持っていったことも/ゆっくり拠点の性格が形づくられていったのも良かった/「サバ缶食べ比べ」などの緩いイベントは鹿島田を真似た/鹿島田はだいぶ自分で考えたが/定期的にプログラムをやるということ自体は「日本仕事百科」という就活サイトが清澄白河で定期的に「仕事バー」を開催していた/そこに例えば漁師さんが来て話すと、それを聞きたい人が集まるという事象にインスピレーションをもらった/キチキチをつかってチャレンジショップした人でその後平塚でお店を開いた人/古着屋さん/トルコランプのお店/珈琲屋さんも開きたいと言っている/事例は増えている/鹿島田デイズはコワーキングスペースだったので常連さんやカフェ運営している人もいるか/コワーキングと言いつつ、まちのひとが仕事をしていることもあり、あまり(店運営とまちづくり拠点との)垣根はなく/たいてい地域のみなさんが持っている「何かしらのスキル」を地域に活かすきっかけになるということは大きい/今回はまちの拠点の効果を聞いた/前回はある程度の規模のまちには「まちの拠点」があったら良いと話しだった/次回は一番聞きたい「どうやってつくるのか」を聞く・・・(つづく)
#56 みんまちトーク『まちの拠点ってどんな価値がある?(第一回)〜若手プランナー二人が語り合う「まちの拠点づくり」とは』
この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称JSURP(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。
★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!https://jsurp.jp/nyuukai/
第56回は、株式会社シグマ開発計画研究所の山本大地さんと、株式会社アルメックの永島 奨之さんをゲストスピーカーに迎え、Jsurp理事内山征さんのパーソナリティでお届けする「まちの拠点」に関する語り合いです。全三回でお届けするこの番組。第一回は山本大地さんが関わっている「鹿島田デイズ」(川崎市)の事例を通して、まちの拠点とは何かについてお話し頂きます。同じ研究室で都市計画を学んび、それぞれ都市計画コンサルタント事務所に就職して約10年。一定の現場経験で独自の見解が積み上がり、意気揚々の若いお二人の息の合ったトークをお聴き下さい。
▼話していたことのリンク
・株式会社シグマ開発計画研究所
https://www.spi.co.jp/
・株式会社アルメック
https://www.almec.co.jp/
・鹿島田デイズ(神奈川県川崎市幸区)
https://kashimada-days.jimdosite.com/
https://kawasaki-city.note.jp/n/n96d00e652477
・Jsurp「みんなのまちづくりノート」vol.6 まちの拠点づくり
https://jsurp.jp/gyouseki/minna_no_machi/
▼出演者
◆山本 大地(やまもと だいち)
神奈川県横須賀市出身。東京都立大学大学院卒業後、㈱シグマ開発計画研究所へ入社し、都市計画コンサルタントとして従事。現在は二児の父として育児にも日々奮闘中。
約8年前から川崎市鹿島田のエリアマネジメント組織である「鹿島田デイズ」の事務局を勤め、人と人とのゆるやかなつながりを生み出すコワーキングスペースの運営や交流イベントの企画を行っている。
◆永島 奨之 (ながしま しょうの)
1993年埼玉県生まれ。東京都立大学都市環境科学研究科修了後、2018年に株式会社アルメックに入社。入社後、神奈川県平塚市で地域主体のまちづくり、まちの拠点の運営を経験。現在もまちづくりのプラン作成や実践、交通計画等の業務に携わる。
□パーソナリティ:内山 征(Jsurp理事)
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▼キーワード
エリアマネジメント組織「鹿島田デイズ」/コワーキングスペースの運営/まちの拠点とはどういう場所なのか/20−30年前の都市計画やまちづくりでは「まちの拠点」は無かった/古くからある町内会や商店会/もっと色んなひとがまちづくりに関わりたい/いまの時代のニーズ/いろんなヒトが関わるための拠点/コンサルの立場で入った地域で/いろんな地域の方々と繋がって話しをするなかで/こんな場所があったら良いと/まちの拠点という屋内の施設があるまちと(屋外の)広場があるまちとでは違いがあるか/知り合ったひと同士が仲良くなる/場所の価値/場所が無いと(行動する)自分だけネットワークが出来るが/拠点があると様々なつながりが出来る/一番大変なのは物件さがし/どういう場所にするのか/運営するためには事業スキームが必要/家賃はいくらか/どんなコストがかかるか/どんな収入が見込めるか/コワーキングやカフェという事業があったうえで/プラスアルファで「ソトに開く」/困ったことやトラブルは/鹿島田デイズはいまは閉じてしまっている/最初は大手デベロッパーが負担してくれた/もともと5年計画だった/いま別の場所であらためてつくろうと/鹿島田は敷居が低い/誰でも垣根を越えて来やすい/良いまちの拠点だと感じる/いろんな地方があるがまちの拠点はStandardになるか/集客といった経済的指標ではなく社会的指標で価値が認められれば増えていくのではないか/直接の収益ではなく社会基盤としてそのベネフィットを認めていくような社会/そのベネフィットを評価する指標が未整備/機能としては(どのまちにも)あるべき/ある程度の規模のあるまちであれば、まちに関わりたいひとが相当数いる/だからといって町会長に会いに行くというのは相当敷居が高い/そんな時にまちの拠点があると機能するだろう・・・(つづく)
#55 みんまちトーク『みんまちトーク福岡支部予告編 福岡・九州のレジェンドトークや開発、まちづくり等の予告_Jsurp福岡支部』
この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称JSURP(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。
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第55回は、これから配信をスタートする、みんまちトーク福岡支部の予告編となります!!
祈念すべき福岡支部第一回配信のパーソナリティは、九州大学大学院人間環境学府修士1年の;藤 虎康(ふじ とらやす)さん、同じく修士1年;岸本 響(きしもと ひびき)さん。“ガヤ“として、同じく九州大学人間環境学府から、訪問研究員;魯牡丹(Lǔ Mǔdān)さん、研究生;于 思哲 (Yú Sīzhé)さんを加えて4人の若手でお届けします!
今回の福岡支部予告編では、『福岡・九州のレジェンドトークや開発、まちづくり等』を題材にしつつ、これから福岡支部よりお届けする内容を紹介する回です。
どうぞ楽しんでお聴きいただき、今後のJsurp福岡支部からの配信も是非お楽しみになさって下さい!
▼話していたことのリンク
福岡市 天神ビッグバン
https://www.city.fukuoka.lg.jp/jutaku-toshi/kaihatsu/shisei/20150226.html
箱崎九大跡地再開発 福岡市 FUKUOKA Smart EAST
Fukuoka Growth Next
福岡市営地下鉄 陥没事故
https://subway.city.fukuoka.lg.jp/hakata/
福岡アイランドシティ
https://fukuoka-islandcity-days.jp/
UDCIC (アイランドシティ・アーバンデザインセンター)
https://fukuoka-islandcity-days.jp/
福岡市 ウォーターフロントネクスト
https://www.city.fukuoka.lg.jp/jutaku-toshi/waterfront/shisei/wf_turnaround.html
ミズベリング 福岡
https://mizbering.jp/archives/tag/%E7%A6%8F%E5%B2%A1
▼パーソナリティ
□藤 虎康(ふじ とらやす):九州大学大学院 人間環境学府修士1年。
□岸本 響(きしもと ひびき):九州大学大学院 人間環境学府修士1年。
▼ガヤ
◆魯牡丹(Lǔ Mǔdān):九州大学人間環境学府 訪問研究員。
◆于 思哲 (Yú Sīzhé):九州大学人間環境学府 研究生。
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▼キーワード
みんまちトーク福岡支部予告編 / 福岡のレジェンドトーク / 九州福岡で活躍している方からお話を伺う / 開発系のお話 / 1つ目は天神ビッグバンという容積率と航空法に伴う建物高さの緩和 / 主要な建物の建て替えが進む福岡中心部 / エリアマネジメント / We Love天神協議会 / 中心地開発事業者(福岡地所、三菱地所、西鉄、積水ハウス等) / 博多コネクティッドという再開発 / 博多まちづくり協議会 / 2つ目は箱崎九大跡地の再開発 / 事業者(住友商事、西鉄、JR九州、西部ガス、清水建設等のグループ) / FUKUOKA Smart EASTというスマートシティ / 箱崎のまちづくりを進めてきた地元の方 / 3つ目は福岡市中央区大名のFukuoka Growth Next という福岡のスタートアップ支援施設 / スタートアップビザの後押し / 4つ目は市営の福岡市地下鉄 / 七隈線沿線 / 博多駅前の陥没事故 / 地下鉄でのVISA(クレジットカード)タッチ決済 / 5つ目は福岡市の東の埋め立て地であるアイランドシティ / アーバンデザインセンターを設置し、街のブランド化や緑地・交通の課題解決を目指す / 事務局や港湾局、コンサルタント(ダイスプロジェクト)に話を聞く / 6つ目はショッピングモールなど商業系 / マリノアシティ / ららぽーと福岡 / 老朽化や新規開業 / 都市計画系の話題 / 1つ目は自治体の取り組み / 福岡市役所、糸島市役所、福岡県庁 / 建築、土木、造園、機械、電気などの技術職の環境 / 2つ目はアジアの事情 / 韓国の政府系コンサルタントauri や中国の設計研究院、アジアハビタットの人に話を聞く / 拠点が福岡にある国連ハビタットの生活居住向上に向けた国際的な取り組み / 3つ目は緑地・ランドスケープやウォーターフロント / 福岡の東には金印の出た志賀島、西には糸島半島の北崎 / まちなかのウォーターフロントの再整備が進む長浜 / 博多湾に流れ込む11本の2級河川沿いのまちづくり / ミズベリングの取り組み / これから、以上のような盛だくさんのシリーズで進めていく福岡支部 / みなさんお楽しみに!
#54 みんまちトーク『移動式あそび場の星野諭さん<その3> 〜東京デザイナーアカデミーの教え子が聞く星野先生が抱き続けるそのパッション』
この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称JSURP(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。
★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!https://jsurp.jp/nyuukai/
第54回は、前々回、前回に続き、移動式あそび場全国ネットワーク 星野 諭 代表をゲストスピーカーに迎えた番組。星野さんから学生時代から今に至るまで一貫して活動しつづけている「子ども達のための場づくり」を、星野さんの生まれ育ちからじっくりと伺います。今回も聞き手は、パーソナリティも含め、現在星野さんが教鞭をとっている「東京デザイナー・アカデミー(旧東京デザイナー学院)の建築デザイン学科の学生さん三名。知ってはいたけれど、じっくり聴いたことは無かったという先生の取り組みとそのパッションを、三人の学生さんと共にじっくりとお聴き下さい。
▼話していたことのリンク
・移動式あそび場全国ネットワーク
https://mpn-japan.com/
・遊び道具を車に積んで、移動先を遊び場に!移動式あそび場全国ネットワーク 星野諭代表に聞く(新・公民連携最前線)
https://project.nikkeibp.co.jp/atclppp/PPP/434148/091200122/
・東京デザイナー・アカデミー 建築デザイン学科
https://www.tdg.ac.jp/department/architecture/
・NPO法人コドモ・ワカモノまちing(星野さんの活動原点;当時の情報サイト)
https://www.mm-chiyoda.or.jp/story/2110.html
・星野諭さんプロフィールサイト
https://www.tumugiyasan.com/about1-c1x1t
▼出演者
◆星野 諭(ほしの さとる ;通称かーびー)
移動式あそび場全国ネットワーク代表。プレイワーカー/一級建築士/地域コーディネーター/子ども防災活動家。あそびは世界を自由と平和にする!をモットーに全国各地で移動式あそび場を活動中。幼少期は新潟の山で育つ野生児。2001年の学生時代にNPO団体を結成し、空き家を改装した子どもの居場所づくりや里山キャンプ、地域イベントなどを実施。2008年移動式あそび場を創造し、廃材や自然素材の遊び場、サバイバルキャンプ、オルタナティブスクール、イベントなどを関東を中心に全国各地で開催。様々な企業や自治体、大学や地域と協働し、年間100事業を展開し、約3万人の子どもとふれあっている。
◆聞き手
丑久保 太一(うしくぼ たいち)さん、井口 幸来(いぐち さら)さん(共に、東京デザイナー・アカデミー 建築デザイン学科2年)
□パーソナリティ:高橋 美姫さん(たかはし みき)さん(東京デザイナー・アカデミー 建築デザイン学科2年)
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▼キーワード
全国ネットワークというのは具体的に何か/移動式遊び場を「一人でやる」のは限界/これでは社会を変えることが出来ない/子ども達が町中で遊んでいる姿を再びつくりたいという人生のミッション/全国に拡げよう/10年後に100台にしようと/北海道から沖縄まで/月1回の定期的な勉強会/5台から10台になり、現在20台になった/仲間に声をかけ/やり方/お金の仕組みもアドバイスしたりノウハウ交換したり/車を買う方法/カービーの車は鮮やか/子ども達と一緒につくった/車自体が遊具になっている/ネットで登れる/ターザンロープで/車はお金がかかる/20代の頃の常設基地と同じ/車を下さい作戦/各地域で色んな方法/大阪はダイハツに企画提案/ダイハツが行政に寄附し/行政がNPOに支援/入間市では行政事業としてやろうと/子育てセンターで移動式遊び場を整備/八王子は地域の自動車会社が格安で提供してくれた/お金がないときほど企業に飛び込んで/学生も各地域で参加/子どもに関わる仕事をめざしているひとも/それ以外の学生も/確かに上京してきた学生は人とふれあう機会が無いので/子どもと関わると浄化するかもしれない/こどもから教わることも多い/一緒に取り組むことで得るものも/さらに企業や商店街が関わることで/新たなソリューションに繋がることも/子どもも覚えていて、成長したら活動に繋がるのでは/実際に成長した子どもが、子どもを連れてきている/ゴールは「移動式遊び場が無くなる」こと/あくまできっかけづくり/当たり前になるような/道路を封鎖しさえすれば遊び場に勝手になるような/そんな国になるように/全国ネットワークで/遊ぶって決めてイベント化するのではなく/そこに行ったらみんながいて遊びになるような/2008年に移動式遊び場を世界初生み出したと思っていたが/実はドイツでは1978年くらいからやっていたことを知った/いまドイツの関係者と交流している/ドイツではいま400台ある/行政施策として/消防車タイプから超巨大タイプから小型まで/マフィアが売買している地域にあえて移動式遊び場を持ち込んでコミュニティをつくり(マフィアの)居場所をなくす取り組みも/どこでも行ける圧倒的な機能/海外からの観光客も子どもと関わったら/多国籍/異文化交流にも/偶然通りかかった人達と一緒に遊ぶ/歩いていて偶々そういう場に出会うと/楽しそうだし思い出になりそう/掛け算される/色んな人と出会う/口コミで次の仕事が決まることが多い/NHKのプロデューサーと出会って次に繋がったことも/近々では能登の支援/311の頃と異なり、日本中に仲間が居た/大学院生のワカモノと一緒に入った/彼は現地に住むことになり/他の仲間も入って2名体制で遊び場を運営している/持続可能にするヒントとして/1団体ではなく複数の団体で/ネットワーク力が活かされた/学生には「感じて動く」ことをして欲しい/例えば建築を学んでいるみんなも/建築以外にワクワクするようなことを見つけて動くと最終的に建築に繋がると思う(おわり)
#53 みんまちトーク『移動式あそび場の星野諭さん<その2> 〜東京デザイナーアカデミーの教え子が聞く星野先生が抱き続けるそのパッション』
この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称JSURP(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。
★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!https://jsurp.jp/nyuukai/
第53回は、前回に続き、移動式あそび場全国ネットワーク 星野 諭 代表をゲストスピーカーに迎えた番組。星野さんから学生時代から今に至るまで一貫して活動しつづけている「子ども達のための場づくり」を、星野さんの生まれ育ちからじっくりと伺います。今回も聞き手は、現在星野さんが教鞭をとっている「東京デザイナー・アカデミー(旧東京デザイナー学院)の建築デザイン学科の学生さん三名。知ってはいたけれど、じっくり聴いたことは無かったという先生の取り組みとそのパッションを、三人の学生さんと共にじっくりとお聴き下さい。
▼話していたことのリンク
・かーびーのムゲンあそびチャンネル
https://www.youtube.com/@user-yb3ti3jx9v
・移動式あそび場全国ネットワーク
https://mpn-japan.com/
・遊び道具を車に積んで、移動先を遊び場に!移動式あそび場全国ネットワーク 星野諭代表に聞く(新・公民連携最前線)
https://project.nikkeibp.co.jp/atclppp/PPP/434148/091200122/
・東京デザイナー・アカデミー 建築デザイン学科
https://www.tdg.ac.jp/department/architecture/
・NPO法人コドモ・ワカモノまちing(星野さんの活動原点;当時の情報サイト)
https://www.mm-chiyoda.or.jp/story/2110.html
・星野諭さんプロフィールサイト
https://www.tumugiyasan.com/about1-c1x1t
▼出演者
◆星野 諭(ほしの さとる ;通称かーびー)
移動式あそび場全国ネットワーク代表。プレイワーカー/一級建築士/地域コーディネーター/子ども防災活動家。あそびは世界を自由と平和にする!をモットーに全国各地で移動式あそび場を活動中。幼少期は新潟の山で育つ野生児。2001年の学生時代にNPO団体を結成し、空き家を改装した子どもの居場所づくりや里山キャンプ、地域イベントなどを実施。2008年移動式あそび場を創造し、廃材や自然素材の遊び場、サバイバルキャンプ、オルタナティブスクール、イベントなどを関東を中心に全国各地で開催。様々な企業や自治体、大学や地域と協働し、年間100事業を展開し、約3万人の子どもとふれあっている。
◆聞き手
高橋 美姫さん(たかはし みき)さん、井口 幸来(いぐち さら)さん 丑久保 太一(うしくぼ たいち)さん (共に、東京デザイナー・アカデミー 建築デザイン学科2年)
□パーソナリティ:原 拓也(Jsurp理事)
◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp
▼キーワード
311の衝撃/自分に何が出来るか/移動式遊び場を出動することは決めていたが/どこに行くか/避難所をどうするか/車には材料・素材が沢山あるので/現地で子ども達用の遊び場/パーティションづくり/石巻から電話が掛かってきて/オンデザイン西田さんからのヘルプ依頼/大学の仲間からも/一路、石巻へ/現地で感じた臭い/想像を超えた光景/決して「がれき」ではなく「大切なもの」が散乱/ノートや写真、アルバム/2011年9月の遊び場/地域の6団体と合同/4才の女の子/お母さんの手を離さない/ソーシャルワーカーの怖さで母親の手をお風呂もご飯のときも6ヶ月間離さない/その子がいつの間にか母親の手を離して遊んでいた/母親は1時間泣いていた/その時「10年間続けよう」と/恐怖を楽しいが超えた瞬間/仮設住宅/隣のひとたちへの気遣い/当時の仮設は壁が薄い/電話の声も聞こえるし、寒い/そこに遊び場をもっていくことで/隣近所の関係性をつくる/遊び場と同時に高齢者向けのコミュニティカフェをつくった/そこで知り合いをつくる/騒音は「顔の見える関係」で騒音では無くなることも/活動費は世界中から寄附を募った/いろんなところに助成金申請を出した/クラウドファンドも使った/価値を共感したひとが寄附する仕組み/1000万円ほどの寄附を得た/その頃から「移動式遊び場」を本業にした/自分も子育てしていたのである程度の収入は必要だった/例えば「不動産関係」/マンション開発時の周辺のまちの新旧住民のコミュニティづくり(移動式遊び場)/商店街のコミュニティづくり(空き地や駐車場で遊び場)/いろんな企業から委託をもらって/コロナの影響/「リアルで多世代交流」を提供していた/コロナの初年度は収入が10分の1に・・/ピンチはチャンスという気持ち/学生時代から/常設が壊されたから移動式が生まれた/ここまでの経験を全国に拡げる仕組みをつくろうと/勉強会でノウハウシェア会/YouTube『かーびーのムゲンあそびチャンネル』も始めた/ペットボトル一つで200種類の遊び/オンラインだからこそ全国のひとと繋がった/全国の50−60団体と連携/大学や実践者とつくったのが「移動式あそび場全国ネットワーク」(つづく)
#52 みんまちトーク『移動式あそび場の星野諭さん登場!〜東京デザイナーアカデミーの教え子が聞く星野先生が抱き続けるそのパッション』
この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称JSURP(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。
★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!https://jsurp.jp/nyuukai/
第52回は、移動式あそび場全国ネットワーク 星野 諭 代表をゲストスピーカーに迎え、星野さんから学生時代から今に至るまで一貫して活動しつづけている「子ども達のための場づくり」を、星野さんの生まれ育ちからじっくりと伺う回です。そしてその聞き手は、現在星野さんが教鞭をとっている「東京デザイナー・アカデミー(旧東京デザイナー学院)の建築デザイン学科の学生さん三名。知ってはいたけれど、じっくり聴いたことは無かったという先生の取り組みとそのパッションを、三人の学生さんと共にじっくりとお聴き下さい。
▼話していたことのリンク
・移動式あそび場全国ネットワーク
https://mpn-japan.com/
・遊び道具を車に積んで、移動先を遊び場に!移動式あそび場全国ネットワーク 星野諭代表に聞く(新・公民連携最前線)
https://project.nikkeibp.co.jp/atclppp/PPP/434148/091200122/
・東京デザイナー・アカデミー 建築デザイン学科
https://www.tdg.ac.jp/department/architecture/
・NPO法人コドモ・ワカモノまちing(星野さんの活動原点;当時の情報サイト)
https://www.mm-chiyoda.or.jp/story/2110.html
・星野諭さんプロフィールサイト
https://www.tumugiyasan.com/about1-c1x1t
▼出演者
◆星野 諭(ほしの さとる ;通称かーびー)
移動式あそび場全国ネットワーク代表。プレイワーカー/一級建築士/地域コーディネーター/子ども防災活動家。あそびは世界を自由と平和にする!をモットーに全国各地で移動式あそび場を活動中。幼少期は新潟の山で育つ野生児。2001年の学生時代にNPO団体を結成し、空き家を改装した子どもの居場所づくりや里山キャンプ、地域イベントなどを実施。2008年移動式あそび場を創造し、廃材や自然素材の遊び場、サバイバルキャンプ、オルタナティブスクール、イベントなどを関東を中心に全国各地で開催。様々な企業や自治体、大学や地域と協働し、年間100事業を展開し、約3万人の子どもとふれあっている。
◆聞き手
高橋 美姫さん(たかはし みき)さん
井口 幸来(いぐち さら)さん
丑久保 太一(うしくぼ たいち)さん
※共に「東京デザイナー・アカデミー」建築デザイン学科2年
□パーソナリティ:原 拓也(Jsurp理事)
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活動開始は大学4年/こどもと一緒にデザインしよう会/きっかけは幼少期/妙高市出身/3歳から薪風呂/大学(日本大学理工学部建築学科)で上京したときに衝撃/ソトでコドモが遊んでいない/当時はやりたい思いだけ/町に出て町会に何かやらせて下さいと/様々お手伝いするなかで/お蕎麦屋さんに出会う/2001〜2003年の大学・大学院時代/4年生の時にビラをつくって200枚配って/15名ほど仲間をつくり/サークル化して部室を得て/周辺の大学にも声掛け/卒業した頃に神田に空き家が/1階を子供向けに/2階は学生のシェアする場に/ただお金がなかった/家賃10万円を6万円くらいまで下げたがそれでも大変/まずはリノベーションするための素材集め/工務店や取り壊しする現場に行っていろんなものを戴いた/床材から給湯器まで/10万以下で/運営も一大学では限界/五大学でチーム/曜日毎に大学交代制/月曜日は日大建築系なので物づくり/ファッション系大学は染め物/電機大学はロボットつくり/学生×こどもの遊びが毎日生まれた/こどもたちもワカモノ達も繋がった/その子供基地をつくったのは大学院を卒業したタイミング/いまもそのサークルはある/卒業したあとは設計事務所や中間支援組織で働いていた/二足のわらじ、建築士勉強を加えると三足のわらじ/全部したかったこと/いまも基本的には変わらない/いま46歳だが「46歳児」と言われる/29歳で独立/NPO法人コドモ・ワカモノまちingを設立/子ども達と若者達が一緒に企画する掛け算と地域との掛け算/例えば、「ゴミ拾い活動をしたい」学生×「楽器をしたい」子ども達×「ガイドツアーをしたい」商店街=トングなどで楽器を奏でながらゴミ拾いしながら町を案内する/NPO法人設立時には神田の子ども基地が開発で取り壊し/物件を探して悩んでいた時にボトリングカーを見て/遊び場を移動しようと発案/自然体験×こどもの居場所×コミュニティづくりがキーワードだった/それがトラック型でやれば全て同時に出来るとひらめいた/移動式遊び場の原点/その時にトヨタ財団の支援を受けた/その企画書には「災害があったらかけつける」と決めていた/当時は「災害直後はもっとやることがあるのでは?」との自問自答があったが/10年間で150回被災地に通った・・・(つづく)
#51 みんまちトーク『地元のまちへ貢献したいという思い〜シビックプライドの潮流、プランナーとしての関わり方』
この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称JSURP(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。
★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!https://jsurp.jp/nyuukai/
第51回は、前回、前々回に続き、当会Jsurp日本都市計画家協会の理事;堀江 佑典(ほりえ ゆうすけ)さん、同じく理事;谷村 晃子(たにむら あきこ)さんをゲストスピーカーに迎えた回ですが、今回は堀江さんにパーソナリティを務めていただきつつ、内山征理事も交えた三人で、「自分の地元のまちへ貢献したい」というシビックプライドの潮流について、談義して頂きました。そのなかでは、プランナーとしての関わり方にもふれ、“プランナーあるある”も、ちらほら。どうぞ楽しんでお聴き下さい。
▼話していたことのリンク
馬場川通り「まちびらき」
https://www.maebashidc.jp/4143-2/
ミズベリング
https://mizbering.jp/about
チョコアイカ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%B3%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%AB
都市再生推進法人(一社)前橋デザインコミッション
https://www.maebashidc.jp/
東洋経済「ジンズCEOがメガネ並みに「前橋」に入れ込む事情」
https://toyokeizai.net/articles/-/460464
朝日新聞「ヒタチエ(日立駅前に再び賑わいを 期待担い「ヒタチエ」オープン)
https://www.asahi.com/articles/ASR4X7676R4XUJHB00G.html
▼出演者
◆谷村 晃子(たにむら あきこ):前橋市出身。(株)プランニング・プラス ディレクター。一般社団法人エリアマネジメント・ラボ理事、認定NPO法人日本都市計画家協会理事。2006年京都造形芸術大学(現:京都芸術大学)卒業後、地方や首都圏における様々な都市計画・まちづくりプロジェクトに従事。エリアマネジメントが専門。2児の母。子どもにとって面白い、大人になっても帰ってきたい、と思えるまちを目指して地域主体のまちづくりを支援。
◆内山 征(うちやま すすむ):Jsurp理事。(株)アルメック執行役員。技術士、認定都市プランナー(住まい・コミュニティデザイン、交通計画)。地域主体のまちづくり、まちなかの活性化を専門とし、地方での移動性確保や、新技術の活用など、モビリティに関わるまちづくりに取り組んでいる。
□パーソナリティ:堀江 佑典(ほりえ ゆうすけ):昭和株式会社開発事業部営業開発室長。認定NPO法人日本都市計画家協会理事。
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自分の地元のまちとの関係性は/谷村;生まれも育ちも前橋市/中心市街地の馬場川通/新しくなるオープニングイベント/ひさしぶりの訪問/いまは実家が高崎に移ったこともあり/同窓会くらいでしか行かなくなった/昔とは変わった/小学生頃はお祭りがさかん/通常の週末も人をかき分けて歩くような状態/空き店舗もなく/ノートや鉛筆を買いに行くのもアーケードのファンシーショップ/中高生時代もカラオケに/大学から地元を離れたが/たまに帰省する度に/空き店舗や駐車場が増えていった/徐々に大規模店舗が郊外に/群馬は自動車社会だけに/よほどの店で無い限りまちなかに残らなかった/しかしこの数年、まちなかが賑やかになりつつある/新しい動きにわくわく感/前橋は駅から中心地が離れている/子供のころは自転車でまちなかに通っていた/駅は使っていなかった/内山;前橋は最近話題なので行ってみたい/先日「ミズベリング」でも話題に挙がっていた/ローソンでパティシエやっていた人が地元で活動しているらしい【編集者註釈;チョコアイカさん】/前橋はいま、いろんな動きが同時多発的に進んでいる/起爆剤となったのが「MDC」の設立/前橋出身の起業家の投資【編集者註釈;ジンズホールディングスCEI田中仁さん】/シビックプライド持っている人が地域で活動するきっかけとは?/茨城県日立市の駅前では数年前のイトーヨーカ堂撤退後に、あるプロパティマネージャーが「子育てファミリー層」向けのフロアづくりをして、人が戻ってきた/ヒタチエ/そこに東京の千代田区で再開発をやっていた不動産会社のひとやエリアマネジメントの専門会社に勤めているひとやイベント会社のひとが/地元に貢献しようと東京から通って活動しはじめている/未だ効果は出ていないかもしれないがまさにシビックプライドではないか/まちを出たひとが、ソトからみて分かる、あらためて自分が育った環境を愛おしむ感覚で、まちに貢献しようとすることが大切/世代もあるだろう/活動できる環境もネットワークもある程度のお金もあるひとが集まっていると実感/40代超えた僕らは「地元に残る」選択肢はなかったのかも/一回出る/その後完全に戻れなしないけれど、何かしら貢献したいという気持ちに/前橋の場合、昔より近い(新幹線)感覚がある/自分もコンサルをはじめた頃には地元(笠間)の隣の県庁所在地「水戸」に事務所を構えて・・と思っていたが/いまはバンバン通える/いろんな働き方が出来るようになったこともある/但し「地元にしごと」はやりたくないなとも/10年ほどまえに地域主体のまちづくりを支援する仕事をやったが/両親が住んでいるし、商店主は友達、住民代表で恩師が出てきたり、市長も知っている人・・/幸い、成果が出たが、親も「石を投げられず良かった」と/プレッシャーはある/会社にも「儲ける仕事では無いので」と/生まれ育ったまちだという思いはあった/空間よりも人/友人にも当初「どのくらい売上上げたいのか?」と聞いて始めた/「少しはね」という感覚だったので、抜本的な改革ではなく、ちょっと前に戻そうと取り組んだ/仲間を集める工夫点は/長期的な視点でやってくれと言われたので/はじめは道路整備のためのまちづくり組織があった/当時40歳くらいが一番年下だった/実践活動のなかでお年寄りに話しをして/5年後にはその40歳くらいの人が一番年上にした/いまの感覚で商業地をつくれるように/あとは老舗の5代目などよりも新しく出店した人を中心にした/お年寄りらには「あなたたちがつくったまち、あとは若い人にまかせよう」と言ってまわった/全く知らないコンサルが言うより、ここで育った人が言うほうが説得しやすい/自分たちプランナーもいろんなケースで自分が生まれ育ったまちやいま住んでいるまちに関われる機会があると良いと思う