マルクス・アウレリウスの“挑発への作法”
意外にも、ローマ時代、陛下には無礼をはたらく輩がけっこういたようです。
『自省録』の第2巻に陛下はそのことを書いておられます。
陛下が平静でいられた理由、それはきっと、陛下が感情をコントロールしておられたからでしょう。
自分の中に流れる、無意識の声。
この声をつかまえて、前向きに変換する。
感情のコントロールは、きっとそこから。
そんなお話です。
■ こんな人に
· 挑発的な部下/同僚への対応に悩むリーダー
· とにかく“やんちゃ勢”のあつかいに困っているひと
· 怒りのコントロールと組織秩序の両立に関心がある人
今回は、感情のコントロールとリーダーシップについて書かれた古典的名著である、
『すべては「前向き質問」でうまくいく』(アダムズ、2004)と、『自省録』(2世紀)を重ねて考察してみました。
ぜひお楽しみください。
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シリコンバレーの栄光の陰には、いつもこの人がいた。
スティーブ・ジョブズ、
エリック・シュミット、
ティム・クック、
スンダー・ピチャイ……
名だたるリーダーが「ビルに教わった」と口をそろえる。
肩書きより人、成果より関係。
ビル・キャンベルは、叱るときも抱きしめるように、毎日の“ふつうの会話”を積み重ねてチームを強くした。
本エピソードでは、フットボール畑からテックへと転身し、“コーチ”と呼ばれ続けた彼の原則を、私たちの日常で使える言葉に訳していきます。
■ こんな人に
· 部活でも職場でも「チームを強くしたい」
· メンバーとの距離感に悩むリーダー
· コーチングを日常運用したい先生・親・上司
■ 今日の持ち帰り
· 迷ったら「チームにとって最善か」で決める
· メンバーには徹底ケア
· 特別なスピーチより“毎日の声かけ”
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(このエピソードは全編、冗談です)
戦線の夜。またしてもタナカは、
マルクス・アウレリウス帝のテントをたずねてしまいました。
今回のテーマは「リセット」。
「陛下、リセットがしたいです」(三井寿風に)
積み上げたものを手放し、新しいものを取り入れること。
これまで陛下と語り合ってきた時間。
くだらないけど、意外と心に染みる、そんな冗談。
あれはあれで、そのままでもよかったのですが、
いったん手放してみよう。
あえて、さらなるしょうもないものを、
世に問うてみたいと思います。
静かな対話、こころにいつも、ユーモアを。
ストア派の皇帝が教えてくださいました。
手放す過程を楽しみながら、進むがよい、と(たぶん)。
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前回、対談に出演してくれた山内くん(対談①はこちら)。
彼の成長をうながしてきたもの、
それは「挑戦」と「リセット」。
簡単ではないことですよね。
山内くんとの対談をふりかえりながら、
「問い」をおくります。
挑戦するとき、人はどう決断するのか。
そしてリセットするとき、心の内側で何が起きているのか。
リセットの前にある葛藤。
リセットの後に訪れる新しい視点。
肩に乗っていたものがおりる感覚。
もしかしたら、リセットすることによって、
「結果」よりも「プロセス」が詳細に見えるようになるのかもしれません。
対談の中から、「挑戦とリセット」の姿を
もう一度見つめ直します。
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ゲストは山内くん。
現在は通信系の大企業でがんばっています。
話したいことが、ある。
このラジオに、残しておきたい言葉が、ある。
このエピソードには余計な説明は不要です。
山内くん、長時間の収録、また遠方よりのご来訪、
誠にありがとうございました。
いつものことですが、「ZXスタジオ」様におかれましては、
今回もすばらしい収録環境を誠にありがとうございました。
Special thanks 山内くんのお母様
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収録後、田中と山内くんと朱璕くんでむかったお店はこちら
沖縄の音楽が優しく流れる店内で、なぜか僕ら3人は「真の富裕層」について(?)思いをめぐらせました。
そのあと、バーにいきました。
しっかりした味のハイボールをごくごく飲んで、僕らは駅まで歩きました。
その後、はやあるき。
やがて最後、田中はホームまで走り、終電に転がり込みました。
「田中先生、乗れましたか?」のライン。
いいやつらだな、君たちは。
二人とも、電車に乗らないのに歩いてくれて、ありがとうございました。
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ゲストは山内くん。
現在は通信系の大企業でがんばっています。
山内くんのInstagramはこちら。
やってみたいことが出てきた。
彼はいつも挑戦し、積みあげてきた。
積みあげるときには、人一倍、努力をした。
挑戦すると決めたら、する。
でも、リセットすると決めたら、それも、する。
次は──どうやら、世界に目が向いている様子。
挑戦とリセット。
それから、山内くんには、新しく「特に大事にしたいもの」が芽生えているようです。
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ゲストは山内くん。
大学時代、彼の視線は自然と世界へ向かいました。
幼少期に憧れたパイロット。
世界を相手に活躍していた叔父さんの背中。
その影響が、彼に「外の世界」を意識させた。
小1から続けてきた、
全国制覇をも果たしたバスケットボールを、
──「リセット」。
もちろんバスケットは好きなままだ。
しかし、方向性を変えてみる。
次のステージに進むため、語学を学びながら、
カンボジアへ飛び込みました。
かつて広島から福岡へ飛び込んだ経験と
オーバーラップ。
バスケットで学んだことは、いきつづける。
カンボジアで出会った子どもたちの眼差しは、
何よりも大きな学びとなりました。
「挑戦」と「リセット」。
彼の新しい世界が広がっていきます。
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ひきつづき、ゲストは10年前の卒業生、山内くん。
高校時代、彼は越境して福岡へ。
寮生活にもすぐに適応し、スター揃いの強豪校に飛び込みます。
しかし、広島選抜の中心選手だった立場から一転、
過酷なレギュラー争いに放り込まれる日々。
頭を使い、コートの外からチームを助けることもあれば、
スター選手を支える役回りに徹することもありました。
そんな彼の内側で、いつも響いていた声がありました。
憧れの本田圭佑選手の声。
そして、広島の故郷の声。
考えること、耐えること、挑み続けること。
その高校時代の時間が、
彼に新たな気づきを与えていきます。
過程>結果。
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今回のゲストは、10年前の卒業生、山内くん。
現在は通信系の大企業でがんばっています。
広島県の豊かな自然のなかで育つ。
野山をかけめぐった少年は、小学校1年生でバスケットボールに出会った。
大きな選手の間をかいくぐり、空中に浮かぶリングをボールがくぐる
──その瞬間に心を奪われ、夢中になっていきます。
さらに高みを目指した中学時代、広島県選抜に選ばれるという目標を達成。厳しい練習の中で、勝負の重みと楽しさを知りました。
「バスケット選手になるには、勉強も大事だ」
──そんな叔父さんの言葉も心に残ります。
身近な大人たちが、少年の可能性を最大限に引き出してくれた、故郷の時間。
それが、彼の人生を形づくる大切な基盤となりました。
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冗談シリーズ第2弾。
(第1弾はこちら)
今回は、「やるべきことがあるのに、やる気がでない」という、人間普遍の悩みについて、マルクス・アウレリウス帝とお話しました。
陛下は寛大にも、お考えを語ってくださいました。
陛下、ご多忙のおり、貴重なお時間をありがとうございました。
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未完了は、僕らのエネルギーを下げにきます。
終わらせる。それは、ひとつのモヤモヤを消し去るだけではなく、次にむかうためのエネルギーまでわいてくるという、実は一石二鳥の行為。
ですが、終わらせると、さらに良いことがあると、マルクス帝はおっしゃいます。
それは、「髪」をつかめる状態でいられるということです。
セネカやエピクテトスら、ストア派の哲人たちが説いた「機会を逃すな」という教えを、少し冗談まじりに陛下と語ってみました。
こちらのエピソードは、もう完全にフィクションなのですが、
マルクス・アウレリウス帝の『自省録』では、
「終わらせるべきことを終わらせ、次にそなえること」、
「時間を有効に使うこと」、
「優先順位を正しくつけること」
の大切さが、繰り返し説かれています。
陛下からご覧になれば、
「やるべきことがはっきりしているのにやらない」、というのは、
たぶん、ありえないことなのかもしれない、と想像しました。
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教え子から届いた手紙。
20歳をすぎて、家族のことを、いま見つめなおしている、
そんなタイミングにあるセプテンバーさん。
「親の呪縛と呼ぶには大げさかもしれない。」けれど確かに、誰にとっても親の影響は深く長く残るものです。
かく言うタナカにとってもそうなのです。タナカが出会ったこれまでの人たちも、偉かろうが偉くなかろうが、みなそうでした。
このお手紙の内容、きっと心に響く人は多いと思います。
勇気をもって書いてくれて、ありがとうございました、セプテンバーさん。
手紙に書いてくれた問いがありました。
「家族との悩み。そうしたものに、いつ折り合いをつけられるのでしょうか」
僕なりに、この問いに向き合ってみたいと思っています。
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ミュージシャン/落語家志望の朝久くんが、お手紙をくれました。
朝久くんのXはこちら
朝久くんのインスタグラムはこちら
大きな決定を前に、少し立ち止まって考えている、朝久くん。
若者には、可能性をひろげていく、選択肢を増やしていく、そういう対話が必要ですよね。
しかし、最終的には、若者たちは、それらの選択肢の中から、選ぶことになる。
そんな瞬間は、かならずやってくる。
朝久くんには、いま、その瞬間がきているようです。
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(このエピソードは全編、冗談です)
戦線にて、ギリシア語でメモをとっていた、マルクス・アウレリウス帝をたずねました。
寛大にも、陛下は腹を立てている私の話に、耳を傾けてくださいました。
お忙しい中、ありがとうございました。
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感情を、真正面からつかまえるのは、誰しもむずかしいことですよね。
とくに「怒り」は一瞬で燃え上がり、理性をかき消してしまう。
そんなときに使えるのが、「目印をつくる」工夫。
目に見える場所に「ストーリーを持った何か」を置く。
「これを見たら、〇〇な自分になろう」とあらかじめ誓っておく。
僕自身、職場のデスクにあるものを置いています。
古典的ですが、意外に効果があります。
ストア派の皇帝も、きっとほめてくれるはず。
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今回のお手紙は、大学生の、なかやまさん からいただきました。
ありがとうございます。
高校時代のなかやまさんは、明るくリーダーシップに優れた人でした。
大学時代も、その力を活かして活躍中。
自分が前面に出ることもできるけど、でもそれよりも、
どちらかというとメンバーを輝かせる、ということをいつも考えている。
そんなリーダーだという印象を持っています。
高校生活から、大学3年のいままで、休まず走り抜けた、
そんな感じでもあるのかもしれません。
ふと「心の足が地に着いていないこと」に気づいた、というなかやまさん。
その気づき、きっと次につながるものだと思います。
ぜひ、お話しする機会を作りましょう(ラジオでも、それ以外でも)。
ちなみに、今回のお手紙は、ご自分の直筆のものを、写真に撮って送ってくれました。
そういう細やかさ、そういう部分なんだよなあ。とても素敵です。
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前回出演してくれた梅谷くん。
話題は終盤、「感情のコントロール」におよびました。
感情を育む時期。
誰かの感情を観察する時期。
比べる時期。
走らせてみる時期。
そして、コントロールする時期。
古今東西、あらゆるリーダーが向き合ってきたもの。
それが「感情」でした。
感情を基準にして、自分の過去を見直したり、未来を想像したりすると、思考が少し澄んでいくことがあります。
このラジオをお聞きの皆様は、自分の感情と、どう向き合っているでしょうか?
ゲストは医師、美容医療の世界で活躍する梅谷くん
対談の終わりに、前回の佐方くんのときとおなじように、
梅谷くんがMCになり、僕に質問をしてくれました(佐方くんと梅谷くんは友達です)。
若者に言葉をひびかせるには、どうすればいいのだろう。
うーん……
せっかく質問してもらえたのですが、
意外とそんなにしっかり答えられなかったので、
今度、マンハッタンに答えを探しに行こうかと思います。
摩天楼の間にぶらさがってる、
スパイダーマンにでも尋ねてみましょう。
梅谷くん、長時間にわたる収録、ありがとうございました。
また、今回も、お馴染みの「ZXスタジオ」様におかれましては、素敵な空間をありがとうございました。
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ゲストは医師、美容医療の世界で活躍する梅谷くん
この回では、彼が思い描く未来、そしてそのために今、学んでいることについて語ってくれました。
将来は、独立。
それから「アフタースクールをつくりたい」という、素晴らしい構想もありました。
とがった子どもたち。大人と出会う機会を待っている子たち。そんな彼らの力になれる場所を、自分でつくりたい。
いいですねー。
どんな大人と、どんなタイミングで出会うのか。
多くの人は選ぶことができません。
そんな人たちには、自分から会いにいってやろう。
梅谷くんの、末っ子/兄貴肌の鷹揚さが
かいまみえる楽しいトークでした。
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ゲストは医師、美容医療の世界で活躍する梅谷くん
激務の研修医時代を超えて、美容医療の世界へ。
ここでは、生い立ちの中で育まれた経営的なセンス、
中高大でおぼえた「調和」「アクセル」「ブレーキ」が、
いい具合にバランスしました。
彼は、若くして医院を任される立場になった。
日々、リーダーとして組織を動かす。
組織を率いるということ。
責任を背負うということ。
視座が高まった経験をしたことが、トークから伝わります。
感情との向き合い方を変えたこと、それが成功の大きな要因でした。
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ゲストは医師、美容医療の世界で活躍する梅谷くん
人がブレーキを踏むのなら、
おれはアクセルを踏んでみよう。
そうやって突っ走って入学した医学部。
何者になるか。医学部生の悩み。
みんながようやくおそるおそる アクセルを踏みはじめたとき、
彼は、ブレーキの便利さを知りました。
若さとは、未完成であることを恐れずに進むことなのかもしれません。
すがすがしさ。
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美容医療の世界で活躍する医師、梅谷昴太くんが対談にきてくれました。
ちいさいころから孤独に強い子だった。
腕力にも自信があった。
中高時代、学校自体に大きな変化があった(男子校→共学化)。
周りの環境がかわると、「強さの意味」が「腕力」ではなくなっていった。
そんな中、バンドを通して、他者と調和することの面白さを知る。
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